早出の休日出勤手当は、生の本鮪の鉄火丼
定休日の今日は、早めに仕込みを終わらせたかったので、
6時前に、厨房に行きました。
仕込みというよりは、明日のお弁当用の準備が中心で、焼物のサーモンの西京漬に串を打ったり、
冷凍庫から、
仕込み済みのお弁当用の鶏の唐揚げを、冷凍庫から出しておき、糠漬用の大根、胡瓜、人参を、
糠床に、
漬けておきました。
そうこうすると、女将兼愛妻(!?)の真由美さんも、厨房に来てくれ、
生の本鮪の南蛮漬やお新香を、カップに盛り付けたら、
揚物の鯵に、新挽粉をつけてくれました。
仕込みというか準備を終えた自分は、お腹も空いたので、普段なら滅多に食べることのない朝御飯を食べることにし、早出の休日出勤手当ということで、
塩釜産の生の本鮪の赤身と中とろで、
鉄火丼を作り、
あっちゅう間に、平らげたのですが、真由美さんの分がなかったのは、朝御飯を食べたからで、少しばかり残念そうな面持ちで、鉄火丼を眺めており、どこかで、手当を出さないわけにはいきそうもありません。
その後、真由美さんは、
折を並べてくれ、自分は、洗い物をし、
玉子焼の鍋など、お弁当用の道具類を用意したら、
最後に、
白御飯用の白米と、
お弁当の昆布御飯用に、白米、押麦、もち米を合わせたものを研ぎ、早出の休日出勤が、終わったのでした。
結果的に、4週連続で休日出勤となり、来週の定休日は、どうなるかは分かりませんが、再来週の30日の休日出勤は、決まっており、休日出勤というより、出張と言うべきものです。
その出張については、明日お話しさせて頂きます。
☆★☆ ラジオエフ 『うまいラジオ』に出演中 ★☆★
毎月第一木曜日 昼2時頃から、ローカルFM局ラジオエフの番組『うまいラジオ』で、旬の魚について、店主兼“熱血料理人”の自分が、熱く語ります。
次回は、5月3日(木)の予定です。
放送エリアは限られますが、お時間のある方は、是非、お聴き下さい。
平成30年3月の鮪(まぐろ)コレクション
4月になりましたが、今日のお話しは月1恒例の鮪コレクションで、いつものように、東京・築地から入荷したもので、全て生の天然の本鮪です。
鮪コレクションは、前月の回想録のような側面もあり、3月は、女将兼愛妻(!?)の真由美さんが、“7泊8日の旅行”に出掛けたりしたこともあったので、いつもの月以上に、いろんなことを思い出さざるを得ませんでした。
そんなことはさておき、3月最初に入荷したのが、
宮城県塩釜産で、この次が千葉県銚子産でしたが、
魚体も小さく、お客様にお出し出来るものとしては、ギリギリのレベルで、一刻も早く使い切りたいものだったこともあり、この場を借りて、お詫びさせて頂きたいくらいです。
というのも、銚子産が入荷した頃は、全国各地が時化で、生の鮪に限らず、殆どの魚も入荷が少なくかったのです。
そんな状況だったこともあり、天候が落ち着き、入荷状況が良くなるのを祈る毎日で、そんな中で、入荷してきたのが、
ギリシャは、自分にとっては、比較的相性の良い産地でもあり、国内外を問わず、もっとも好きな産地の一つでもあり、少なくとも、青森県・大間、北海道・戸井をはじめとする津軽海峡の産地よりも、ずっと好きな産地でもあります。
これまでに何度もお話ししていますが、産地はあくまでも、目安の一つで、鮪に限らず、魚は個体差が全てですし、質の悪い大間と質の良い無名の産地を選ぶように言われれば、それこそ自明の理としか、言えません。
ギリシャ産の次も、
同じくギリシャ産でしたが、このギリシャ産は、かなり脂が乗っており、油田並みの埋蔵量でした。
しかも、2回目のギリシャ産が入荷した頃、お彼岸の時季であるにも関わらず、再び時化模様になって、雪が降って、魚全体の入荷が減り、暮れ並みにセリ値が暴騰し、気を揉んだ日々が、また訪れた次第です。
それでも、お彼岸を過ぎたこともあり、例年同様、天候も落ち着き、生のマグロ類をはじめ、魚全体の入荷も安定してきた中、入荷したのが、
千葉県・勝浦産のもので、この時季の太平洋産らしい身質のものでした。
そして、3月最後が、
宮崎県油津産のもので、傷こそあったものの、身質はピカイチで、年間ランキング入り候補でもあり、この油津産のものについては、こちらをお読みください。
3月は、天候の影響もあり、良いものと悪いものがはっきりした月だったこともあり、出来るだけ、小さめの塊で仕入れるようにしました。
4月になり、天候も落ち着き、魚全体の入荷も増えてきたこともあり、先月よりも、気を揉むことが少ないかもしれませんが、自然相手ゆえ、良いものが入荷するのを、期待するばかりです。
★☆★ 日本料理の匠 ★☆★
【佳肴 季凛】店主兼熱血料理人の自分が、
このように紹介されております。ご興味、ご関心のある方は、上の写真をクリックして、ご覧下さい。
一転した生の本鮪(宮崎県油津産)
今日、東京・築地から届いた生の本鮪は、
宮崎県油津産のものでした。
油津は、同じ宮崎県の川南と並び、大正から戦前にかけて豊漁で賑わった漁港で、鮪を語る上では、避けて通れない産地の一つで、この二つの産地を知らずして、鮪について語るのは、もぐりと言っても、過言ではありません。
昨日発注した時点で、鮪屋の社長に、「季凛さん好みで、年間ランキング入り確実です。」と言われたように、この時季の太平洋産のものらしく、上品な脂の乗り具合と赤身のバランスは、文句無しでした。
嬉々としながら、皮目を見たら、
万事休すにして、絶句・・・。
この傷は、延縄に掛かっている時に、鮫(さめ)によってつけられたもので、自分が通う沼津魚市場では、ヤイトと呼ばれています。
すぐに、鮪屋の社長に電話すると、「え゛っ!?うっかりして、そこを出しちゃいました。すみません。どうにか、使ってください。」と、言われたのですが、声色からして、確信犯ではなく、明らかなチョンボのような感じでした。
本心を言えば、「ふざけなるなよ!返品するから、取りに来やがれ!」と言いたいのですが、仮に言ったところで、事が収まるわけではありませんし、自然相手のものゆえ、良い時もあれば、悪い時もあります。
商売上の付き合いですので、お互い我慢も必要ですし、それが出来るからこそ、信頼が生まれるのであって、それが出来てこそ、一端の商売人であり、大人の対応とも言えるのです。
そんな鮪屋の社長との信頼関係について、お話ししたことがあるので、それについては、こちらをお読みください。
良い時は良い旨を、悪い時は悪い旨を伝え、その理由も聞くことで、お互いの言い分を認め、次からの仕入れに活かすのが、大事なのは言うまでもありません。
今日のように、チョンボみたいなこともあれば、明らかに欠陥があるような時は、発注する時点で、その旨を伝えられることもあり、以前、そのようなことをお話ししたことがあり、それについては、こちらをお読みください。
今日の本鮪は、あまりに良かっただけでなく、社長の誠意ある態度に怒るどころか、笑いすらでてしまう感じで、卸したところ、
案の定にして、
ポッカリと穴が開き、
向こう側の様子も、見ることが出来ました。
これで良しと思いきや、
反対側に、おまけが見つかり、ありゃりゃ・・・。
それでも、身質はかなり良かったので、クオリティ・チェックを兼ねての“お疲れちゃん♪”で、
その良さを堪能し、一緒にあるのは、
室鯵(むろあじ)の開きで、つまみにもおかずにもなる焼物は、自分にとっては、一番の肴にして、おかずでもありますが、今日の本鮪の味わいは、格別でした。
傷は、血合いや皮の部分が大きかったと思うことにし、年間ランキング入りの候補なのは、間違いありません。
☆★☆ ラジオエフ 『うまいラジオ』に出演中 ★☆★
毎月第一木曜日 昼2時頃から、ローカルFM局ラジオエフの番組『うまいラジオ』で、旬の魚について、店主兼“熱血料理人”の自分が、熱く語ります。
4月は、5日(木)の予定です。
放送エリアは限られますが、お時間のある方は、是非、お聴き下さい。
ここ最近の生のマグロ類の相場
今朝、東京・築地から届いた鮪は、
ギリシャ産の生の本鮪で、

前回同様、ギリシャ産の生の本鮪で、部位も、全く同じ腹の真ん中よりやや下で、前回のギリシャ産については、こちらをお読みください。
ただ、今日のものは、脂がかなり強く、脂の埋蔵量は、油田並みと言った感じで、
夏場に入荷してくることが多いニュージーランドやオーストラリア産の生の南鮪のような脂の乗り具合でした。
個人的には、前回の方が好みなのですが、ここ最近は、生のマグロ類の入荷がさっぱりで、築地のセリ場に並ぶのが、数本だったり、目も当てられない状況で、セリ値も暮れ並みとのことでした。
鮪=刺身というイメージが、誰にでもあり、無いということが考えられないものでもあります。
時化が続いて、水揚げがなくても、外国産のものなど、何かしらの入荷があるのですが、自然相手ゆえ、致し方がないとは言え、22日(木)の高値は、
静岡産のもので、
1キロあたり、25、920円で、明くる日の昨日、23日(金)は、
さらに高く、
29,160円で、千葉県産のもので、卸売りの場合、基本的には、消費税抜きの表示なのに、税込み表示になっているのは、変に気に掛かるところです。
静岡と千葉とありますが、推測ではありますが、それぞれの産地は、下田か、銚子だと思います。
マグロ類は、えらとはらわたが抜かれた状態で入荷し、それを仲買人が卸してから、塊にして売るのですが、この時点で、3分の1近くがなくなり、単価としては、30%近く上乗せされるので、30,000円くらいになってしまいます。
塊から、血合い、皮などを取り除き、柵取りすると、さらに3割くらい無くなってしまうので、35,000円くらいになるのですが、あくまでも、原価レベルですので、仲買人の利益などを考えると、実際には、40,000円くらいのものにならざるを得ないのです。
それを切身にすると、一切れあたりの原価は、1,000円を超えてしまい、お客様でお出しする時は、2,500円くらいにしないと、採算が取れなくなってしまいます。
また、部位によっても値段も変わるのですが、話が複雑になってしまうので、ここでは、あえて言及していないのを、承知しておいてください。
鮪屋の取引先である料理店や鮨屋などの多くは、あちらこちらで、仕入れることはせず、余程のことがない限り、同じ鮪屋で仕入れるので、ある程度の定価みたいなものがあり、相場によって、仕入れ値が変わることはありません。
ですので、鮪屋もある程度のところまでは我慢し、時には、仕入れを割って売ることもあるのですが、そういうことが出来るのも、お互いの信頼に基づいているからなのです。
天候不順ゆえ、こうなってしまっているのですが、水産資源の枯渇により、水揚げが少なくなりつつあり、一筋縄ではいかない側面もあるのですが、お彼岸も明け、天候も落ち着きそうなので、安定した入荷を期待するしかありません。
そんな思いの中、
ハイボールで喉を潤した後、熱燗で、
ギリシャ産の本鮪のクオリティ・チェックを兼ねて、“お疲れちゃん♪”と相成った次第でした。
【豆苗の再生栽培は、どうなったか・・・?】
豆苗の再生栽培を始めて、11日目となり、
相も変わらず、
順調に育っており、収穫も間近な気配です。
今年初の外国産の鮪は、ギリシャ産の生の本鮪
今朝、
宅配便で、
東京・築地から、生のまぐろが届きました。
中を開けると、昨日発注したように、
ギリシャ産の生の本鮪が入っており、今年初の外国産のものです。
自分にとっては、もっとも好きな産地の一つで、これまでにも、何度も仕入れたことがあり、それこそ“ババ”を引いたことがありません。
ところで、ギリシャが、正確な表記らしいのですが、ギリシヤのような気もするし、ギリシア、それともギリシァ・・・!?
そんなことはともかく、一般の方には、ギリシャ産の生の本鮪と言うと、ピンと来ないかもしれませんが、ギリシャに限らず、地中海では、各地で水揚げがあり、スペイン、クロアチア、トルコなどでは、養殖もされており、本鮪を語る上では、地中海は、素通り出来ないのです。
青森県の大間、竜飛(たっぴ)、三厩(みんまや)、北海道の戸井などの津軽海峡なんぞ何処吹く風で、ギリシャと聞くと、小躍りしたくなるくらいなのです。
これまでにも、何度もお話ししているように、産地はあくまでも目安に過ぎず、有名な産地だからと言って、全てが良い鮪とは限りません。
巨人は球界の盟主かもしれませんが、毎年ペナントレースの覇者とならないのと、全く同じことと思って頂くと、分かりやすいと思います。
しかも、先週から時化続きで、本鮪をはじめとする鮪の入荷が芳しくなく、一昨日の水曜日が、築地の休市日という条件が重なり、気を揉んでいたのですが、「季凛さん好みのギリシャを、セリ落としました。(目方)は、どれくらい?」という鮪屋の社長の言葉どおり、
袋から取り出すと、神話の国からやって来ただけあり、神々しい姿が現れました。
社長の言葉通りのものであるだけでなく、年間ランキング入りが、必至のレベルで、ギリシャ産の生の本鮪が入荷するのは久々で、3年か4年振りのことです。
ただ、去年の2月の終わりに、

同じ地中海のキプロス産の生の本鮪が入荷したことがあり、それについては、こちらをお読み下さい。
鮮度も良く、血合いの色は、
鮮やかな赤い色をしていました。
部分としては、腹の真ん中より、やや下の部分ですので、
小さいながらも、大とろもあり、
そこを外してから、
中とろと、
赤身に分けておきました。
筋の部分は、
スプーンで、
こそげ取り、
鉄火丼にして、
クオリティチェックを兼ねて、
食したのですが、予想通りの美味しさに、完食。
ちなみに、鉄火丼は、酢飯の上に鮪の切身を乗せたものですが、白御飯の上に乗せたものは、鮪丼で、醤油などの調味料で味付けをしたづけの鮪を乗せたものは、東丼と呼ばれています。
東丼の語源は、づけ鮪の赤い色で、覆われた丼を上から見たときの様子が、東の空から上る朝陽に似ていることによります。
そして、今夜のふぐ料理の先付で、
大とろの部分をお出ししましたが、メインでふぐ料理のふぐ刺は、
月曜日に入荷した三重産の“ジャンボちゃん”こと、超特大の天然のとらふぐ(天然)で、ギリシャ産の生の本鮪&ジャンボちゃんの共演に、自分はお客様になりたい気分でした。
地中海で本鮪が水揚げされるようになると、春を感じる自分ですが、春と言えば、各地でジャンボちゃんの水揚げされることも多いので、そういう意味でも、春うらら・・・♬
【豆苗の再生栽培は、どうなったか・・・?】
現在、豆苗の再生栽培に取り組んでいますが、16日の今日で、
3日目です。
相変わらず、
丈はそのままですが、
新芽がチラホラしてきました。娘がやった時、4日目あたりから、伸び始めたような記憶があり、明日辺りから、成長の気配がうかがえるかもしれません。
平成30年2月の鮪(まぐろ)コレクション
今日から、
3月です。
今日は、バスツアーのお客様がご来店されたり、
第一木曜日ということで、
地元のローカルFM局の電話インタビューが、
あったのですが、こちらは月1恒例のものです。
月1恒例と言えば、当ブログの鮪コレクションですが、今回のお話しは、2月に入荷したものについてで、いつものように、東京・築地から入荷したもので、全て天然の生の本鮪でした。
2月のトップバッターは、
千葉県銚子産のもので、この時季の太平洋産らしい脂の乗り具合で、赤身と中とろのバランスも、それらしいものでした。
この次が、
宮城県塩釜産のもので、前回の銚子産と似たような身質で、この次も全く同様でしたが、産地は、
銚子産でした。
2月のものは、どれもこれもなかなかのものでしたが、この二つの産地は、東日本の中でも、有数の漁港の一つで、生の本鮪に限らず、他の魚も良質なものが多く水揚げされています。
さらに言うと、魚もさることながら、漁場も良いこともあり、古くから漁業が盛んで、結果として、腕の良い漁師が多いのも、良質が水揚げされる理由の一つでもあります。
ただ、何度もお話ししているように、産地はあくまでも目安でしかありません。
今でこそ、青森県大間をはじめ、津軽海峡が生の本鮪としては、有名な産地ですが、有名と良質なのは、全くの別もので、巨人は球界の盟主かもしれませんが、覇者とは限らないことと、同様です。
国産、外国産に限らず、様々な産地の生の本鮪や南鮪を仕入れたことがありますが、今月はなかったものの、和歌山県那智勝浦は、銚子や塩釜以上に、良質な生の本鮪が水揚げされています。
特に、これからの時季は、太平洋産のものの入荷が増えるのが例年のことですが、自然相手ゆえ、どうなるかは分かりません。
また、例年2月は、時化などの悪天候により、入荷はおろか、水揚げそのものが芳しくないのですが、今年の2月は、築地の鮪屋の社長の目利きが、ピンポイントではまった感じでした。
今月も、ピンポイントでなくとも、良質な鮪の入荷を、期待するばかりです。
★☆★ 日本料理の匠 ★☆★
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生の本鮪(ほんまぐろ)の皮の三次利用
今日、東京・築地から入荷した鮪は、
千葉県銚子産の生の本鮪でした。
今日に限らず、塊の下処理は、
最初に血合い、次に皮を取り除いたら、
中とろと赤身の塊に分けておきます。
皮の部分に残った身は、
スプーンなどで、
こそげ取り、ランチメニューなどに使ったり、時には失敬して、
クオリティ・チェックを兼ねた“お疲れちゃん♪”ということもありますが、この写真の本鮪は、今日の銚子産ではなく、那智勝浦産で、過去画像です。
これで、お役御免と相成っても構わないのですが、
まだまだ使い道があるので、こんがり焼くのですが、
左上にあるのは、ひれを動かす骨です。
これらを、
一番出汁を取った鰹節、昆布、椎茸の足、さらに、野菜の手くず、他の魚のあらを焼いたものと共に、
沸き立たせないように、長時間かけて、出汁を取ります。
この出汁は、小鍋の出汁などに使うのですが、濃厚でありながら、上品な滋味深い味わいがあります。
これで、お役御免とはならず、
出汁がらから、皮を取り出し、
鱗を取り除きます。
取り除いたら、
適当な大きさに、
包丁し、
このまま、
出来上がったカレーの中へ。
そして、出汁がらの昆布も、
同様に包丁してから、
カレーの中へ。
そして、最後の最後に、
賄い用のカレーとして、登場するのです。
結果として、鮪の皮の部分は、すき身を取るための一次利用、出汁を取るための二次利用、カレーを作るための三次利用までしたことになります。
また、昆布も、一番出汁を取るための一次利用、もう一度出汁を取るための二次利用、カレーを作るための三次利用まで、行き着いたことになります。
鮪の皮と昆布以外に入っているのは、仕込みの時に余った野菜の皮や芯、お弁当の煮物の余りもの、肉類の切り落としなど、食べられるけど、お客様にはお出し出来ないものを冷凍しておいた食材です。
今回は、仕上げの段階で入れたのですが、包丁した状態で冷凍しておくこともあり、賄いのカレーは、余りものの集大成とも言えるかもしれません。
できる限り、無駄をなくし、食材を使い切るのが、何よりも大切なことで、その姿勢を忘れることなく、仕事をしていきたいものです。
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毎月第一木曜日 昼2時頃から、ローカルFM局ラジオエフの番組『うまいラジオ』で、旬の魚について、店主兼“熱血料理人”の自分が、熱く語ります。
3月は、1日(木)の予定です。
放送エリアは限られますが、お時間のある方は、是非、お聴き下さい。
平成30年1月の鮪(まぐろ)コレクション
今日で、1月も終わりです。
ということで、月1恒例の鮪コレクションが、今回のお話しで、いつものように、東京・築地から入荷したもので、全て生の本鮪でした。
先ず最初が、
青森県三厩(みんまや)産ですが、大間同様、津軽海峡産のもので、津軽海峡で本鮪が水揚げされるのは、8月くらいから、1月の半ばくらいです。
この次が、
千葉県銚子産のもので、この次も、
同じく千葉県銚子産のもので、しかも、所謂“連れ”で、全くの同じ魚の違う部位でした。
約2週間、色が変わることもないかなり質の良い本鮪で、年間ランキング入りは、確実と思われますが、詳しいことは、こちらをお読み下さい。
そして、最後が、
和歌山県那智勝浦産のもので、脂の乗りこそ薄いものの、個人的には、好きなタイプの身質で、前回、前々回の銚子産と同じくらい、色持ちが期待出来るものでした。
そんな今夜は、この大とろの部分を、ふぐ料理の先付で、
お出ししました。
1月の後半は、南岸低気圧や最強寒波の影響で、魚そのものの入荷が芳しくないのですが、ピンポイントで、良い本鮪が入荷してくれ、ひと安心でした。
2月の天候はどうなるかは分かりませんが、今月同様、ピンポイント作戦が、功を奏すことを期待したいものです。
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2月は、2月1日(木)の予定です。
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生の本鮪の血合いの粕漬
先日、築地から入荷した生の本鮪は、
和歌山県那智勝浦産でした。
一番最初にするのが、
血合いを外すことです。
血合いは、お客様にお出しすることはなく、賄い行きとなるのですが、殆どの場合、醤油と日本酒に漬けてから、焼くのですが、冬場は、酒粕が手に入りやすいので、粕漬にしてみました。
大きさにもよりますが、この時は大きかったので、
このように開いてから、
『西京漬』用に仕込んだ西京味噌と酒粕を合わせたものに漬け込みました。
3日ほどで仕上がるのですが、焼く時は、
必ず水洗いするのですが、『西京漬』同様、味がしみ込んでいるので、味が抜けることはありません。
洗ったら、キッチンペーパーで拭き取り、火が通りやすくするためだけでなく、縮まないように、包丁目を入れてから、
串を打ち、焦げないように、火加減を調節しながら、焼いていきます。
火が通ったら、味醂を塗っては焼くという作業を、3回繰り返したら、
焼き上がり、適当な大きさに包丁してから盛り付けるのですが、賄いですので、掻敷(かいしき)も前盛りもありません。
ちなみに、掻敷とは、料理の下に敷く笹や葉蘭などの葉っぱや紙のことで、揚物などの下に敷く天紙も、掻敷と呼びます。
また、前盛りとは、あしらいとも呼ばれ、一般的には、付け合わせのことです。
他のおかずも一緒に並べ、この日の賄いは、
こんな感じになりました。
御飯は、マクロビオティックを基本に据えていることもあり、
雑穀御飯で、入っているのは、玄米、押麦、黒米、小豆、粟(あわ)、稗(ひえ)、黍(きび)です。
汁物は、
清まし仕立ての御椀で、中に入っているのは、玉葱、えのき、人参、青海苔で、小鉢というか箸休めが、
牛蒡と人参のきんぴらとで、香の物は、田舎風の沢庵でしたが、沢庵は頂き物です。
理想的な食事は、一汁三菜(汁物1品、おかず3品)ですが、この日の食事で食べた食材は、約20種類ですので、それに近く、バランスが取れているので、満腹感もさることながら、満足感があります。
自分は、学者や研究者のような専門家でもないので、科学的な専門知識を持ち合わせてはいませんが、料理人である以上、バランス良く美味しく食べてもらうことが一番ですので、それを念頭に置きながら、会席料理の献立も考えています。
賄いは、余りものをはじめ、あるものをその時の気分で作るものですが、商売抜きで作れるのが何よりで、自分にとっては、息抜きでもあり、この時ほど、料理人になって良かったと思うことはありません。
好きでなった料理人である以上、この道を歩き続けられるよう、日々の仕事に取り組み続ける所存です。
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延着で届いた生の本鮪(和歌山県・那智勝浦産)
今朝は、仕込みの前に、
宅配便の営業所に行き、
東京・築地から届くことになっていた鮪を、
受け取って来ました。
全国的に今日は、
1月24日で、予定では、
昨日(23日)に届くことになっていたので、延着でした。
延着の理由は、月曜日の午後から降った雪によるもので、延着の可能性を覚悟した上で、月曜日に発注したのですが、昨日の朝、それが分かると、かなり焦りました。
サービスセンターに問い合わせすると、昨日の時点で、荷物は発送されておらす、最悪の場合、明日の到着の可能性もあるということが分かり、昨日は、仕事の合間を見ては、ネットで高速道路の通行状況を確認し、気が気でない一日でした。
そして、今朝、ネットで確認すると、いつも通り夜中に中継店を通過したことが分かったので、営業所に行った次第です。
クール便とは言っても、袋の氷が溶け、何らかのショックで水没してしまい、使い物にならなくなってしまうことが、一番の心配でしたが、
殆ど溶けておらず、
予定通り、
和歌山県那智勝浦産の生の本鮪が、お目見えしました。
この時季の太平洋産の本鮪ですので、脂の乗りは薄く、
大とろの取れる腹の真ん中より下の部分ですが、本鮪の味を象徴するような魚で、鮪屋の社長曰く、「季凛さん好みのど真ん中!」で、杞憂に終わった延着による最悪の状況を、雲散霧消にしてくれ、不幸中の幸いそのものでした。
本鮪に限らず、脂が乗っている魚もあれば、そうでないのが、天然素材で、それは、時季もさることながら、個体差によるものです。
水産資源が枯渇しつつ昨今、良質なものを求めるのは、容易ではなくなりましたが、そういう状況でありながらにして、今日のような延着というアクシデントに遭遇しても、良いものが良いままで入荷してくれたことに感謝して、
クオリティ・チェックを兼ねて、那智勝浦産の本鮪で、今宵というより、この3日間の心労をねぎらい、“お疲れちゃん♪”
午前中着の荷物が、午後着ということは、鮪に限らず、何度か経験があるのですが、今日のように、翌々日というのは、初めてのことで、どんな形でも、避けたいものです。
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