一年振りに仕入れた地物の蝉魴鮄(セミホウボウ)
漁港が併設されている
沼津魚市場だからこそ
出会える魚もいるのです
今日は、そんな魚を
仕入れてきました
2025年2月3日
Vol.4571

いらっしゃいませ
マクロビオティック(玄米菜食)を
基本に据えた
“身体に優しい
美味しい日本料理”
を信条とし
魚菜食文化でもある
和食文化を
支えてくれる漁師の
代弁者として
【佳肴 季凛】の
店主兼熱血料理人の
志村弘信が
今日も認(したた)めます

「おはよう、親方🐡
セミホウボウだよね?」
と、熱血君が
訊いてきました
「おはよう🐡
よく知っているじゃん!」
と、自分
「えへへ・・・♬
だって、一年くらい前に
仕入れた時に
教わったもん」
「そうだったかな
仕入れただけじゃなく
ブログで色々と
話しをしたのは
覚えているけど
今、確認してみるよ」
「うん」
「おっ、あったあった!




で、最後が食レポ
確かに
熱血君と話をしたんだね
そりゃ、覚えているわけだよ」
「でしょでしょ
で、あん時から
今日までの一年間
一度も仕入れなかったの?」
「そうだよ
市場では見ていたけど
他の魚もあったからね」
「へぇ~
で、今日は
魚はあったの?」
「少しはあったけど
殆ど無いに等しいね

まぁ、この時季は
仕方がないって言えば
仕方がないんだけどね」
「あちゃ~
こりゃ、ひどいね
で、セミホウボウは
どこの売場に
いたの?」
「活魚売場だよ

南伊豆・妻良(めら)の定置網で
水揚げされたもので

活かしの状態で
入荷していて

魚自体が少なかったけど
すんなりGET出来たから
良かったよ」
「すんなりGET
ってことは
あんまり人気がないの?
っていうか
美味しくないとか・・・」
「ベラボーに美味しい魚
じゃないけど
お客さんに出しても
全く問題ないレベルだね
たださぁ
セミホウボウのことを
Google先生に訊くと
予測変換で
セミホウボウ まずい
なんて出て来るんだよ」
「マジ!?」
「たださぁ
美味しくない魚はいても
不味い魚を見つける事の方が
実は難しいんだよ」
「そうなの?」
「美味しい魚と
食べ比べれば
はっきりとした違いが
あっても
ある魚を一種だけ
食べている限りは
そんなことって
あんまり無いんだよね」
「ってことは
先入観とか偏見
ってことなの?」
「その程度のことだから
自分の舌で
確認するしかないんだね」
「そうなんだぁ~」

競りの後
無事にGETした
セミホウボウが
こちらです👇

生簀から取り出し

頭と尾の付け根に
包丁を入れ
締めました

冷やし込んだ後
取り出したら
魚市場から
帰ることにしました

鱗(うろこ)はあっても
鎧(よろい)のようなので
一般的な魚同様
鱗を取らずに
そのまま三枚に
卸すことが出来るのは
蝉魴鮄の良いところです

腹の部分を落としたら

骨を抜き
とりあえずの
下処理が終わりました

「こうやって見ると
さっき言ってたみたいに
鎧そのものだね」

「まぁね
ちゃんと血抜きを
しているから
身もきれいでしょ?」
「そうだね
見た目とは大違いだし
少なくとも
ネットで言われているように
美味しくないとは
思えないね」
「さっきの繰り返しになるけど
不味い魚は
そうそういないんだよ」
「これを見れば
納得出来るよね」
それなりの味の
セミホウボウですが
欠点は
数がまとまらない
レアな魚であることです
ただ、こういう魚に
出会えるのは
沼津魚市場には
漁港が併設されているからで
そのメリットを活かし
魚菜食文化の日本料理の
魅力を伝える努力を
怠るわけにはいきません

「今日は
お弁当用の煮物も
仕込んだんだね
そんじゃ、また🐡」
by ミニふぐちゃん
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