グローバルナビゲーション
  • 昼席
  • 夕席
  • ふぐ料理
  • はも料理
  • 西京漬
  • 鰯の丸煮
  • マクロビオティック
  • ブログ

もっとおいしいお話し

HOME ≫ ブログ

苺(いちご)のムースの作り方 

ここ最近『佳肴 季凛』でお出ししているデザートが、
moose.jpg
“苺(いちご)のムース”です。
デザートというと、既製品を使っていると思われがちですが、『佳肴 季凛』では、デザートに限らず、お出ししている料理は、全て手造りです。
手造りというと、手間はかかるのですが、やはりその美味しさは、明らかに違います。また、召し上がったお客様の中には、作り方を尋ねられることもしばしばです。
そんなお声も多いので、今日のお話しは“苺(いちご)のムース”の作り方です。
苺を洗って、へたを取ったものを、フードプロセッサーに入れ、
kuiji.jpg
苺のペーストを作ります。ペーストにするので、大きさは不揃いでも構いませんが、出来るだけ鮮度の良い物を使うことが、肝要です。ちなみに、『佳肴 季凛』で使っているのは、
itigo.jpg
地元・富士市の農家から、直接仕入れた“あきひめ”という苺です。
次に作るのが、苺のペーストと合わせるムース液です。
kimi.jpg
鍋に、常温に戻したクリームチーズと卵黄を入れ、混ぜ合わせます。この時、残った卵白は、後で使うので、取っておきます。
そこに、豆乳を入れて、伸ばしていきます。
mazeru.jpg
普通は、牛乳を使うのですが、マクロビオティックを基本に据えている『佳肴 季凛』ですから、豆乳を使うことにしています。ちなみに、この豆乳は、
tounyu.jpg
有機のものです。
この中に、
zera.jpg
予め水で戻しておいた板ゼラチンと、砂糖(上白糖)を入れ、火にかけ、ゼラチンを溶かします。この時、沸騰させないよう注意が必要です。というのも、ゼラチンの凝固力は、60度前後が一番強く、それ以上になってしまうと、凝固力が弱くなってしまうからです。
ちなみに、凝固剤の一つである寒天は、沸騰させることで、凝固力が強くなるのです。
ゼラチンが溶けたら、鍋を火からおろし、ムース液を、
kosu.jpg
漉します。それを、ボールごと冷まします。
samasu.jpg
その中に、
rikyuuru.jpg
風味付けのために、苺のリキュールを入れます。
この時、冷まし過ぎると、固まってしまうので、注意が必要です。冷めるまでの間に、生クリームと、
namakuriimu.jpg
先程使わなかった卵白を、
ranpaku.jpg
ホイップしておきます。
ムース液が冷めたら、
itigotoireru.jpg
苺のペーストを入れると、
muusueki.jpg
こんな感じになります。そこに、ホイップした生クリームと卵白を入れ、一気に混ぜ合わせます。そうすることで、ムースの二層化するの防ぐだけでなく、凝固力が強くなり、弾力が生まれます。
固まりかけてきたら、
nagasu.jpg
流し缶に流します。この状態で、八分程度は固まっています。これを、冷蔵庫で冷やせば、出来上がりです。完全に固まったら、流し缶から取り出して、切り分けます。
切り分けて、ミントの葉をあしらったのが、最初の写真です。
新鮮な苺を使っているので、その風味と味わいは、既製品とは全然違いますし、クリームチーズやリキュールの中に僅かな保存料や着色料などは入っていますが、安心して食べられます。
“苺のムース”に限らず、デザートは、夜のコース料理だけでなく、ランチメニューの最後でお出ししています。手造りの美味しさを、是非味わってみて下さい。
最後までお読みいただきまして誠に有り難うございました。
もっと面白い記事へのモチベーションUPの為、ランキングに参加しております。
「面白かった」と感じていただけましたら、是非クリックして応援お願いいたします。
店主 志村     にほんブログ村 料理ブログ マクロビオティックへ    にほんブログ村 料理ブログ 和食・日本料理(レシピ)へ

いよいよ、鱧(はも)入荷!

今朝の沼津の魚市場の活魚の生簀です。
kago.jpg
この様子を見た自分は、小躍りどころか、トリプルアクセルをしてしまうほどの心境でした。この魚は、
hamonokao.jpg
“鱧(はも)”です。この精悍な顔を見るのは、約半年振りです。待ちに待った今年初の鱧の入荷です。国産の“鱧”の入荷は、今のところ殆どなく、これは中国産です。
“鱧”と言えば、骨切りが欠かせません。骨切りには、専用の包丁を使うのですが、こちらも半年振りです。
honegiri.jpg
“将に骨切りせんとす。”
今日の夕方一番最初の仕事でした。これから、秋口までの毎日の日課です。
ところで、昨年好評頂いた鱧料理が召し上がれるランチコースも、御用意致します。また、今年は、夜の献立にも御用意致しますので、この時期ならでは味覚を是非ご堪能下さい。
ちなみに、こちらが昨年の鱧料理のランチメニューです。
s-P6063173.jpg
詳細については、しばらくお待ち下さい。
最後までお読みいただきまして誠に有り難うございました。
もっと面白い記事へのモチベーションUPの為、ランキングに参加しております。
「面白かった」と感じていただけましたら、是非クリックして応援お願いいたします。
  店主 志村     にほんブログ村 料理ブログ マクロビオティックへ    にほんブログ村 料理ブログ 和食・日本料理(レシピ)へ
追伸 最後になってしまいましたが、今月の“旬の素材”を更新しましたので、こちらもお読み下さい。

今月はランチ特集

こんにちは、真由美です。めっきり春らしくなってきましたね。
ところで、『佳肴 季凛』が、いつも載せているフリーペーパーがこちらです。
ma-ne.jpg
富士市や富士宮市にお住いの方、特に女性の方はご存知ですよね?『ma-ne』というフリーペーパーです。『ma-ne』だけでなく、フリーペーパーがスーパーなどの店頭にあると、つい手に取ってしまう私です。やっぱ、フリーペーパーは女性の愛読書ですよね。
そんな今月号は、ランチ特集です。
lunch.jpg
うちのお店のような日本料理店は、ランチなどやっていないように思われているので、『佳肴 季凛』も、通常のページでなく、今月は特集のページに載せることにしました。
honsi.jpg
春らしく、水色の枠で囲まれています。書いてある内容は、ごく普通の記事ですが、目にすることがありましたら、是非手に取って、ご覧になって下さい。
ここには写っていませんが、キャッチコピーの“菜食健美なランチメニュー”で、皆様のお越しお待ちしております。
最後は、紙面だけでなく、ランチメニューを作る料理人の志村さんからです。
最後までお読みいただきまして誠に有り難うございました。
もっと面白い記事へのモチベーションUPの為、ランキングに参加しております。
「面白かった」と感じていただけましたら、是非クリックして応援お願いいたします。
  店主 志村     にほんブログ村 料理ブログ マクロビオティックへ    にほんブログ村 料理ブログ 和食・日本料理(レシピ)へ

既製品の鰆(さわら)の西京漬け

先日、沼津の魚市場の構内を歩いていると、こんな箱が目に入って来ました。
hako.jpg
“さわら西京味噌漬け”と書かれています。“鰆(さわら)”が、好きで好きで堪らない自分ですから、素通り出来る訳がありません。
sinku.jpg
こんな風に、切身になって、味噌が入ったものが、真空パックになっています。所謂、既製品というやつです。ただ、この切身を見ると、幅が小さいのです。というのも、この切身は、“鰆”の若魚である“さごち”とか“さごし”と呼ばれるものだからです。
“鰆”には違いないのですが、“鰆”ではないのです。実際、市場でも区別されて売られていますし、値段も全然違うのです。
さて、この箱の横を見ると、
hyoji.jpg
こんな風に、書かれています。
この“鰆”というか、“さごち”の産地は、韓国で、加工地が中国です。使われている調味料を見ると、既製品らしくなく、“味の素”などの旨味調味料や、保存料、酸化防止剤などが入っていません。
この箱をしばらく、見ていたら、市場の職員が、
「季凛さん、一つどうですか?ランチなんかに、使えませんか?」と、自分に声を掛けてきました。
「俺が、使うわけないじゃん。西京焼にするなら、セリ場にある“鰆”で作るに決まってんじゃん!それも、御前崎(産)に、決めているし・・・。」
「そ、そうでした。富士市で一番“鰆”が好きな料理人に向かって、失礼しました。」
と、そんなやり取りをして、その場を後にしたのでした。
既製品の良し悪しを、ここではお話ししませんが、自分で作ったものだからこそ、お客様にも、自信を持ってお出し出来ます。
『佳肴 季凛』の料理は、ランチでお出ししているデザートも、全て手造りです。どうぞ、ご安心してお召し上がり下さい。
最後までお読みいただきまして誠に有り難うございました。
もっと面白い記事へのモチベーションUPの為、ランキングに参加しております。
「面白かった」と感じていただけましたら、是非クリックして応援お願いいたします。
  店主 志村     にほんブログ村 料理ブログ マクロビオティックへ    にほんブログ村 料理ブログ 和食・日本料理(レシピ)へ

熱血料理人の魚

沼津の魚市場の活魚の生簀に入っている“鯛(たい)”です。
tai.jpg
その隣には、“平目(ヒラメ)”が入っています。
hirame.jpg
どちらも、“タイ”、“ヒラメ”と名前と目方が書かれています。入荷してくる魚は、その日によって、種類や大きさも様々です。普段は、このような状態で、生簀に入っています。
そんな先日、
sakana.jpg
このように、「魚 ①」と書かれた札が貼られていました。
魚市場ですから、魚などの海産物が入荷するのは、当たり前なのですが、魚とって、一体!?同じ札に書かれた①とは、一匹のことです。
その魚とは、
ikesu.jpg
これです。ちなみに、その隣にいるピンク色をしているのは、“鯛”です。
魚市場の人ですら、名前が分からないのですから、食べれるのかどうかも分かりません。
また、このような分からない魚や珍しい魚は、大体の場合、店内に水槽のある居酒屋さんや鮨屋さんなどが、鑑賞魚として、買うことが多いのです。
気になったので、本やネットで調べてはみたものの、名前が分からないのですから、どうにもこうにもなりません。
ちなみに、その本とは、
hon.jpg
『日本産魚類大図鑑』なる本です。この本は、その名の通り、日本国内やその周囲に生息している魚の本です。もし、これに載っていない魚は、新種の魚と判断されるのです。
その本の内容ですが、
nakami.jpg
こんな感じです。実はこの本、専門書、学術書の範疇に入るものですが、一介の料理人の自分が持っているのは、水産学部卒の友人にもらったからです。
その友人は、今は全くの畑違いの仕事をしているので、2,3年前、自分に譲ってくれたのです。
この本を隈なく、見ていけば、先日の魚の名前が、恐らく見つかるはずです。もし見つからなかったら、晴れて新種の魚の仲間入りです。
その時は、名前を付けることになるのですが、実は一つ候補があるのです。“熱血料理人”が名付けた魚ということで、“ネッケツ”という名前にするつもりです。どんなもんでしょう?
最後までお読みいただきまして誠に有り難うございました。
もっと面白い記事へのモチベーションUPの為、ランキングに参加しております。
「面白かった」と感じていただけましたら、是非クリックして応援お願いいたします。
  店主 志村     にほんブログ村 料理ブログ マクロビオティックへ    にほんブログ村 料理ブログ 和食・日本料理(レシピ)へ

鍋磨き

包丁を砥ぐのが、
togi.jpg
その日の最後の仕事で、どんなに遅くなっても、欠かすことはしません。料理人である以上、魂と言うべき包丁をぞんざいに扱うことは出来ません。
また、砥がないで、そのままにして仕事を終えれば、明くる日の仕事は、包丁を砥ぐことから始めなくてはならないからです。
急な仕事が入った時に、そんなことをしていたら、仕事が遅れてしまいますし、プロである以上、常に「いざ、鎌倉」に備えるのは、当然の心構えですから、何があっても、包丁を砥がずに、仕事を終えることをしないのは極当たり前のことです。
包丁と同じ位に大事な道具が、鍋です。鍋と言うと、一般には洗うものだと思われがちですが、料理人にとっては、包丁同様、鍋は砥ぐとまでは言いませんが、磨くものなのです。
包丁のように、毎日磨くことはありませんが、時間に余裕がある時は、磨くこともしばしばです。
これが、
yogore.jpg
使った鍋です。洗ってはあるので、汚れていません。これから、この鍋を磨くのです。磨く時は、爪や指の間が黒くなってしまわないように、
tebukuro.jpg
手袋をします。
磨く時は、
bonsutar.jpg
目の細かいスチールウールで作られた“ボンスター”を使います。
これを適当な長さに切って、クレンザーと酢を混ぜたものを、つけながら磨きます。
towel.jpg
このように滑らないように、鍋の下に、使い古しのタオルを敷きます。このまま、ひたすら磨きます。
鍋がきれいになったら、水で洗い流してから、普通の洗剤で洗います。その後、タオルで拭いて、ようやく一丁上がりです。磨き終えた鍋は、
migakioe.jpg
こんな感じです。新品同様の輝きです。
ところで、お気づきかもしれませんが、日本料理で使う鍋は、このように取っ手がついていません。「どうやって持つの?」と、思われるかもしれませんが、
motikata.jpg
このようにして、持つのです。この道具は、“やっとこ”というもので、
yatoko.jpg
ペンチのようなものです。取っ手がないので、このように、重ねることが出来るので、片付ける時も、場所を取らないので、都合がいいのです。ちなみに、手が無い鍋なので、“だるま鍋”とも呼ばれています。
どんな凄腕の料理人でも、鍋が無ければ、芋一つ煮ることは出来ません。ですから、ぞんざいに扱うことは出来ません。
また、本当に美味しいかどうかはともかく、きれいな鍋で、料理が作られれば、美味しく感じられるはずです。衛生面から見ても、然りです。
少なくとも、自分がお客として、食べる時は、そうあって欲しいと思っているので、きれいな鍋で料理を作るのです。
また、自分で食べて、美味しいと思うものをお客様にお出しするのが、自分のスタイルですから、そうしないと納得がいかないのです。
プロの料理人である以上、どんな小さな道具でも、大事にする気持ちだけは、いつまでも失いたくありません。なぜなら、そこがプロのプロたる所以だからと、頑なに信じているからです。
最後までお読みいただきまして誠に有り難うございました。
もっと面白い記事へのモチベーションUPの為、ランキングに参加しております。
「面白かった」と感じていただけましたら、是非クリックして応援お願いいたします。
  店主 志村     にほんブログ村 料理ブログ マクロビオティックへ    にほんブログ村 料理ブログ 和食・日本料理(レシピ)へ

ひじきご飯の作り方

『佳肴 季凛』でお出ししているお持ち帰り用のお弁当は、
bentou.jpg
二段重ねの折詰めの松花堂(しょうかどう)弁当です。ここ最近、お弁当のご飯は、
hijikigohan.jpg
“ひじきご飯”です。嬉しいことに、召し上がったお客様には、
「『佳肴 季凛』のお弁当らしく、ヘルシーなご飯ですね。」とか、
「マクロビオテイックっぽいお弁当で、体に良さそう。」と、言われたりもします。
また、「“ひじきご飯”の作り方やレシピを教えて欲しい。」と、言われたりするので、“ひじきご飯”の作り方をお話ししたいと思います。
ひじきは乾燥したものを使うのですが、予め水で戻しておきます。米一合に対して、ひじき(水でもどしたもの)が30グラムです。
nabe.jpg
これを、薄口醤油、塩、味醂、日本酒、で味を調えた出汁で、煮含めます。ひじきを入れるのは、味をつける前でも、後でも構いません。出汁の分量は、米一合に対して、200ccです。
その時のポイントとして、出汁を多目にしておく必要があります。
味付けは、お好みですが、目安としては、やや薄味の温かいそばの汁の味くらいの感じです。その時、味醂を多くすると、焦げやすいので、控えめの方が良いかと思います。
ひじきの煮汁でご飯を炊くのですが、必ず煮汁を冷ましてから、炊くようにします。
kosi.jpg
煮汁を漉して、キッチンペーパーに残ったひじきです。炊き上がる直前に、釜に入れるようにします。
dasihijiki.jpg
これを、お米と一緒に、釜に入れ、
dasi.jpg
蓋をして、炊きます。
炊き上がる直前に、ひじきを入れます。そうして、炊き上がって、10分程蒸らして出来上がったのが、
agari.jpg
こちらです。あとは、混ぜ合わせて出来上がりです。ひじきの香りが何とも言えません。お好みで、胡麻油を混ぜても構いません。
この“ひじきご飯”は、ひじきだけですが、お好みで油揚げを入れても美味しく出来ます。
あとよく聞かれるのが、出汁についてです。一般的には、鰹出汁ですが、自分は、普段使っている魚のアラを焼いて、一度出汁を取った鰹節や昆布、野菜の手くずで煮出した出汁を使っています。
nabenonakami.jpg
中に入っているのが、平目のアラ、煮干、鰹節、昆布、するめ、人参、キャベツ、長葱です。中身は、その日によって、色々ですが、肉や養殖の魚だけは、絶対に入れません。
もっとも、肉は普段でも使うことはありますが、養殖の魚は殆どといっていいほど使いませんが・・・。
こういう出汁を使えば、鰹出汁よりも味わい深いし、余分な食材を入れる必要もありません。
ご家庭で作る炊き込みご飯というと、炊く時に、全ての材料を入れて炊くようですが、こうすると、きれいに美味しく、炊くことが出来ますし、このやり方が、日本料理店ならではの炊き方です。
是非、一度お試し下さい。
最後までお読みいただきまして誠に有り難うございました。
もっと面白い記事へのモチベーションUPの為、ランキングに参加しております。
「面白かった」と感じていただけましたら、是非クリックして応援お願いいたします。
  店主 志村     にほんブログ村 料理ブログ マクロビオティックへ    にほんブログ村 料理ブログ 和食・日本料理(レシピ)へ

久しぶりの鰆(さわら)と・・・

今朝の沼津の魚市場には、
takusan.jpg
沢山の“鰆(さわら)”が入荷していました。その横にも、
sawara.jpg
“鰆”が並んでいました。どちらも、静岡県御前崎産の“鰆”です。これまで、当ブログをお読みになって頂いている方はご存知かと思いますが、“鰆”は自分が好きで好きで堪らない魚です。
ちなみに、“鰆”に関するブログは、昨年の11月始めに、「これでもか!」と言うくらい書いてありますので、宜しかったら、お読み下さい
これでも飽き足らない方は、こちらを
そんな“鰆”ですが、1月の終わりを最後に、入荷はあっても仕入れることがなかったのですが、今日は久しぶりに仕入れることにしました。
これが、
hutatu.jpg
今朝仕入れた“鰆”(二本)です。
仕入れたからと言って、在庫がなかったわけではありません。
恋焦がれてやまない“鰆”が買手がつかずにいるのですから、素通りできるわけがありません。また、そんな時は、決まって、市場のセり人が、電話を掛けてくるのです。今朝もそうでした。
時には、市場に行かない日ですら、電話もかかってきたこともあります。さすがに、そういう時は、心を鬼にして、セリ人にと言うより、“鰆”に三行半を突きつけるのです。この時は、まさに断腸の思いです。
帰りの道中、小躍りするほどの気分であったのは、言うまでもありません。
『佳肴 季凛』に戻って、切り身にしたのが、
kirimi.jpg
こちらです。“鰆”を、全部切り身にし終えると、

続きを読む・・・

地元・富士市の苺(いちご)で・・・

『佳肴 季凛』でお出ししている料理は、ランチだけでなく、夜のお席共にコース料理が中心です。
コース料理ですから、献立の締めくくりは、デザートです。その時によって、アイスやムースなど、色々と変わりますが、ここ最近、お出ししているのが、
moose.jpg
“苺(いちご)のムース”です。言うまでもありませんが、既製品ではなく、手造りです。もっと言えば、これはデザートに限ったことではありません。
生の苺を使って、作っているのですが、その殆どが、富士市や富士宮市で獲れたものです。
先日も、富士市岩松にある“青木和男農園”さんに、苺を仕入れに行ってきました。
house.jpg
これらが、青木さんのビニールハウスで、この中で、
hatake.jpg
苺が作られています。
ムースを作る時は、フードプロセッサーで、つぶしてしまうので、形や大きさに関しては、まちまちでも構いません。唯一重視するのが、鮮度です。ご存知のように、苺は鮮度の落ちが速いので、殊更気を使います。
もっとも、苺に限ったことではありませんが、食材は鮮度が何よりですし、「素材ありき。」というのが、自分の料理スタイルですから、食材選びには、慎重になるのは、当然のことです。
これが、採れたての苺です。
itigo.jpg
“あきひめ”という品種です。苺は日本各地で作られていて、その品種は、実に沢山あります。ご興味のある方は、こちらを
また、苺は数ある作物の中で、品種改良が頻繁に行われており、次々に新しい品種が、出てきます。10年以内のサイクルとも言われています。
ところで、デザート言えば、かつての日本料理では、季節の果物を切って、盛りつけるだけのものでした。しかしながら、時代が流れ、スイーツやパティスリーなどのお菓子に関する新しい言葉が、巷に溢れている昨今では、所謂“フルーツ”は、受け入れられなくなりました。
また、家庭でもメロンや枇杷(びわ)などの高級果物が、容易に手に入ることが出来るようになり、その結果、手造りのデザートが、和食の世界にも、求められるようになってきたのです。特に、女性のお客様が増えてくるようになると、手造りのデザートは、献立の中で、不可欠な存在となるようになりました。
はっきりしたことは言えませんが、ここ10~15年くらいの間かと思います。ちょうど、自分が鮨屋から、和食の世界に転がり込んだ頃です。
ただ、日本料理のコースは、フレンチやイタリアンなどに比べ、コースで出される料理の品数が多いので、デザートも一口で食べられ、「もうちょっと、食べたい」サイズのものが一般的です。
また、日本料理のデザートは、本来“水菓子(みずがし)”と呼ばれてもいるので、冷たいものが多く、アイスやゼリーなどが中心です。
季節感を重視する日本料理ですから、“苺のムース”のように、旬の果物をアレンジしたものが、多いのもその特徴でもあります。
時代が流れれば、新しいものが求められるようになるかもしれません。ただ、日本料理に限ったことではありませんが、他の料理も、古典的な仕事に回帰しつつある傾向にあります。
そういう中で、伝統的な日本料理のスタイルを受け継ぎながら、新しい手法も採り入れていくのが、これからの自分の課題だと思う日々なのです。
最後になりましたが、今日で、三月も終わりです。
s-P1136104.jpgこちらを。
最後までお読みいただきまして誠に有り難うございました。
もっと面白い記事へのモチベーションUPの為、ランキングに参加しております。
「面白かった」と感じていただけましたら、是非クリックして応援お願いいたします。
店主 志村     にほんブログ村 料理ブログ マクロビオティックへ    にほんブログ村 料理ブログ 和食・日本料理(レシピ)へ

穴子(あなご)天せいろ

前回お話ししたように、本日の営業は、夜だけでしたので、午前中はいつものように、時間を気にすることなく、仕込みをしていました。
そんな今日、女将兼愛妻(!?)の真由美さんから、
「子供達が、今日のお昼御飯は、パパに作って欲しいって言っているんだけど・・・。」と、言われました。
ちょうどその時、穴子(あなご)を、開いていたので、お昼御飯のメニューは、考えるまでもありません。ちなみに、今日の穴子は、以前お話ししたこともある“不揃いの穴子”です。
ということで、今日のお昼御飯のおかずは、“穴子の天ぷら”に、相成り、そうして、出来たのが、
sobatenpura.jpg
“穴子天せいろ”です。
udoanago.jpg
穴子だけでは、つまらないので、独活(うど)も少し揚げることにしました。そばは、
soba.jpg
こんな感じです。何でも自分で作らなければ気が済まない性分ですが、如何せん手打ちそばというわけにはいきませんから、市販の乾麺です。
乾麺でも、茹でたてのもので、ちゃんとそばつゆを作りさえすれば、十分美味しく食べられます。
そうは言っても、少しでも美味しく作って、美味しく食べたいので、海苔もちゃんとしたものです。ちなみに、この海苔は、九州・有明海産のものです。
鮨屋出身の自分ですから、海苔には、並々ならぬ思いがあります。鮨屋にいた頃、自分が巻物の練習をするために、色んな産地、質の海苔を買った経験もあるので、美味しくない海苔を食べた時ほど、興ざめすることはありません。
というより、自分が思うに、良い海苔を使う鮨屋さんが、最近では、実に少ないのです。鮨屋の基本は、鮨です。もっと言うと、巻物(まきもの)が基本です。
鮨屋の見習いの仕事の一つは、巻物を覚えることです。手巻きではなく、巻簾(まきす)を使っての巻物です。これがちゃんと出来てから、握りをやらせてもらえるのです。
ちゃんと巻いて、六個に包丁出来て、及第なのです。特に、最近では、手巻きがもてはやされているので、巻簾で巻いた巻物は、やらなくなっています。
自分は、どんな鮨屋さんに行っても、巻簾で巻いたものしか頼みませんし、それがちゃんと巻けていなかったり、包丁出来ていないものを出されると、寂しくなります。
もっと言うと、握りというのは、素人でも一週間もやれば、格好がつくのですが、巻物は、一週間では、お話しにならないのですし、最低でも一年や二年やらなければ、まともには出来ないのです。
そんな自分は、巻物を覚えかけた頃、日本料理の魅力に惹かれ、日本料理の道に転がり込んでしまったので、最後までマスターすることは出来なかったのは、今でも心残りなのです。それゆえ、自分自身のことを、鮨屋卒とは言わず、鮨屋中退と呼んでいるのです。
話しが大きく逸れてしまいましたが、薬味は、
wasabi.jpg
卸したての本山葵(富士宮市井之頭産)です。やはり、風味が違います。
出来上がった“穴子天せいろ”を食べた子供達は、
ayumaho.jpg
お腹が空いていたこともあって、大喜びでした。
「パパ、またつくってね!」
「はい、はい。」
普段忙しくて、なかなか子供と一緒にいられることは出来ないのですが、こういうことが出来るのも、料理人の特権だと、都合よく解釈して、午後の仕込みを始めたのでした。
★★★ 期間限定 会席料理 ★★★
2月、3月限定、しかも女性のお客様限定の会席料理(夕席)“春支度”を、御用意致しました。
harushitaku.jpg
先付に始まり、食事、デザート付の全9品(お一人 3,000円)のコースとなっております。
なお、ご予約なしでもお召し上がれますが、土曜日以外のお支度となります。
春には、まだ早いですが、吟味した食材で奏でる“身体にやさしい、美味しい日本料理”を、召し上がって、楽しい一時をお過ごし下さいませ。
最後までお読みいただきまして誠に有り難うございました。
もっと面白い記事へのモチベーションUPの為、ランキングに参加しております。
「面白かった」と感じていただけましたら、是非クリックして応援お願いいたします。
店主 志村     にほんブログ村 料理ブログ マクロビオティックへ    にほんブログ村 料理ブログ 和食・日本料理(レシピ)へ

このページの上へ戻る