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もっとおいしいお話し

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鯵(あじ)フライ

先日、賄いの鯵フライについてお話ししましたが今日のお話しは鯵フライの作り方についてです。

鯵フライと言うと、惣菜やおかずのようなイメージがありますが、ちゃんとした素材で仕込み、仕立てると、そのイメージが変わりますし、時には、会席料理の揚物でお出しすることもあります。

鯵フライのイメージというか、先入観があるので、お出しするのは、常連のお客様だけにしています。

日本料理店の看板を掲げている以上、躊躇せざるを得ないのが、一番の理由です。

鯵は沼津魚市場で仕入れたものですが、

この時の産地は島根県浜田で、その時によって、産地は様々です。

また、これからの時季、浜田産のものは脂が乗り、規定以上の脂肪の10%以上になると、どんちっちとして流通しており、どんちっちについては、こちらをお読みください。

鯵の下拵えですが、

包丁で鱗を取ったら、

ぜいごと呼ばれる硬い部分を取り除いたら、

頭を落とし、はらわたを除いたら、水洗いするのですが、『佳肴 季凛』では、その役目は、

女将兼愛妻(!?)の真由美さんです。

水洗いする時は、ボウルに水と塩を入れ、その中で洗うのですが、

これからの時季は、水温が高いので、氷を入れて、鮮度が落ちないようにします。

水洗いを終えたら、

三枚に卸すのですが、150グラムくらいの大きさになると、骨も大きく、食べた時に、食感を著しく損ねるので、

血合い骨を抜かなくてはなりません。

抜いたら、

皮目と身の部分に塩、胡椒をし、

打粉をしたら、

生のパン粉をつけるのですが、パン粉は粗目のものを使います。

あとは、

170度くらいの油で揚げるのですが、

揚物は、中に火が入ると、読んで字の如く、

揚がってくるので、これぐらいになったら、油の切れを良くするため、180度くらいまで、温度を上げます。

その後、

油から上げ、余分な油が落ちたら、

器に盛り付けます。

鯵フライに添えるのは、

ソースと、

粗目に卸した本山葵とマヨネーズで、この山葵マヨネーズが、フライの油を軽い味わいさせてくれます。

油で揚げるからと言って、鯵の身の脂の有無は関係ないように思われるかもしれませんが、脂のある鯵だと、フワフワというか、ホクホクした食感が何とも言えず、鯵フライのイメージが変わるのは間違いなく、それこそ、たかが鯵フライ、されど鯵フライの言葉で表現するのが、一番かもしれません。

どこまで言っても、料理は素材ありきで、素材に勝る味付けはなく、”Simple is Best”なのが、本当に美味しい料理で、そのための努力を怠るわけにはいかないのです。

★☆★ 日本料理の匠 ★☆★

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このように紹介されております。ご興味、ご関心のある方は、上の写真をクリックして、ご覧下さい。

明治大学日和

毎週日曜日、夜8時からNHKで放映されている大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~』を観ている方も多いかもしれませんが、

自分もその一人です。

そんな昨日の放送で、正月の風物詩ともなっている箱根駅伝の第1回大会の様子があり、

自分の母校である明治大学も参加しており、

残念なことに、ゴール目前で、

トップを走っていた最終ランナーが転んでしまい、2位になってしまうシーンがありました。

もし、転倒せずにゴールしていたら、箱根駅伝の初代王者になれたわけで、残念でなりませんが、このようなことがあったとは、つゆ知らず。

ちなみに、第1回大会の出場校は、東京高等師範(現在の筑波大学)、明治、早稲田、慶應の4校だけで、この順番が、第1回大会の順位でもありました。

ところで、明治大学の体育会で有名なのが、野球部とラグビー部であることは、広く知られていますが、昨日は、

東京六大学野球の春のリーグ戦で、

慶應を破り、来週の法政戦で勝ち点をあげなくても、1勝すれば、5シーズン振り40度目の優勝が決まるとのことで、所謂マジック1となり、

【明大スポーツ新聞部】の速報で、デカデカと記事が・・・。

先程の記事は紙面ではないものの、5月15日発行の最新版では、

準硬式野球部が24年振りに優勝したことが、一面に掲載されており、準硬式野球とは、聞き慣れないかといらっしゃるかもしれませんが、簡単に言えば、硬式と軟式の中間のようなもので、なんちゃんってとは言っても、準硬式から、プロ入りした選手もいるのです。

野球同様、明治と言えば、ラグビーで、

長きに渡る低迷ののち、

年明けの全日本選手権で、22シーズン振り13度目の優勝を達成し、この時のことを書かずにはいられませんでした。

また、昨日は、ラグビー部が静岡の草薙球技場で行われた県ラグビーフェスティバルで、

東海大学と対戦し、

大学王者として、

貫禄勝ちをしてくれ、大河ドラマ、野球、ラグビーと、それこそ明治大学日和の一日となったのです。

これまでにもお話ししたことがありますが、1浪して合格したにもかかわらず、恋い焦がれていた第一志望の大学に行きたいがため、あえて2浪し、結果として、大本命、本命、対抗全てに振られ、明治に入学した自分にとっての大学は身分証明証発行機関に過ぎず、在校時代は、鮨屋でのアルバイトに明け暮れていました。

それでも、卒業したとは言え、長い間、母校のことを誇りと思うことはなかったのですが、校友会と呼ばれる集まりに、何度か出席していると、顔見知りの大先輩達に可愛がられるにつれ、母校愛が目覚めるようになり、今では、校歌も唄えるようになったのです。

校友会に出席すると、「板前をやっているけど、学部は何だったの?」と訊かれることも多く、冗談交じりで、「家政学部日本料理学科でした。」と答えると、「そんなものあるわけないだろう!全く・・・。(笑)」と言われる始末。

ちなみに、政治経済学部政治学科卒で、当時は“パラダイス政経”と呼ばれ、それこそ、出席さえしていれば、ゼミにも入る必要もなく、卒業論文も書かずして、卒業出来たくらいで、結果として、鮨屋のアルバイトを邪魔されることもなく、料理のイロハを覚えることが出来たとすると、そういう意味では、良かったのかもしれません。

仕事柄、毎年行われる校友会に出席する機会は少なく、4年前に出席したのが最後で、その時の様子については、こちらをお読みください。

いずれにせよ、母校の名を汚(けが)すことなく、自ら選んだ道を歩み、これからも誇りをもって、努力と精進を重ね、一生懸命生きることで、後輩の手本となれるよう、日々の仕事に打ち込み続けます。

★☆★ 日本料理の匠 ★☆★

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このように紹介されております。ご興味、ご関心のある方は、上の写真をクリックして、ご覧下さい。

一週間の〆は、法事とバスツアー

今日は、法事とバスツアーの御席があったので、

7時前から、仕事を始めました。

出汁を引くなどのひととおりの段取りを終えたら、

蒸物の盛り付けから始めたのですが、バスツアーのお客様の蒸物は、鰯つみれ錦糸蒸し(写真 左)で、法事のお客様の方は、

昨日仕込んだ鱧しんじょう蒸しでした。

どちらも、熱々をお出しするため、あんをはり、蓋をしたら、

温蔵庫にしまっておくのですが、御来店時間の2時間半前を目安に、電源を入れます。

蒸物の後、

デザートの苺のムースを盛り付けたのですが、こちらの器の方は、バスツアーのお客様のもので、法事のお客様とは違う器で、違うのは、

法事のお客様の酢の物(ずわい蟹の辛子酢掛け)で、青の高台の器を使うからでした。

その後、刺身を盛り付けることにしたのですが、刺身を御用意するのは、法事のお客様だけで、今日は、

宮崎県油津産の生の本鮪の中とろの部分を、

御用意し、

帆立(北海道)、小肌(佐賀)、湯葉と共に盛り付け、冷蔵庫へしまっておいたのですが、山葵がついていないのは、お出しする時に、卸したての本山葵を添えるからです。

バスのお客様には、刺身ではなく、刺身替りとして、

山掛けを御用意したのですが、こちらの鮪は、

既製品のねぎとろで、すでに山葵が盛り付けてあるのは、本山葵と練り山葵を混ぜたもので、本山葵のように風味や辛味がなくならないからです。

このような違いがあるのは、ご予算によるもので、デザートのように、料理が重なる部分もありますが、

法事のお客様の献立と、

バスツアーのお客様の献立とは、このような違いがありました。

献立にもあるように、法事の御席を座敷、

バスツアーの御席をテーブルに、

御用意したのですが、全ての準備が整ったら、

バス用の駐車スペースを確保し、

打ち水をし、お客様の御来店を待つばかりとなったのですが、御来店時間も若干ずれていたことも幸いし、重なることなく、料理をお出しすることが出来ました。

そして、御食事を終えたバスツアーのお客様が出発することになったので、

お見送りをし、程なくすると、法事のお客様もお帰りになったら、

片付けを始めたのですが、定休日前ということもあり、仕込みが無い自分は、

長靴に履き替え、

ゴム前掛けをし、洗い物を始めました。

ようやく全ての片付けが終わり、

お昼御飯は、こういう時の定番のカレーで、火曜日もバスツアーのお客様がお見えになったので、

カレーで、

明くる日の水曜日も、

カレーで、

実は、今週は3回カレーを食べたことになったのです。

今お話ししたように、バスツアーで始まった一週間で、〆もバスツアーで、こうして一週間が終わり、〆の〆は、

熱燗で、“お疲れちゃん♬”と相成り、明日は、仕込みも無い完全オフです。

☆★☆ ラジオエフ 『うまいラジオ』に出演中 ★☆★

毎月第一木曜日 昼2時頃から、ローカルFM局ラジオエフの番組『うまいラジオ』で、旬の魚について、店主兼“熱血料理人”の自分が、熱く語ります。

次回は、6月6日(木)の予定です。

s-ラジオエフ
s-うまいラジオ

放送エリアは限られますが、お時間のある方は、是非、お聴き下さい。

鱧(はも)しんじょう蒸しの鱧は、静岡県舞阪産

一昨日、今季初の鱧(静岡県舞阪産)を仕入れたことをお話ししましたが、今日は、この鱧で鱧しんじょう蒸しを仕込みました。

フードプロセッサーに、

鱧の身を入れたら、

細かくしたら、

市販のすり身を加えたら、再びフードプロセッサーにかけ、よく混ぜ合わせたら、

玉子の素をつなぎとして加えるのですが、玉子の素とは、卵黄に分離しないようにサラダ油を混ぜ合わせたもので、味のついていないマヨネーズと思って頂ければ、いいかもしれません。

さらにフードプロセッサーにかけ、混ぜ合わせたら、

ここに、

生クリームを少しずつ加えながら、混ぜると、

しんじょう地が出来上がりました。

これを、

女将兼愛妻(!?)の真由美さんが、

30グラムの大きさに丸めたら、

一口ぐらいの大きさに包丁した鱧の身を、

皮目を上にして、

刷毛で打粉をしたら、

丸めたしんじょう地に鱧の身を乗せたら、

蒸気が上がった蒸し器で、12分程度蒸したら、

出来上がりました。

お出しする時は、器に盛り、あんを貼り、温めなおしたら、熱々の状態で、三つ葉や葱をちらし、もみじ卸しを天に盛り、お出しします。

魚市場の担当者によれば、鱧の本格的な入荷は、今月末あたりになるとのことで、「梅雨の水を飲んで美味しくなる」と言われているように、梅雨入りの前後に、鱧の入荷が増えてきそうです。

そんなこともあり、『鱧料理』のコースをご用意出来るのは、入荷の状況によるので、未定ですが、詳細などについては、直接お問い合せください。

★★★ 佳肴季凛謹製 西京漬 ★★★

当店では、お中元、お歳暮などの贈り物に最適な『西京漬』をご用意いたしております。

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銀鱈、サーモン各3切入  3,480円     ※クール便にて発送可

店主自ら、魚市場で吟味した“銀鱈”、“サーモン”を使用し、お手製の有機西京味噌で仕込んだ逸品です。大切な方への贈り物に、是非どうぞ。

鯵(あじ)フライ率高し

今朝は、

沼津魚市場で、

島根県浜田産の鯵を仕入れました。

一年を通じて、入荷がある鯵ですが、これから夏にかけて、脂が乗り、特に、浜田産のもので、脂肪含有量が10%を越えると、どんちっちという名前で出回るようになり、どんちっちについての説明は、こちらをお読み下さい。

今朝の鯵も脂は乗っていたのですが、どんちっちではありませんでした。

鮮度も良いので、刺身でも食べられるのですが、ランチメニューの季(おひとり 1,500円)では、

鯵とズッキーニの揚げ出しでお出ししたり、

会席料理の揚物として、鯵の新挽(しんびき)揚げにし、海老の彩り揚げと共にお出ししています。

ところで、今朝のように、鯵を仕入れると、何らかの形で、お昼の賄いとして、鯵を食べることが多く、今日は、

海老フライ付きで、鯵フライにしました。

鯵フライだけの時もあれば、

冬場だと、

牡蠣フライも一緒の時があります。

時には、

カレーと共に、

鯵フライを食べることもあります。

鯵フライは脂で揚げるので、身自体の脂はさほど関係ないように思われるかもしれませんが、脂の乗った鯵を使った鯵フライは、ホクホクにして、フワフワの食感が何とも言えません。

それこそ、たかが鯵フライ、されど鯵フライなのです。ただ、個人的には、フライの中で、もっとも好きなのが、海老フライで、16/20や、21/25と呼ばれ、12~13センチくらいの海老フライだけなら、20本は軽い、軽い・・・♬

本題の鯵フライですが、作り方は殆どの方がご存じでしょうが、別の機会に改めてお話しさせて頂きます。

★★★ 『佳肴季凛』謹製 【鰯の丸煮】 ★★★

当店では、お中元、お歳暮、手土産などの贈り物や、お取り寄せに最適な【鰯の丸煮】をご用意いたしております。

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5パック(10本)入 2,250円     ※クール便にて発送可

“大羽(おおば)”と呼ばれる大きめの真鰯を使用し、店主の“熱き想い”と共に、煮詰めた逸品です。大切な方への贈り物に、是非どうぞ。

ようやく初入荷の鱧(はも)

今朝は、

沼津魚市場に行って来たのですが、あろうことか、自分宛に届くことになっていた静岡県舞阪産の鱧(はも)が、届いていなかったのです。

これまでに、そのようなことはなく、すぐに送り主である浜松市の魚屋の担当者に電話をしたところ、「送ったはずですし・・・。運送会社も、まだやっていないので・・・。どうしましょうか?」との返答。

届け先を間違ったのかと思い、可能性のある場所を探し回っても、見つからず、途方にくれており、再び電話したところ、「全てこちらの責任ですので、荷物があっても、こちらに送り返すようにしますから、今回は無しでよろしいでしょうか?」と言われ、どうしようもないので、魚市場から帰ることにしました。

【佳肴 季凛】に戻り、しばらくすると、魚市場の職員から電話があり、「季凛さん宛の荷物があるんですけど、どうしましょうか?」と言われ、魚市場の近くにある包装資材店の配達日ということもあり、それらと共に、届けてもらうことにし、事なきを得たのです。

ランチの営業が始まる頃、

鱧が届けられ、

中を確認すると、

活締めにされた鱧が入っていました。

タイトルにもあるように、今季初入荷の鱧で、初入荷がアクシデントとはいえ、無事に入荷したことに、胸をなでおろし、ランチの営業が終わるまで、このままにしておき、営業後、

鱧の下拵えをすることにしました。

活締めの鱧ですので、

頭と、

尾の付根には、血抜きのための包丁が入っています。

ヌメリを取り、はらわたを抜き、

水洗いし、

卸したら、

鱧の下拵えのメインイベントとも言うべき骨切りをしました。

今日の鱧は、

鱧しんじょう蒸しに仕込むので、骨切りを終えたら、

尾などの細い部分の身と、

皮を分けておき、

身の部分は、揚物などに使うため、このまま冷蔵庫へ。

本格的な入荷はもう少し先になりそうですが、当店の『鱧料理』もそろそろと言った感じで、季節も春から夏へと移ろい始めました。

バスツアーで、四世代総動員

昨日に引き続き、今日もバスツアーの御予約があり、

7時前から、仕事を始めました。

出汁を引くなど、普段の段取りを終えたら、

盛り付けをしたのですが、

約40人の御席ということもあり、

テーブル、

御座敷での御用意で、写真の料理は、刺身替りの山掛けです。

今日のように人数が多いと、御席を分けて座って頂くことがあるのですが、今日は、それ以上の難題があり、未体験のことで、仕事をする前から、かなり緊張していました。

というのも、数人いるホールスタッフのバイトが誰も出勤出来ないという未曾有の事態が起ってしまったからです。

どんなに人数が多くても、法事であれ、バスツアーであれ、準備をするのは、自分と女将兼愛妻(!?)の真由美さんで、たまに、普段洗い場や雑用をしてくれる義母でこなしています。

義母は、毎日出勤しているのですが、ホールの仕事に関しては、全く出来ないので、約40人の御席を2人でこなすには、かなり頭をひねっていました。

ただ、片付けに関しては、授業が午前中で終わる次女(中2)と、実母が手伝ってくれることになっていましたし、どんな状況であれ、片付けはどうすることも出来るので、半分無視していました。

そんな状況とは言え、

御座敷、

テーブル、

カウンターと、全てのセットが整い、

打ち水をし、御来店時間が刻々と近づいていました。

また、今日は、添乗員もバスガイドもいないので、運転手が、途中で連絡をくれなかったら、大パニックになることが必至でしたが、途中と最後の見学場所で、忘れずに連絡をくれただけでなく、最終見学地が、【佳肴 季凛】から、車で10分程度のところの【富士山かぐや姫ミュージアム】でしたので、到着時間も大体の予想がつき、バタバタしたものの、全ての料理をお出しすることが出来ました。

そして、外に出ると、

バスのフロントガラスには、

出発時間が貼ってあったのですが、その頃、バタバタモードとなりつつあった洗い場では、

次女(写真 左)、実母(同 真ん中)、そして、卆寿の祖母(同 右)が、洗い物をしてくれており、実母と祖母は、今だ現役で、富士宮市で食堂をやっているので、勝手は違えど、ある程度のことは出来るのです。

そして、予定通り、

出発し、真由美さんとお見送りをした後は、

お片付け、

お片付け~、

さぁさ、

皆で、お片付け・・・♬

先程、義母とお話ししましたが、この写真の左に写っているのが、義母で、実母と同じ、昭和23年1月生まれにして、B型で、何の因果か、この二人は、食べ物の好みや性格など、かなりの点で似ているのです。

そして、洗い物の目途がついたら、次女と祖母は、

今夜の御席の準備や、

テーブルの掃除をしてくれており、そんな様子を尻目に、洗い物を終えた自分は、

仕込みを始めた頃には、全ての片付けが終わり、

お昼を食べることにし、昨日同様、カレーだったのですが、このカレーはFacebookで知り合いになった女性から貰ったものです。

また、この女性とは実際に会ったこともあるのですが、何故か真由美さんとも馬が合い、SNSが取り持つ不思議な縁というか繋がりとしか、言い様がありません。

縁と繋がりと言えば、今日は、祖母、実母と義母、自分と真由美さん、そして次女と、四世代が集結し、仕事をこなしたことで、家族の繋がりを再確認することが出来ました。

何はともあれ、体力よりも、神経を使った一日で、無事に終えることが出来たのが何よりで、経験こそ、財産ということを改めて知ることが出来、料理の道は、まだまだ深く、日々の精進を欠かすわけにはいかないのです。

☆★☆ ラジオエフ 『うまいラジオ』に出演中 ★☆★

毎月第一木曜日 昼2時頃から、ローカルFM局ラジオエフの番組『うまいラジオ』で、旬の魚について、店主兼“熱血料理人”の自分が、熱く語ります。


次回は、6月日(木)の予定です。

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放送エリアは限られますが、お時間のある方は、是非、お聴き下さい。

今日もバス、明日もバス

今日は、バスツアーの団体のお客様がお見えになるので、ひととおりの準備を終えたら、盛り付けをすることにしました。

最初に、

蒸物(鰯つみれ錦糸蒸し)を盛り付けたら、

温蔵庫にしまったのですが、この時点では、電源は入っておらず、熱々をお出しするため、御来店時間に合わせて電源を入れます。

その後、冷蔵庫にしまう料理を盛り付けることにし、冷蔵庫にしまう都合で、最後にお出しするデザート(苺のムース)から、

刺身替り(山掛け)、

先付(うすい豆腐)と盛り付けたのですが、

うすい豆腐がグリンピースで作った豆腐で、グリンピースのことをうすい豆と呼ぶことに因んでいます。

また、今日のバスのお客様は、人数が多かったこともあり、テーブル席と御座敷に御席を御用意したので、

スムーズにお出し出来るように、付箋を貼っておきました。

そして、最後に小鍋を盛り付けたのですが、

今日の小鍋は、

ひじきと野菜の小鍋仕立てで、小鍋には、雑穀(玄米、押麦、黒米、もち麦、はと麦、小豆、あわ、ひえ、きび)、玉葱、長葱、もやし、水菜、牛蒡、人参、ひじき、豆腐、葛切り、庄内麩、大豆が入っています。

また、小鍋はマクロビオティック(玄米菜食)を基本に据え、“身体に優しい、美味しい日本料理”をお出ししている【佳肴 季凛】のマストアイテムでもあり、出汁は、様々な魚のあらを焼いたものと、一番出汁を取った後の鰹節、宗田節、椎茸の足、昆布、野菜の皮などと共に、弱火で長時間煮出し、それに味をつけたものです。

小鍋を、

御座敷とテーブルに配膳したら、腹が減っては何とかということで、

早お昼ということで、かき揚げ入りのカレーうどんを食し、来たるべき“決戦”に備えることにしました。

全ての準備が整い、バスガイドの方から連絡が入ると、

戦闘モードに入る準備をし、程なくすると、

バスの到着と共に、一気に戦闘モードに。

戦闘モードと言っても、バスの御席は短期決戦ですので、全ての料理をお出ししたら、合間を見ながら、洗い物をするのですが、明日もバスツアーのお客様がお見えになるので、

洗い上げた器のうち、明日も使うものは、そのままにしておきました。

そうこうしていると、出発時間となったら、

雨降りだったこともあり、玄関先でお見送りした後は、再び戦闘モードということで、

お片付け~、

お片付け~、

さぁさ、皆でお片付け・・・♬

先程お話ししたように、明日もバスのお客様がお見えになるだけでなく、今日以上の人数ですので、この後、

テーブル席だけでなく、

御座敷のセットをしてもらっている間、自分は、

諸々の仕込みに追われ、

仕込みが終わったら、

器出しをし、

このような状況ゆえ、今夜の営業は、お休みさせて頂きました。

得てして、こういう時ほど、前もっての問い合わせや、当日の御予約を頂くもので、今日も然りで、お断りをしてしまった御客様には、この場を借りて、お詫びさせて頂きます。

明日は、今日以上の戦闘モードを覚悟して、仕事に臨むので、これにて・・・。

二週連続の休日出勤は、バスツアーの準備

定休日の今日は、明日、明後日とバスツアーの団体のお客様がお見えになるので、その仕込みと準備をしたのですが、先週の定休日同様、二週連続ということになりました。

一番最初に、女将兼愛妻(!?)の真由美さんが、

鶏の唐揚げ用に下味をつけるため、もも肉を掃除してくれ、それを薄口醤油と日本酒を同割したものに漬け込んだ後、

小鍋用の野菜を仕込んでくれ、

玉葱、長葱、えのき、しめじ、人参が入っており、これに、水菜ともやしを合わせます。

その後、真由美さんは、もう1つの揚物である鯵に、

打粉をしてくれ、その頃までに、自分は、

山掛け用の大和芋を伸ばしたり、

サラダ素麺の野菜と、

薬味用の葱を包丁し、サラダ素麺の野菜には、長葱、茗荷、ピーマン(赤、緑)、パプリカ(黄、オレンジ)、アーリーレッド、人参、紅芯大根、レッドキャベツが入っています。

そして、仕込みを終えた真由美さんは、

テーブル席に御席の準備をしたり、

洗い物をしてくれ、自分は最後に、

先付用のうすい豆腐(グリンピースの豆腐)を仕込んだら、

米を研ぎ、仕込みは終了し、最後に、

包丁を砥ぎ、

二週連続の休日出勤が終わりました。

明日のお客様は、テーブル席と御座敷のご利用であるだけでなく、到着時間によっては、フリーのお客様の御席の御用意が出来ない可能性もございます。

また、明後日もバスツアーのお客様が御来店されるのですが、明日以上の人数ゆえ、満席となっております。

このような時に限らず、当店では、御来店の際には、御予約をお勧めしておりますので、くれぐれも宜しくお願い致します。

W法事の後に、バスのお客様用の器出し

今日は、御座敷、テーブルともに、法事の御予約を頂いていたので、

7時前から、仕事を始めました。

ひととおりの段取りを終えたら、蒸物(鰯つみれ錦糸蒸し)から、

盛り付けたら、

温蔵庫にしまっておき、頃合いを見て、電源を入れ、熱々をお出し出来るようにしています。

その後、刺身などを盛り付けたのですが、

今日の鮪は、金曜日に入荷した生の本鮪(那智勝浦)で、その中とろの部分をお出ししたのですが、神棚に奉りたくなるほどのものでした。

生の本鮪以外に、蛍烏賊(富山)、小肌(佐賀)、湯葉を盛り付けたら、

冷蔵庫にしまっておき、山葵がついていないのは、

お出しする直前に、

卸したての本山葵を添えるからです。

また、テーブル、

御座敷とも、

献立も全く同じで、セットしてある小鍋は、

献立にもあるように鰻鍋でした。

鰻鍋は、蒲焼にした鰻を、笹がき牛蒡をはじめ、玉葱、えのきなどの野菜と共に、温めたものを召し上がって頂くのですが、笹がき牛蒡の風味が、何とも言えません。

ちなみに、既製品の蒲焼を使っているのですが、そのものよりも食べやすく、個人的には、こちらの方が好みでもあります。

全ての準備が整ったら、

打ち水をし、御来店を待つばかりとなり、御予約時間もずれていたこともあり、問題無く全ての料理をお出しすることが出来ました。

どちらのお客様もお帰りになったら、

片付けをしたのですが、休み明けの火曜日に、

バスツアーの団体のお客様がお見えになるので、使う器はしまわずに、

番重に入れておきました。

朝から何も食べずに、お腹も空いてきたので、

刺身に使った生の本鮪の鉄火丼をてんこ盛りで食べてしまい、そのまま休憩というか、昼寝タイム。

ただ、食べてすぐに横にならなかったので、牛にはならずにすみ、夜の営業時間となったのですが、合間を見ながら、 出来る仕込みをやろうと思ったのですが、 そこまでは手が回らず、明日は予定通りの休日出勤です。

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