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もっとおいしいお話し

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新しいランチのお品書き

料理が好きで、料理人になって、3分の1世紀にして、誰が名付けたのか、熱血料理人。

そんな料理への想いや日々の様子を、 熱血料理人の店主・志村弘信が3633回目の今日も認(したた)めます。

今日、 新しいランチのお品書きが納品されたのですが、

ランチメニューは、

昨年の暮れにリニューアルし、

全てのコースに、西京焼をお出ししています。

新しいお品書きのメニューそのものは従来同様で、新しくしたのは、

裏面のお取り寄せというか、お持ち帰りが可能なアイテムです。

新しいというか、付け加えたのが、

当店オリジナルのポーセラーツの器で、

カウンターの隅にある“癒やしのふぐギャラリー”にも置いてあり、イラストを描いたのは、女将兼愛妻(!?)の真由美さんです。

すると、チビふぐ三羽烏がやって来て、

「親方、やっと載せたね。」

「そうそう。事務仕事は、つい遅れがちになっちゃうんだよね~。あと、【季凛オンラインショップ】でも購入できるようにしたから、良かったら、お買い求め下さいな。」

「勉強してくれる?」

「それは、普段の行い次第かな。(笑)」

「・・・・・。とりあえず、お小遣いを貯めようっと。」

従来どおり、これらは、通販サイトだけでなく、御来店頂いてても、ご購入出来ます。

ご不明な点などがございましたら、お気軽にお問い合わせ下さい。

駐車場の草むしり

生涯、一料理人を貫くためが想いを、『佳肴 季凛』店主兼熱血料理人の志村弘信が、3632回目の今日も認めますので、お付き合いのほど、宜しくお願いします。

ここ数日、雨模様の天気でしたが、 久し振りに晴れ間も見えたので、

仕込みが済んだら、女将兼愛妻(!?)の真由美さんと、

駐車場の割れ目から生えている雑草を抜いたり、

ごみ拾いをしました。

すると、もぬけの殻となった店内から、

チビふぐ達がやって来て、「親方、真由美さん、おはようございます♪」

「おはよう。」

「親方が手伝うのは、珍しくない?」

「珍しいっていうか、どうしても仕込みの方を優先するようになっちゃうから、なかなか出来ないんだけど、今日は魚市場が休みで、仕込みも少ないから、一緒に出来るんだよ。」

「ふぅ~ん。いつも仲良し子吉で、いいね。」

「まぁ~ね。ところで、この蛙(かえる)の置物には、面白いエピソードがあるんだよ。」

「?何?何?、知りたい、知りたぁ~い。」

「下の娘が幼稚園に上がる前のことなんだけど、なかなか言うことをきかない娘に、真由美さんが『いいかげんにしなさい。嫌だったら、外にいなさい。』って言ったんだけど、どうしたと思う?」

「わかんない。」

「何を思ったのか、この蛙の背中に乗って、しばらくそのままでいたんだよ。」

「え゛っ!?マジで?」

「本当だよ。」

「ぎゃはは。でも、誰に似たのかねぇ~。」

「・・・・・。」

無事に掃除も終わり、定休日明けの一日にして、当店の一週間が始まったのでした。

#春休みごはん(後編)

料理が好きで、料理人になって、3分の1世紀にして、誰が名付けたのか、熱血料理人。

そんな料理への想いや日々の様子を、 熱血料理人の店主・志村弘信が3631回目の今日も認(したた)めます。

沼津魚市場に行かない時、娘達のお弁当を手伝うことが多く、今日は、

筍御飯を炊き、 炊いている間に、

蒟蒻と、

さつま揚げを煮上げたり、

ブラックバスの西京焼を仕上げました。

すると、ミニふぐ達がやって来て、「おはようございます、親方♬ブラックバスの西京焼って、前にブログに書いたものだよね。」

「そうそう。

その時のブログが、これこれ。そんなことより、筍御飯が炊き上がったから、向こうに行っていてね。」

「はぁ~い。」

そして、娘達のお弁当は、

お弁当の献立を決める女将兼愛妻(!?)の真由美さんが、このように仕上げました。

すると、

「娘ちゃん達、行ってらっしゃあ~い!」

ところで、新学期も始まり、二週間近く経ってしまいましたが、例の『#春休みごはん(前編)』の続きも同様となってしまい、今日は、その後編です。

8日目は、

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: s-RIMG7830.jpg

海老の彩り揚げと鯵の新挽(しんびき)揚げにした、天ぷらうどんならぬ変わり揚げうどんで、揚物は、前日のお弁当の揚物を余分に仕込んだものです。

続く、9日目も、

うどんで、きつねうどんでした。

きつねうどんと言えば、油揚げですが、正確に言うと、この時の油揚げは、新潟県の名産の栃尾揚げです。

10日目は、

かつ丼でしたが、所謂(いわゆる)かつとじにはせず、丼つゆ(濃いめの天つゆ)にくぐらせてから、温玉(温泉玉子)などをあしらったもので、アレンジかつ丼と言えるかもしれません。

11日目は、

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なめこ入りのたぬきうどんで、あくる日(12日目)は、

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サーモン丼で、サーモンは、今や、刺身の代名詞の鮪(まぐろ)を凌ぐ人気で、娘達もお気に入りの魚でもあります。

16日目が最終日で、オーラスがうなとろ丼だったのは、

前編の冒頭でお話ししたので、残すところ3日となり、13日目は、

月見うどんで、14日目は、次女だけでしたので、次女が好きな牡蛎を入れた天丼にしてあげ、この日が、沼津魚市場への最終入荷でした。

そして、ラス前(15日目)が、

帆立と下足のキムチ丼で、胡麻油の風味がアクセントになっています。

ということで、16日間続けた#春休みごはんが、無事に終わり、日常に戻ったのですが、前編でもお話ししたように、商売抜きで作れる賄い作りは、色んな意味で楽しいものです。

さらに言うと、時間に余裕がある時は、自分が食べたいものを、自分好みに作ることが出来、それこそが、嬉しい報酬とも言えるかもしれません。

『西京漬』などの新しい化粧箱

生涯、一料理人を貫くためが想いを、『佳肴 季凛』店主兼熱血料理人の志村弘信が、3630回目の今日も認めますので、お付き合いのほど、宜しくお願いします。

今日は、ランチの営業が終わったら、

鰯の丸煮

『鰯の丸煮』と、

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: s-key-3.jpg

『西京漬』の箱詰と包装をすることにし、先ずは、

『鰯の丸煮』を箱詰し、

女将兼愛妻(!?)の真由美さんが包装し始めると、

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: s-RIMG8587.jpg

ミニふぐ三羽烏は、そばでおとなしく見ていました。

『西京漬』の箱詰を始め、

銀鱈、サーモン、鯖が各2枚入ったもので、15種類あるセットのうちで、一番人気のものです。

すると、

先程同様、

一部始終を、

おとなしく、

見ていたのですが、「親方、化粧箱がいつもと違うんだけど・・・。」

「よく、気付いたね。最近、変えたんだよ。」

「やっぱりね。」

「年が明けてから、色々調べ、サンプルを取ったりして、使い勝手を確認していたんだけど、これまでのものもあるから、順次、代えていくよ。」

「ふ~ん。」

「それでね、2、3日前に、新しいのが3種類、届いたんだよ。そのことが、今日のお話しだから、さっきみたいに、おとなしくしていてね。」

「はぁ~い♬」

前置が長くなりましたが、ここからが本題です。

新しい化粧箱は、

3つの大きな段ボールに入って届き、個室にある椅子とテーブルの大きさを見ると、大きさが想像が出来ると思います。

ちなみに、3つの総重量は、

70キロですので、1個あたり、23キロです。

中を確認することにし、

一番小さいものは、黄色の地に雲竜(うんりゅう)柄が入ったもので、

中と、

大は、黒一色のものです。

箱に入れる数や、入れた時の状態を考慮しながら、

クッションペーパーを敷き、箱詰し、

封をすれば、包装するのみです。

箱自体は既製品ですので、

これまで同様、こちらで、ラベルを貼るようになっています。

新しいもの好きであるだけでなく、飽きっぽい性分ですので、装丁が変わることは、それこそ想定内ですが、肝心の中身の美味しさを変えるつもりはありません。

お弁当の後に、フライヤーと厨房の掃除

料理が好きで、料理人になって、3分の1世紀にして、誰が名付けたのか、熱血料理人。

そんな料理への想いや日々の様子を、 熱血料理人の店主・志村弘信が3629回目の今日も認(したた)めます。

法事用のお弁当の仕上がり時間も早かった今日は、

5時前から、仕事を始めました。

魚市場に行く時は、4時起きですので、30分以上遅れの起床は、かなり楽なのは、間違いありません。

煮物(人参、牛蒡、さつま揚げ、蒟蒻)にはじまり、

揚物(さばふぐの唐揚げ、鯵のしんびき揚げ)、

玉子焼、サーモンの西京焼、

鶏肉の照焼などを仕上げると、

女将兼愛妻(!?)の真由美さんが盛付けてくれ、

このように仕上りました。

法事用のお弁当ですので、

紐は、紫と白のもので、

おしぼりと箸を挟んだら、袋に入れ、箱詰し、お客様が取りに見えるのを待つばかりとなりました。

その後、フライヤーの油を漉し、

フライヤーの掃除をすることにし、最初に真由美さんが洗い、

自分が仕上げをし、素手でやっているのは、汚れの落ちを確認するためです。

フライヤーが終わったら、

厨房の床や側溝の掃除をし終えると、

チビふぐがやって来て、「親方、フライヤーの中って、こんなになっているんだね。」

「そうだよ。見るのは、初めてだっけ?」

「うん、初めて。きれいになると、見ている方も気持ちいいよ。」

「食べ物を作る以上、きれいにしておかいないとね。それに、美味しい料理はきれいな厨房と道具しか出来ないってことを、浜松にいた時の親方に教わったことを、今でも守っているだけだよ。」

「へぇ~。何年くらい前?」

「22か23年前だね。その親方とは、今でも連絡を取っているよ。」

「そういう付き合いって、いいよね。」

「どんな形であれ、同じ人と10年付き会えるのは、お互いが良い関係で、お互いを認めていることだから、二人が素晴らしいってことだと思うよ。」

「ほぉ~。それは、良いことを聞いたね。」

「まだ、他の掃除とかもあるから、下がっていて。」

「はぁ~い。」

そして、漉した油をフライヤーに戻したら、

新しい油を注ぎ足し、早朝からの仕事が、ひと段落したのでした。

☆★☆ 【コエタス】 ★☆★

当店のお取り寄せや通販の商品などを召し上がった方々が、

【コエタス】というサイトで、投稿して下さっています。ご興味、ご関心がある方は、御覧下さい。

『西京漬』の仕込みも、お弁当用の西京焼も、サーモンと葉血引(ハチビキ)

生涯、一料理人を貫くためが想いを、『佳肴 季凛』店主兼熱血料理人の志村弘信が、3628回目の今日も認めますので、お付き合いのほど、宜しくお願いします。

今朝、沼津魚市場に着いたら、

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最初に、こちらの売場に向かいました。

最初に向かったのは、

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『西京漬』用のサーモン(ノルウェー産)を仕入れるためで、

加熱調理するとは、

鮮度の確認は不可欠で、

5,6キロのものを、

仕入れ、

34枚の切身にし、

有機JAS認証済の西京味噌をベースにしたお手製の西京味噌と共に、真空パックしたのち、冷蔵庫へ。

②と書いてあるのは、

尾の部分で、お弁当用のものです。

すると、

29匹のふぐネット達がやって来て、「34枚あるから、皆で1枚ずつ、食べられるね。それでも余るよ。親方に、訊いてみようか!?」と話していました。

当然、こういう話は聞いて聞かぬというか、聞こえぬふりの自分であるのは言うまでもありません。

それでも、まだ話しているので、

「切り落としの部分は、おまけアイテムだから、焼いてあげるよ。」

「やった~!それでも、いいよ。」

「良い子じゃなく、良いふぐにしていたら、考えるよ。まだまだ、仕込みが沢山あるから、撤収、撤収!」

「はぁ~い♬」

また、お弁当用の切身の隣にあるのは、

葉血引(ハチビキ)のかまの部分で、葉血引は、

昨日仕入れた、神津島産のもので、かまの部分は、賄いなどにしています。

ところで、明日、明後日と法事用のお弁当の御注文を頂いているので、

揚物(鯵のしんびき揚げ)、

煮物などの仕込みをし、西京焼用のサーモンと、

葉血引に、

串を打っておき、サーモンの方が明日用で、葉血引が明後日用です。

明日のお弁当は仕上がり時間も早く、5時前には始める予定で、3日連続の早起きとなるので、この辺りで、失礼させて頂きます。

白子入りのジャンボちゃんこと、超特大の天然とらふぐ(三重県熊野産)

料理が好きで、料理人になって、3分の1世紀にして、誰が名付けたのか、熱血料理人。

そんな料理への想いや日々の様子を、 熱血料理人の店主・志村弘信が3627回目の今日も認(したた)めます。

今朝、 沼津魚市場に着き、

一番最初に向かったのが、

こちらの売場でした。

売場には、

自分宛の荷物が、三重県熊野から届いており、

中に入っていたのは、天然のとらふぐで、活締めにしたのち、氷詰めする前の写真が、

こちらです。

無事に届いたことに、ひと安心すると共に、萌え燃え・・・ 💖

萌え燃え・・・ 💖 の気分が冷めやらぬまま、

売場に目を移すと、

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担当者が、

神津島産の葉血引(ハチビキ)の仕分けをしており、「季凛さん、赤鯖(アカサバ)どうでしょう?」と、訊かれました。

ちなみに、標準和名がハチビキなのですが、沼津魚市場をはじめとする周辺では、赤サバと呼ばれており、

今日の場合、8キロ目安の4本入の仕分けで、

1,9キロの1本を選(よ)り、他の仕入れをしたら、

今朝の仕入れが終わりました。

【佳肴 季凛】に戻り、

ルーチンの段取りと仕込みをしながら、

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お弁当を仕上げたら、

魚の仕込みの開始です。

最初に、

葉血引の下処理から始め、

鱗を取ったら、まな板に乗せると、

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ジャンボちゃんとふぐ子ちゃんがやって来て、「おはようございます♬ふぐ命の親方なのに、どうして、ふぐから卸さないの?」

「それは、後で教えてあげるから、下がっていて。」

「はぁ~い。」

頭を落とし、水洗いをし、三枚に卸したら、

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皮目をバーナーで炙ったのち、

粗熱が取れたら、キッチンペーパーに挟み、冷蔵庫へ。

そして、真打のジャンボちゃん(リアル)が登場すると、

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再び、2匹がやって来て、「今日のリアルジャンボちゃんは、何キロ?」

「今日のは、

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4,1キロだよ。」

「じゃあ、うちらの目方の4129(=良いふぐ)グラムと、殆ど変わらないじゃん!何だか、親しみが湧くなぁ。」

「これから、卸すんだけど、

葉血引を最初に卸したのは、

まな板を洗わずに、ふぐを卸せるからで、そうすれば、洗う手間がなくなるでしょ?」

「なるほど~。仕事は、段取り八分って言うもんね。」

「気の利いたことを知っているじゃん。離れていてね。」

「はぁ~い。」

卸し始めると、

白子と思しき生殖腺が現れ、

たわわ・・・。

そもそも、とらふぐはオスとメスで成長のスピードが違うので、大きいとらふぐの殆どがメスで、オスの数は少なく、自分の経験からも、ジャンボちゃんのオスはレアケースと言えます。

ちなみに、ジャンボちゃんというのは、“ふぐに魅せられし料理人”の自分が天然のとらふぐへの想いを込めて、名付けたものです。

また、白子同様、

肝臓も大きく、これだけを見ると、つい口にし、痺れてしまい、命を落とした人が多いのは、分かるような気がします。

卸し終えたら、

女将兼愛妻(!?)の真由美さんが水洗いしてくれたら、

自分が手直しをし、

拭き上げ、

下処理が終わったら、

まな板周りと、

カウンター内の掃除をし、

ランチの営業に備えました。

今度は、

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チビふぐ三羽烏だけでなく、

三度(みたび)、ジャンボちゃんとふぐ子 ちゃんがやって来て、「やったね、親方!良かったじゃん。」と、大歓声。

そして、白子の目方を量ることにし、

一対のうちのひとつは、

550グラムで、

その連れは、

394グラムで、合計944グラムです。

総目方が4,1キロですので、白子の割合は23%となり、まさに泳ぐ生殖腺としか言いようがありません。

一度には使いきれないので、

30グラム程度に包丁したら、

真空パックしたのち、冷凍庫へ。

梅雨ぐらいまでの間に入荷する天然のとらふぐには、今日のような白子入りのものが多いので、次回の仕入れにも期待していますが、そればかりは、神ならぬ、ふぐのみぞ知るなのです。

西京漬&西京焼デー

生涯、一料理人を貫くためが想いを、『佳肴 季凛』店主兼熱血料理人の志村弘信が、3626回目の今日も認めますので、お付き合いのほど、宜しくお願いします。

今日はお弁当のお弁当の御注文を頂いていたので、その仕上げから一日が始まったのですが、その前に、ひと仕事をし、

娘達のお弁当の揚物(海老フライ、ハムカツ)を揚げました。

お弁当は、

女将兼愛妻(!?)の真由美さんが、このように盛付け、娘達のお弁当を作るのは、基本的に真由美さんです。

そのまま、仕事を始め、

煮物にはじまり、

サーモンの西京焼、玉子焼など、全ての料理を仕上げたら、

真由美さんが盛付けてくれ、

このように仕上がり、今日の御飯は、筍御飯でした。

一方の自分は、

お持ち帰り用の銀鱈とサーモンの西京焼を仕上げると、

ミニふぐがやって来て、

「おはようございます、親方。お弁当の切身とは、全然違うね。どっちも美味しそうだけど、やっぱり一品用の方がいいなぁ~。」

「おはよう。そりゃ、そうだよ。切り落としで良ければ、今夜食べてみる?」

「マジで!?食べたい、食べたぁ~い♬」

「じゃあ、下がっていてね。」

「はぁ~い。」

冷めた西京焼は、

真空パックして、冷凍庫へ。

これらを焼いている間に、

3種2入と呼んでいる銀鱈、サーモン、鯖が各2枚入ったギフト用の『西京漬』を箱詰めしておくと、

真由美さんが包装したら、

冷凍庫へ。

ランチの営業時間まで余裕があったので、真由美さんが、

『西京漬』のリーフレットに、

“さらに美味しく焼けるレシピ”のQRコードのシールを貼っていると、ミニふぐ達がやって来て、

珍しいことに、おとなしく見ていました。

おとなしく見ていたのは、夜の西京焼のお預けを食らわないためなのは、言うまでもありません。

そして、一日の営業が終わり、

銀鱈の切り落としの西京焼を焼くと、

間髪入れずにやって来て、「親方、焼けたね。いただきま~す♬」

「どう?」

「脂乗り乗りで、ご飯泥棒なのは、間違いないね!」

「でしょ。じゃあ、これをつまみにするかな。」

「明日、魚市場に行くんだから、控え目にしてね。」

「はいはい。」

こんなことを言われたのは初めてのことで、リーフレットの仕事をしていた時に、真由美さんに入れ知恵されたのは、間違いないはずです。

そんなこんなで、西京漬&西京焼デーとも言うべき一日が、終わったのでした。

明日と明後日のお弁当の仕入れと仕込み

料理が好きで、料理人になって、3分の1世紀にして、誰が名付けたのか、熱血料理人。

そんな料理への想いや日々の様子を、 熱血料理人の店主・志村弘信が3625回目の今日も認(したた)めます。

今朝は、

沼津魚市場で、

静岡県焼津産の鯵(あじ)などを仕入れ、鯵を仕入れたのは、明日と明後日のお弁当の揚物に使うためです。

二日分のお弁当の仕込みにはじまり、定休日明けゆえ、他の仕込みも多く、いつも以上の覚悟で、 仕込みを始めました。

出汁を引くなどのルーチンの仕込みをしながら、 鯵の下拵えに取り掛かり、

鱗と、

ぜいごと呼ばれる尾の付け根の硬い部分を取り、

頭を落とし、はらわたを抜くと、

女将兼愛妻(!?)の真由美さんが、 水洗いをしてくれました。

また、焼いてから、出汁を取るため、頭と中骨の下処理をしたら、

焼台へ。

その後、真由美さんは、

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お弁当に使う海老の酒煮(さかに)の海老の背わたを取ってくれたのですが、

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二つに分けてあるのは、明日と明後日のものと、今週末のお弁当のものです。

背わた取りと同時進行で、

自分は、尾の先端を切り落としておきました。

先端を包丁でしごいてから、切り落とすことによって、加熱しても、黒くなりにくくなり、仕上がりが綺麗になるので、このような手間を惜しむわけにはいきません。

週末の分は、

金曜日まで、冷凍庫にしまっておきました。

その後、

鯵を三枚に卸したのですが、

明日と明後日のお弁当用、

来週末のバスツアー用、

その他用と、使い勝手に応じた卸し身にし、お弁当用以外のものは、

真空パックしたのち、冷凍庫へ。

鯵の下拵えが終わったので、

まな板周りとカウンター内を掃除し、

先ずは、今日の仕込みの第1ステージクリア。

その後、真由美さんが、

鯵に打粉をしてくれ、

明日と明後日用に分けて、冷蔵庫へ。

そうこうしているうちに、ランチタイムの営業時間となり、仕込みは水入り。

ランチタイムのラストオーダーも近づいたので、

お弁当用の煮物の仕込みをすることにしました。

野菜の皮剥きをしてくれるのは、真由美さんで、剥いたそばから、自分が、

包丁していき、この切り方を乱切りと呼んでいます。

乱切りにするのは、表面積が大きくなり、火が通りやすくなり、その結果、味がしみやすくなるからです。

すると、

チビふぐ三羽烏がやって来て、

「親方、人参の皮はどうするの?あと、牛蒡(ごぼう)の半端もあるけど・・・。」

「これらは、細かく包丁しておき、賄い用のカレーに使うんだよ。」

「そう言えば、賄いだけじゃなくて、食事に見えたお客さんも、差し上げているよね。」

「そうそう。」

「他にも色々入っているよね。」

「ともかく、物を捨てるというか、粗末にするのは、嫌だから、必ず使い切ることにしているし、大事なことだからね。そんなことより、仕込みに追われているから、今日はここまでね。」

「はぁ~い。仕込み、頑張ってね。」

その後、煮含めた煮物(人参、牛蒡、蒟蒻、つくね)は、

粗熱が取れたら、

明日と明後日用に分け、冷蔵庫へ。

さらに仕込みは続き、

西京焼にするサーモンに串を打ち、明日と明後日用に分けておきましたが、唯一、明日の分だけなのは、

筍御飯用の筍と油揚だけでした。

全ての仕込みが終わったら、休憩を取り、夜の営業が終わったら、

個室に折を並べておき、

厨房には、お弁当用の道具を準備し、休み明けの一日が終わったのでした。

葉血引(ハチビキ)の色持ち

生涯、一料理人を貫くためが想いを、『佳肴 季凛』店主兼熱血料理人の志村弘信が、3624回目の今日も認めますので、お付き合いのほど、宜しくお願いします。

基本的に朝食を食べることのない自分ですが、今朝は、

葉血引(ハチビキ)丼を作り、食べることにしました。

朝食を食べない生活になったのは30年前で、料理の道に転がりこんだ時とほぼ同じです。

また、お腹が空いている時にしか食べないとは言え、普段の食事は、基本的に一日二食の昼と夜のみで、そういう食生活で12~18時間、仕事をするので、低燃費とも言えるかもしれません。

すると、ミニふぐがやって来て、

「おはよう、親方♬これ、美味しそうだねぇ。」

「おはよう。美味しそうじゃなくて、美味しいの!」

「食べてないのに、何でわかるの?」

「お客様にお出しする前に、必ず味見をするし、木曜日には、

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: s-RIMG8217.jpg

蛍烏賊(ホタルイカ)とのハーフ&ハーフ丼にして、食べたからね。その日は、

法事の御席で、葉血引、しょうさいふぐ、湯葉の三種盛りをお出ししたんだけど、

三匹のチビちゃん達は、『いいじゃん、いいじゃん。食べたい』の連発だったよ。」

「3匹のチビちゃん達がグループLINEで投稿していて、結構盛り上がっていたもん!」

「へぇ~。若者は、色々と早いね。」

「親方は、半世紀歳でしょ?」と、言われたので、

このスタンプを送ると、

「言いたいことはわかるんだけど、『いいね!』にしておくね。」

「はいよ。若者言葉は、また教えてもらうことにして、ここからは、色々話すから、下がっていてね。」

「はぁ~い♬」

そもそも、これら一連の投稿の葉血引は、

先週の水曜日に仕入れ、今日で5日目になるとは言え、ここまでの色持ちがして、身の状態が良いとは予想だにしていませんでした。

今日の朝ごはんにする前の柵(さく)が、

こちらで、血合いの部分は、

このような状態でしたが、表面を包丁し、皮を引くと、

鮮やかな赤い色をしており、

英語で言うところの“Ruby Fish”そのものです。

ここまで色持ちするのは、初めてのことで、その理由の一つが個体差で、5,0キロというのは、葉血引の中でも、かなり大きいサイズで、魚そのものに力があり、それが色持ちにつながります。

もう一つの理由が、卸した時に、先程のブログにも書いてあるように、

血抜きをして、

半身は骨付のまま、卸さずに氷詰めしておいたことだと、思っています。

葉血引の赤い色は、鮪(まぐろ)や鰹(かつお)のようなヘモグロビンの色の起因するものではなく、色こそ赤でも、身質は白身そのものです。

ただ、魚の鮮度を落とすのは、血を含む内臓などですので、その下処理が重要なことを改めて知りました。

料理の道に転がり、3分の1世紀が経ちますが、知らないこともまだまだあり、精進の余地は、大いにありです。

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