三重県産のさごし(さごち)
Vol.3985
いらっしゃいませ
基本に据えた
“身体に優しい美味しい日本料理”
を信条とし
天然のとらふぐ、西京漬(西京焼)を
こよなく愛す
【佳肴 季凛】の店主兼熱血料理人の
志村弘信に
今日(4月7日)も

お付き合い下さい。
今日のお話しは
鰆(さわら)の若魚の
“さごち”についてです。
それじゃ、始めましょう♬
今朝の沼津魚市場は

こちらの売場に限らず
魚が少なめでした。
ただ、昨日、この売場は

伊豆七島方面の黄肌鮪(きはだまぐろ)が
大漁🐟

大漁🐟
海の天気は
風次第にして
一日で状況が変わるものなので
昨日今日のビフォーアフター画像は
珍しいことではありません。
そんな中
こちらの売場で

4,4キロ(2本入)のさごしを

1本だけ

抜いてもらい

秤にかけると

1,88キロ。
産地は

三重県熊野灘で

こちらの縞鯵(しまあじ)と
同じ荷主です。
普段なら
切り捨てになるのですが
我儘な特注ですので

切り上げて、1,9キロ。
『佳肴 季凛』に戻り

“さごし”を見た熱血君曰く

「おはよう、親方🐡
随分スリムなサワラだね。」
「おはよう🐡
鰆(さわら)っていうより
サゴシだよ。」
「サゴシ?」
「サゴチとも言うんけど
鰆の若魚のことを
サゴシっていうだよ。」
「へぇ~、初耳学!
サワラとサゴシの違いは?」
「大きさだよ。
はっきりした規定はなく
見た目だけの
かなりアバウトなものだよ。」
「でも、何でサゴシなの?」
「狭(さ)、腰(こし)。
腹周りが細い意味なんだよ。」
「そうなんだぁ。
この間、教えてくれた

サワラの由来が
狭(さ)、腹(はら)っていうのと
殆ど同じじゃん。」
「ああ

これね👆」
「そうそう。
でもさぁ、サハラ砂漠って

狭くないじゃん。」
「え゛っ!?
それ、違うでしょ。」
「なんで?」
「そもそも、サハラ砂漠のサハラは
アラビア語で砂漠を意味するんだよ。」
「そうなんだぁ。
ってことは、砂漠砂漠
=砂漠の2乗だね。」
「あはは。」
「よく知っているね、親方。
グーグル先生に訊いたとか?」
「訊いていないよ。
雑学の本で読んで
覚えていたんだよ。」
「へぇ~。」
「ただ、サハラ砂漠のことを
グーグル先生に訊いたら
世界最大の砂漠じゃないんだって。」
「え゛っ~、マジで?」
「マジだよ。」
「じゃあ、どこなの?」
「南極だって。2位が北極で
3位がサハラ砂漠なんだって。」
「そうなんだぁ。」
「自分も知らなくて、調べたら

砂漠って、こうなんだって👆」
「へぇ~。」
「あとは自分で
調べてみなよ。」
「うん。っていうか
親方が調べて、教えてよ。
そういうの好きでしょ?(笑)」
「まぁ、嫌いじゃないけどね・・・。」
その後、下処理をした
さごしは

三枚に卸し

柵取りをし

皮目に包丁を入れたら

バーナーでFIRE🔥
粗熱を取り

水気をふき取ったら

キッチンペーパーに包み、冷蔵庫へ。
焼いてから出汁を取るため

中骨に金串を
刺しているのを見た熱血君が

「何をやっているの?」
「血抜きをしているんだよ。

ほら。」
「わっ、出血大サービス!」
「こうすると
焼いた時、雑味が残らないから
出汁を取っても
風味が良くなるんだよ。」
「そこまでするんだぁ。」
「命ある食材だし
いい加減なことが出来ないよ。

で、焼いたあらが👆」
「完璧だね。」
そして、ランチの営業が終わったら

〆鯵(しめあじ)と共に
クオリティチェックを兼ねた昼ごはん。
「いつも思うけど

親方は沢山食べるよね。」
「基本的に
この時間(2時くらい)までは
まともに食べないからね。」
「お腹、空かないの?」
「空くけど
座って食べている時間がないから
あんまり食べないよ。」
「ふぅ~ん。
で、こっちが

真由美さんのでしょ?」
※真由美さんとは
女将兼愛妻(!?)のことです。
「そうだよ。
丼状態にすると
食べ過ぎちゃうんだって。」
「そりゃ、そうでしょ。
だって

♬ これ 絶対うまいやつ~ ♬」
「鰆のような脂の乗りじゃないけど
さっぱりとしているけど
旨味は十分だよ。」
「それ、絶対ズルいやつ~。」
「あはは・・・。」
そして
満腹
↓
満足
の流れで、休憩を取ったのでした。
「明日は、市場が休みだね。

じゃ、また🐡」 by ミニふぐ
続『クラブツーリズムのロイヤル・グランステージの富士山桜絵巻』
Vol.3978
いらっしゃいませ
基本に据えた
“身体に優しい美味しい日本料理”
を信条とし
天然のとらふぐ、西京漬(西京焼)を
こよなく愛す
【佳肴 季凛】の店主兼熱血料理人の
志村弘信に
今日(3月31日)も

お付き合い下さい。
今日のお話しも

御席の様子にして
昨日の続編です。
バスツアーのお話しの前に
沼津魚市場から。
今朝、沼津魚市場に着き

最初に向かった売場です。
この売場に行ったのは
三重県熊野から

自分宛の鰆(さわら)が

届くことになっていたからです。
中を開けると

氷詰め。
魚市場らしく

あえて札付で撮影。
鰆と共に仕入れたのが

富山産の蛍烏賊(ほたるいか)です。
仕入れを終え
『佳肴 季凛』に戻り
ルーチンの段取りを終えたら
バスツアー用の料理の
盛付けを始めました。
デザートは
桃のアイスなので
器だけ、冷蔵庫へ。
手前が

山掛けです。
山掛けを盛付けると
熱血君が

「おはよう、親方🐡
一つだけ山掛けじゃないけど
どうしてなの?」
「おはよう🐡
このお客さんは
山芋とかのネバネバ系がNGだから
そのままなんだよ。」
「へぇ~。」
「だから

小鍋には
芽かぶじゃなくて

ひじきを入れてあるよ。」

「あっ、本当だ。」
「間違えないように

分かるようにして
盛付けたんだよ。」
「へぇ~。」
「だから

セットする時に

分かるようにしてあるよ。」
「それは分かるんだけど

NGじゃないお客さんが
座っちゃうことはないの?」
「そうならないように
この席のことを
添乗員に伝えておくんだよ。」
「あぁ~だから
その電話を
さっきしていたんだね。」
「そうそう。
募集型のツアーの場合
グループごとの席割だから
こういうことをするのは
珍しくないんだよ。」
「へぇ~。添乗員との
連携がマストじゃん。」
「そうだね。」
その後

グリンピース豆腐

お新香を盛付けたら
魚の仕込みに取り掛かることに。
鰆のスチロールを開けると

蓋を見た熱血君が

「47−9って
親方の買い番でしょ?」
「そうだよ。」
「魚市場で仕入れて来るのに

宛名とか
送り主が書いてあるのが
![わけわかめ[35998653]|完全無料画像検索のプリ画像 byGMO](https://pics.prcm.jp/mickey1117/35998653/jpeg/35998653_480x480.jpeg)
わけわかめ・・・。」
「水産業界には
市場便っていうのがあって
市場着で荷物を送ってもらうことが
出来るんだよ。」
「宅急便の営業所止みたいじゃん。」
「そんな感じ。
ただ、沼津に来る便がないと
だめなんだけどね。
便さえあれば
全国から直接
魚を仕入れることが
出来るんだよ。」
「へぇ~。もろに産直で、便利だね。
でも、沼津の市場で
サワラを仕入れているのを見るけど
どうして、こういうことをしたの?」
「魚市場だと
その日に行かないと
分からないじゃん。
魚によっては
前もって注文したりもするけど
今日みたいに
鰆を刺身に使いたい時は
小さめの魚が理想だから
こういう風な仕入れをしたんだよ。」
「へぇ~。」
「鰆を送ってくれた魚屋さんからは
とらふぐ、鱧(はも)を仕入れているし
何だかんだで
10年近い付き合いに
なるんじゃないかな。」
「そんなになるんだぁ。
でも、どうやって知り合ったの?」
「直接つながったのは、Facebookだよ。
ただ、この魚屋さんが
自分のブログに
コメントを付けてくれたのが
一番最初になるね。」
「へぇ~。
今の時代っぽい話だね。
直接、会ったことあるの?」
「うん、季凛にも
2回来てくれたよ。
彼以外にも
SNS繋がりの仕入れ先は
結構あるよ👇
氷見(富山)、敦賀(福井)
浜松(静岡)、知多半島&一宮(愛知)
境港(鳥取)、下関(山口)ってとこかな。」
「何を仕入れているの?」
「殆どが、天然のとらふぐだよ。」
「他には?」
「鱧(はも)かな。
特殊な魚が殆どだね。」
「誰かさんにそっくり
だったりして!?(笑)」
「なんか、言った?」
「いやぁ、別に。」
鰆を見た熱血君曰く

「そもそも、サワラって
どうしてサワラなの?」
「名前の由来?」
「そうそう。」
「サワラのサって
狭(さ)の意味で
ワラは腹(はら)のことなんだよ。
狭い腹
↓
さはら
↓
さわら
分かったかな。」
「そうなんだぁ。」
「ほら

狭いでしょ?」
「あっ、本当だぁ。」
「鰆に限らず
魚の名前って
単純なんだよ。」
「へぇ~。
今度、他の魚についても
教えてよ。」
「はいよ~。」
鰆は水洗いをしたら

身割れさせることなく

卸すことが出来

ひと安心。
腹骨を欠き

冷蔵庫にしまっておきました。
今日の鰆は
小さめの2,8キロで
刺身用です。
ちなみに、西京焼用の時は
4キロ以上の大きめの鰆を
仕入れています。
なので、今日のような
仕入れをしたのです。
自分が鰆を卸している頃

女将兼愛妻(!?)の真由美さんが
蛍烏賊の下処理をしてくれていました。
「真由美さん

細かい仕事だねぇ~。」
「こういう単純で
細かい作業が
意外と好きなんだよ、私。」
「そうなの。
頑張ってね。」
「はいよ~♬」
下処理を終えた蛍烏賊は

日本酒で洗い
水気をふき取ったら

冷蔵庫へ。
魚の仕込みがしっかり出来たのは

バスツアーの御席だけだったかたらです。
ただ、こういう時に限って
当日のご予約の電話を頂くことが多く
今日も然り。
改めて、お詫びさせて頂きます。

👆を見た熱血君
「いつ見ても

よく似ているよなぁ~。」
と、独り言。
中に戻った熱血君は

献立を確認し
「この献立

チェック済じゃね?」と、
訊いてきました。
「そうだよ。
昨日と全く同じだよ。」
「そうなんだぁ~。」
「そろそろ時間だから
臨戦態勢に入るよ。」
「はぁ~い♬
みんな頑張って!」
ちなみに

昨日の様子については、こちらを。
程なくすると

バス🚌

キタ~(゚∀゚)~!
昨日の今日ですので
首尾よく

サーモンの西京焼まで
お出しすると

熱血君にせがまれ、外へ。
「親方

鏡みたいだよ。」
「しっかり映っているね。」
「手入れが大変なんだろうね。」
「って、運転手さんが言ってたよ。」
「???」
「このバスのボデイの掃除が
3時間くらいかかるんだって。」
「マジで!?」
「じゃなきゃ
ここまで綺麗にはならないと思うよ。」
「恐れ入った・・・。」
中に戻り
デザートをお出しし
出発時間になったら

みんなで

お見送り👋👋👋
その後、洗い物

掃除をしている間に

自分は

お弁当の仕込みをしました。
その後

お取り寄せの【西京漬】の

発送の準備をしていると
「これらは、どこに行くの?」

と、熱血君。
「色々だけど
自分が行ったことがない県もあるよ。」
「どうせなら
バス旅行を兼ねて
持って行くのも
いいんじゃね?(笑)」
「・・・・・。
どっから
そんな発想が浮かぶのかねぇ。」
「この人に

似ているからじゃね。」
「君には、参るよ。(笑)」
そんなこんなで
昨日、今日のクラツーこと
クラブツーリズム連荘が
無事に終わったのでした。
「お疲れ様

また明日🐡」 By ミニふぐ
My包丁で、沼津魚市場で活〆にした鱸(すずき)&とらふぐ(天然)
Vol.3971
いらっしゃいませ
基本に据えた
“身体に優しい美味しい日本料理”
を信条とし
天然のとらふぐ、西京漬(西京焼)を
こよなく愛す
【佳肴 季凛】の店主兼熱血料理人の
志村弘信に
今日(3月24日)も

お付き合い下さい。
そんな今日のお話しは
活魚を締める方法についてです。
今朝、沼津魚市場に着き
最初に向かったのが

活魚売場でした。
活魚売場には
仕入れるものが
あろうとなかろうと
必ず立ち寄ります。
というより
ほぼほぼ、一番初めです。
生簀に入っていたのは

静岡県由比(ゆい)産の鱸(スズキ)で
昨日、荷主の魚屋さんのに
注文しておいたものです。
買い方というか、注文の仕方は
複雑なので
あえて説明はしません。
隠すほどのことでもないので
気になる方は
お訊ね下さい。
このスズキの荷主でもある
魚屋さんが今日持ってきた魚が

これらです。
その中には

自分の鱸の連れもありました。
連れとあるうように
昨日、水揚げされた時点では
活きていたものです。
活〆にするため

生簀から取り出したら

布巾で頭を隠します。
こうすると
動きが止まるからです。
とは言っても、長時間
動かないわけではありません。
手際良く、頭を押さえた
持参した出刃包丁で締めたら

海水に浸け
血抜きをし

神経を抜くため
細い針金を脊髄に入れます。
神経を抜くというよりは
神経をつぶすというのが
正しいかもしれません。
神経を抜くことで
死後硬直が遅れ
鮮度が長持ちするのです。
とりあえず、今朝の仕入れの
メインイベントが終了し
別の生簀を覗くと

昨日同様

熱海市網代の定置網漁の
魚が入っており
昨日の様子は

こちらをお読み下さい。
オニ他○という符牒(ふちょう)のような

生簀の中に入っていたのは

チビとら”こと
ミニサイズのとらふぐと
オニカサゴでした。
オニ他○という意味は
オニカサゴ、他の魚を
ひとまとめ
つまり○にすることです。
また別の生簀には

トラフグ(0,3キロ)と
フグ(1、0キロ)が入っていました。
このフグとは
マフグのことです。
この3本を仕入れるため
仲買人と作戦を立て
セリに臨むも

GETしたのは、これのみ。
あとは、撃沈・・・😢
チビとら”だけを取り出し

締めてから、持ち帰ることに。
チビとらとは言え
天然のとらふぐですので
複雑な気分で
萌え燃え・・・💖
チビとらの連れのオニカサゴは

沼津市の居酒屋『きえい』さんへの
置き土産に。
その置き土産は

『きえい』さんの水槽で

ペットに。
『佳肴 季凛』に戻ると

熱血君がやって来て

「おはよう、親方🐡」
「おはよう🐡」
「とらふぐを仕入れて来たのに
浮かない顔をしているけど・・・。」
「はぁ~

読んでみなよ。」
「あ~っ、そういうことね。
それでも3打数1安打なら
いいんじゃね。」
「そうだね。」
「ねぇ、しずまえって
何なの?」
「しずまえは

ここを読んでごらん。」
「そういうことね。
この人、鈴木さんでしょ?」
「あ゛~っ!?
鈴木じゃなくて鱸(スズキ)だよ。」
「魚なのに、どうして苗字なの?」
「だぁ~かぁ~らっ
苗字じゃないの!」
「じゃあ、どうして
スズキなの?」
「あとで教えてあげるよ。」
「はぁ~い。」
鱗を取り、頭を落とし

水洗いし
三枚に卸したら

背と

腹に柵取りしておきました。
これを見た熱血君

「透き通るみたいな白身だね。」
「おっ、目の付け所が
いいじゃん!」
「どういうこと?」
「スズキの名前の由来だよ。」
「とりあえず

冷蔵庫にしまってから
続きを話すよ。」

「うん♬」
「これを見てごらん。

あらの部分だけど

さっきよりも
こっちの方が透き通って
見えると思わない?」
「そうだね。

透き通る
↓
すきとおる
・・・・・。」
「う~ん、近づいて来た。」
「う~、あ~、~ん。
ダメだ、出ない。」
「すすぎ洗ったように
白い身だから
スズキなんだよ。」
「そうなんだぁ。
鈴木さんとは
縁もゆかりも無いね。」
「他にも説があるけど
気になったら
グーグル先生でも
ヤフーさんにでも
訊いてごらん。」
「そうだね。
あとさぁ、必ず活魚売場に行くって
今日も書いてあったけど
どういうことなの?」
「料理の道のスタートが
東京の鮨屋だったんだけど
その店は、毎朝
築地(今の豊洲)の市場で
活きた白身を最低5種類
仕入れていたんだよ。」
「へぇ~。」
「それがあるから
今でも寄っちゃうんだよ。」
「そうなんだぁ。
“三つ子の魂百まで”だね。」
「気の利いたこと
言うじゃん。」
「えへへ・・・。
最低5種類って言ったけど
どんな魚なの?」
「時季によって色々だけど
思い出す限り、言うよ。」
「うん。」
「平目(ひらめ)、鰈(かれい)
鯒(こち)、 魴鮄(ほうぼう)
鮎並(あいなめ)、鱸(すずき)
伊佐木(いさき)、皮剥(かわはぎ)
鯛(たい)、笠子(かさご)とか。」
「凄いね。」
「鯛がつく魚には
真鯛(まだい)、黒鯛(くろだい)
石鯛(いしだい)とか・・・。
他にもあるけど
書き切れないよ。」
「ここまでになると

さかなクンっていうか
白身君じゃん。」
「そうだね。」
「白身だけど
フグ類は無いねぇ。

それにしても
今日のはちっちゃくね?」
「チビとらだけに、ちっちゃいよ。
鮨屋だから
ふぐは使っていなかったし
そこの親方や職人も
免許がなかったからね。」
「ふぅ~ん。」
「結果的に
ふぐを扱う機会が無かったし
そうは言っても
フグ類は特殊な魚だから
普通の白身とは
別物なんだよ。」
「そうなんだぁ。
そうは言っても
今じゃ、ふぐ命💖
人に歴史ありだね。」
「そうだね。」
そんなやり取りを終え

とらふぐの仕込みが終了。
分かってはいても
物寂しい限りで・・・。
「明日はお弁当があるんだね。

そんじゃ、また🐡」
伊豆大島産の目近鮪(めじまぐろ)等で、休日出勤
Vol.3967
いらっしゃいませ
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“身体に優しい美味しい日本料理”
を信条とし
天然のとらふぐ、西京漬(西京焼)を
こよなく愛す
【佳肴 季凛】の店主兼熱血料理人の
志村弘信です。
今日(3月20日)は

休日出勤の様子を
お話しさせて頂きます。
明日は、沼津魚市場が休みなので
定休日でしたが

今朝は、沼津魚市場へ
仕入れに行って来ました。
いつもより早く
目が覚めてしまい
着いたのは

4時過ぎで
1時間近く早い感じです。
構内を物色していると

伊豆大島産の目近鮪(めじまぐろ)の
仕分けをしている最中でした。
大小さまざまな大きさで

大きいものだと

8キロ台のものも。
中には内臓を抜いたものあり
こういうものを
“抜き”と呼んでいます。
また、めじ鮪だけだと思ったら

鬢長鮪(びんちょうまぐろ)も
ありました。
鬢長鮪の正式名は
ビンナガマグロで
地方によっては
トンボマグロとも呼ばれています。
大きいものから仕分けられ

仕分けられていないものから
良さげなものを見つけ

鮮度確認のため
えらを見て

この1本をGETし

3キロちょうどでした。
1時間近く早く来た甲斐があり
それこそ、早起きは三文の得。
魚市場での仕入れを終えたら

近隣の包装資材店で

お弁当用の折を調達。
魚市場界隈を後にし

食遊市場に立ち寄り
野菜をはじめ

諸々の食材を仕入れました。
『佳肴 季凛』に戻っても
女将兼愛妻(!?)の
真由美さんはオフなので
完全独りの休日出勤。
なので

コンテナの掃除も

単独にして

セルフ。
単独は大変ですが
オフとなれば
自分も“カジテツ”こと家事手伝いを
させられるので
単独休日出勤の方が
ましかもしれません!?
めじ鮪を取り出すと

熱血君が

やって来ました。
「おはよう、親方♬」
「おはよう🐡」
「今日の休日出勤は
完全な独りだね。」
「そうだよ。」
「でも、真由美さんは
親方が戻って来るまでに

明日のランチの
セットをしていたよ、ほら。」
「戻って来るのを
待っていると
仕事に付き合わされるからだよ。」
「えっ、そうなの!?」
「っていうか
このセットが真由美さんの
休日出勤だよ。」
「そうなんだぁ。
で、メジマグロって
本マグロの子供でしょ?」
「そうだよ。
めじ→中ぼう→本鮪って
名前が変わるよ。」
「へぇ~。でも
何で、めじなの?」
「めじは、目近(めぢか)の略で
口と目が近いからだよ。」
「そうなんだぁ。」
「関東では、めじだけど
関西方面だと
よこわって呼ばれているよ。」
「よこわ?」
「白い線みたいな模様が
背から腹にかけて
輪みたいになっているからだよ。」
「何で、頭が上なの?
っていうか、縦じゃん。」
「頭を上にした状態で
言うからだよ。」
「へぇ~。
邪(よこしま)なことは
言えないね。」
「そこ、笑うとこ?」
「・・・・・。」
まな板に乗せたら

包丁で

鱗(うろこ)を取っていきます。
「鱗!?」と思われるかもしれませんが

これが鱗で

有鱗域(ゆうりんいき)
と呼ばれています。
鱗を取り、頭を落とし
腸(はらわた)を抜き

水洗いした状態が👆です。
すぐには卸さず

キッチンペーパーを丸め
頭と

尾から

金串を刺しておくと
熱血君が

「何をやっているの?」
と訊いてきました。
「血抜きをしているんだよ。」
「へぇ~。」
「マグロ類の赤い身は
ヘモグロビンと
ミオグロビンが豊富で
簡単に言うと
血液が多いから
高速で長時間、泳げるんだよ。」
「ほぉ~。」
「ただ、血そのものが残っていると
生臭くなるから
それを取る必要があるのは
分かる?」
「うん。だから
こうやっているんだぁ。」
「そうそう。」
血を抜くため
縦にすると

「ほら

血で染まっているでしょ。」
「そうだね。確かに

身は、きれいな赤だね。」
「こうすれば
持ちが良くなるし
美味しく食べられるんだよ。」
「ただ卸して、切るのが
刺身じゃないんだね。」
「そうだよ。」
その後、タオルに巻き

冷蔵庫へ。

「親方

頭はどうするの?」
「焼いてから
出汁を取るんだよ。」
「最後まで
使い切るんだね。」
「そりゃそうだよ。
命あるものを
粗末には出来ないからね。」
「そうだよね。
魚も喜ぶだろうし
漁師さんも嬉しいだろうね。」
「そう言えば
目が近いのがめじって言ったけど

ほら。どう?」
「よく分かんないやぁ。」
「確かに・・・。」
その後

サラダ素麺の野菜と

刺身用の妻(つま)を包丁しました。
それぞれの内容は
👇の通りです。
◆サラダ素麺の野菜
・長ねぎ ・みょうが ・人参
・レッドキャベツ ・アーリーレッド
・ピーマン(赤、青、黄)
◆刺身用の妻(つま)
・大根 ・人参 ・胡瓜
・アーリーレッド
その後、ランチ用の西京焼の銀鱈と

お弁当用の目鯛(めだい)に

串を打ち
最後に

米(白米、押麦、もち米)を研ぎ
雑穀御飯用の雑穀を

水に浸けておきました。
雑穀には、玄米、押麦
黒米、もち麦が入っています。
そして、12時半までには

包丁を砥(と)ぎ終え

単独の休日出勤が終わりました。
ところで、来週の月曜日は
次の日のバスツアーの仕込みや準備のため
既に、休日出勤が決定しています。
今度は真由美さんも
一緒です。
今日と同じく
休市日前という状況ですが
早く終われるように
作戦を練ることにします。
「明日はお弁当の
仕込みもあるんだね🍱

そんじゃ、また🐡」 By ミニふぐ
2023.3.20|お弁当 魚 野菜・果物(フルーツ) |permalink|コメントはまだありません
京都・舞鶴産の鯵(あじ)
Vol.3964
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志村弘信です。
今日(3月17日)は

今朝仕入れた鯵(あじ)
お話しします。
今朝、沼津魚市場に着いたのは

4時半過ぎでした。
普段は5時前なので
30分早いことになります。
早く着いたのは
鯵を仕入れるためです。
最初に

こちらの売場に行くと

京都・舞鶴産と

高知県産のものが

並んでおり
早く着いたものの

既にスーパーなどの
大口顧客が仕入れていました。
前もって、注文しておくことも
可能ですが
自分の目で見てからでないと
気が済まない性分ですので
このようなことは
殆どしません。
特に、ここ最近は
鯵の入荷が少なく
神経を使わざるを得ず
早く来たのは
こういう理由です。
なので、目星を付けたら

隣の売場にも行き
確認すると

先程の鯵よりも大きいので
即パス。
結果的に

舞鶴産を

仕入れることにしました。
【佳肴 季凛】に戻り

鯵を見たふぐとらちゃんが

「おはよう、親方🐡」と
声を掛けてきました。
「おはよう🐡」
「舞鶴って、どこ?」
「京都だよ。」
「京都って
海があるの?」
「あるよ。もしかして
琵琶湖が京都府にあって
海だと思っていたとか・・・?」
「そんなわけないじゃん。
琵琶湖は滋賀県にある湖くらい
知っているもん!」
「それならいいけどね。
舞鶴は上の方にあって
ザ京都の京都市とは

かなり離れているよ。」
「本当だ。」
「舞鶴で水揚げされる魚は
良いものが多いんだよ。
鯵だけじゃなく
鰆(さわら)、鰤(ぶり)なんかも
獲れるんだよ。」
「へぇ~。」
「詳しいことは

このページをを見てごらん。」
「うん。」
「さっきの地図に
舞鶴の上の方に
伊根(いね)ってあるでしょ?」
「うん、あるね。」
「そこは、本鮪(ほんまぐろ)や
鰤の養殖をしているんだよ。」
「そうなんだぁ。
京都の意外な一面だね。」
「貴族文化とか
お寺や神社のイメージが
強いからね。」
「勉強になったよ。
また教えてね。」
「はいよ~。」
最終的に、鯵は

三枚に卸してから
真空パックして

揚物用に
冷凍しておきました。
揚物にするからと言って
鮮度が落ちているわけでは
ありません。
なので、鰆、湯葉と共に

今夜の会席料理の刺身で
お出ししました。
当然、その前のクオリティチェックは
欠かせません。
ということで

今日の昼ごはんです。
これを見たふぐとらちゃん

「これって
親方の分なの?」
「そうだよ。」
「多過ぎね?」
「そう。だって
この時間(2時)まで
殆ど食べていないし
これぐらい食べないと
持たないよ。」
「そうだろうけど・・・。」
「あと、真由美さんの分は

どうして

別盛なの?」
「丼にしちゃうと
食べ過ぎちゃうからだよ。」
ちなみに、真由美さんとは
女将兼愛妻(!?)のことです。
「そりゃそうだよ。
で、今日の具は?」
「鰆が半分

鯵と

白魚(しらうお)が

4分の1ずつ。」
「さっきも言ったけど
多過ぎ!」
「適量、適量♬」
満載
↓
満腹
↓
満足
の流れで
休憩を取る前に

刺身を作ると
「見慣えない器に
見慣れない盛付なんだけど・・・」

と、ふぐとらちゃん。
「これはね
バレンタインのお返しの刺身だよ。」
「器は?」
「近所の常連さんだから
朝のうちに
持って来てもらったんだよ。」
「へぇ。それにしても
5種類もあるじゃん。
この間の鰤もだけど
こういうのって、いいよねぇ。」
5種類とは
鰆、目鉢鮪(めばちまぐろ)、鯵
白魚、湯葉です。
また、この間の鰤とは

この鰤です。
土曜日の明日は
魚市場が休みですが
ちょっと用足しに行くので
この辺で。
「明日も魚市場に行くんだって。

お疲れ様🐡」 By ミニふぐ
西京焼ではなく、刺身用の静岡県沼津産の鰆(さわら)
Vol.3963
いらっしゃいませ
基本に据えた
“身体に優しい美味しい日本料理”
を信条とし
天然のとらふぐ、西京漬(西京焼)を
こよなく愛す
【佳肴 季凛】の店主兼熱血料理人の
志村弘信です。
今日(3月16日)は

刺身用に仕入れた鰆(さわら)について
お話しします。
今朝、沼津魚市場に行くと

地物の鰆(さわら)が入荷していました。
地物ですので
沼津産ということになります。
ぱっと見、約50本ですが
暇つぶしにでも
数えてみるのは、いかがでしょう。(笑)
サイズごと
4列に並べられており
その列は以下の通りです。
◆1列目

3キロ~4キロ

◆2列目

5キロ台

◆3列目

6キロ台

◆4列目

7キロオーバー

自分が鰆を仕入れるのは
コース料理の西京焼にする時です。
また、焼物というより
西京焼にする魚の中でも
もっとも好きなのが、鰆なので
いつでも足を止めてしまいます。
ただ、今日は
刺身に使う魚が
必要だったので
最初は、西京焼のことを
考えていませんでした。
そうは言っても
4キロ台の鰆を見ると
断腸の思いで
見て見ぬ振り。
そんな中、1列目の中に

2,8キロのものがあり
鮮度確認のため

えらを見ると

鮮やかな赤い色をしており

即決!
【佳肴 季凛】に戻り

鰆を見たミニふぐが
「おはよう、親方🐡
親方が仕入れるサワラにしては
小さくね?」
「小さいよ。
4キロUPが基本だから
半分ぐらいだね。」
「西京焼にするの?」
「いや、刺身だよ。」
「サワラの刺身って
どうなの?」
「美味しいよ。じゃないと
仕入れてくるわけないじゃん!」
「そうだよね、失礼しました。
あとさぁ、鰆って
魚へんに春って書くけど
今が旬なの?」
「確かにそうなんだけど
元々、春っていうのは
今で言う1月、2月、3月になるし
寒鰆(かんざわら)って言われるように
真冬が一番いいよ。
これからの時季は
子が入ってきて
身が痩せ始めるからね。」
「子って?」
「卵とか精巣のことだよ。
そろそろ始めるから
この辺でね。」
「はぁ~い♬」
まな板に乗せ

包丁で鱗(うろこ)をこそげ取り
頭を落とし、はらわたを抜くと

乳白色をしていました。
乳白色なのは
脂が乗っている証拠です。
そう思うと
4キロオーバーの鰆のことが
気になって、気になって・・・。
水洗いをし

片身を卸すと
身割れすることなく

卸すことが出来、ひと安心。
というのも
鰆は、身割れしやすい魚の
筆頭だからです。
もう片身も

慎重に卸すと

ミニふぐが

「骨が残っているよ。
取らないの?」
「刺身にする時に、取るよ。
やたらと包丁を入れて
身割れすると困るからね。」
「そうなんだぁ~。」
上身(うわみ)も

下身(したみ)も

頭と尾の部分に
包丁したら

柵取りをしました。
鰆は細長い魚なので
柵にしても
断面の形に差が
出にくいのが特徴です。
今日のように
小さめだと
刺身に包丁する場合
無駄に大きい断面になりません。
なので、刺身用に鰆を仕入れる時は
あえて小さめにしているのです。
ただ、大きい鰆を仕入れた時には
同じ柵を刺身用と西京焼用に
使い分けることもしています。
その時の鰆は
脂の乗りが違うので
鰆好きの自分にしてみれば
してやったりなのは
当然です。
柵取りした身の皮に

包丁目を入れたら
氷の上で

FIRE!
すぐに返し

粗熱が取れたら

水気をふき取り

冷蔵庫へ。
あらの部分は

出汁を取るため
焼いておきました。
焼く前に

金串を

刺していると

「親方、何しているの?」
「こうすると

骨に残っている血が
取れるでしょ?」
「うん。」
「そうすると
焼いた時にきれいに仕上がって
雑味も無くなり
出汁を取ると・・・?」
「美味しい出汁が取れる!」
「はい

その通り!」
「ヤッタ~!」
そして、今夜の会席料理の刺身に

目鉢鮪(めばちまぐろ)、湯葉と共に
お出ししました。
鰆の西京焼でなくても

かまの部分を

おかず用の西京漬にすると

「たまには、これぐらいでも
いいんじゃね。」と、ミニふぐ。
「まぁね。
その代わりじゃないけど
明日のクオリティチェックで
良しとするかな・・・。(笑)」
「鰆なら、何でも良かったりして!?」
「う~ん。まぁ、知らんけど。」
明日も魚市場に行って来ますが
鰆があっても
仕入れることはしません。
残念ですが
タイミングが合い
改めて今日のような鰆に
出くわしたいものです。
「鰆もいいけど
今夜の鰤の西京焼も
良い感じだったね。

じゃ、また明日🐡」 By ふぐとらちゃん
熱海市網代(あじろ)産の鯵(あじ)で、休日出勤
Vol.3960
いらっしゃいませ
マクロビオティック(玄米菜食)を
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【佳肴 季凛】の店主兼熱血料理人の
志村弘信です。
今日(3月13日)は

休日出勤の様子について
お話しします。
今朝、沼津魚市場に着き

鯵(あじ)を仕入れるため
最初に

こちらの売場へ。
スチロールの上には
見本として

開いた鯵が置かれ
その中に

卵持(らんも)ちとか
子持ちと呼ばれる
産卵前の鯵がありました。
そのため
ここ最近の鯵の仕入れには
いつも以上に
気を使っています。
今朝の鯵の産地は
以下の通りです。
①静岡県熱海市網代(あじろ)

②大分県

③鹿児島県

④長崎県

開いた鯵は5枚ですが
④の長崎県産のものは
子持ちなので
サンプルは2枚でした。
また、④の長崎産の
箱詰の仕方が違うのは
5キロ入だからで
他は3キロ入です。
普段なら即決するのですが
出来なかったのは
このところの高値のためで
値段を比較せざるを得ません。
気になって

隣の売場に行くと
宮崎県産のものが入荷していましたが

大きかったので、パス。
先程の売場に戻り

網代産のものを仕入れることに。
その後、別の売場にも

鯵が入荷しており
こちらは

静岡県焼津産。
さらにさらに

大分県産が

こちらの売場にも入荷していました。
個人的には
焼津産が望ましかったのですが
後の祭り。
とりあえず
💯満点ではないものの
納得がいく鯵でしたので
良しということで・・・。
定休日ですので
鯵だけを仕入れ
魚市場から撤収。
魚市場を後にし

開店直後の食遊市場で
野菜や調味料を仕入れたら

帰ることにしました。
【佳肴 季凛】に戻り
荷物を下ろしたら

雨が降り始めていたので
コンテナに洗剤をかけ、放置。
普段なら
女将兼愛妻(!?)の真由美さんが
洗ってくれるのですが
完全独りの休日出勤なので
雑用も全て
自分でしなくてはなりません。(半泣)
なので、仕込むのは

洗い場にて。
鯵を用意すると

ミニふぐがやって来て

「おはよう、親方🐡」
「おはよう🐡」
「定休日だけど
市場に行ったの?」
「そうだよ。
揚物用の鯵の在庫が少ないから
仕入れて来たんだよ。」
「そうなんだぁ。」
「再来週、バスが来るから
その分を仕込んでおかないとね。」
「ふぅ~ん。
熱海は読めるけど
網代って、何て読むの?」
「あじろだよ。」
「珍しい読み方だよね。」
「そうなんだけど
全国各地にあるんだよ。
「そうなの!?」
「元々、漁業が盛んな
和歌山の漁師が移り住んで
その名前になったとも言われているよ。」
「えっ~!」
「それこそ地名なんて
ものがなかった頃の話だから
江戸時代とか
その前じゃないのかな。」
「ふぅ~ん。」
「他の説だと
網代って言葉は
漁業を意味して
沿岸部にある漁村が
網代になった場所もあるんだって。」
「へぇ~。」
「網代だけじゃなく
和歌山ルーツの地名って
他にもあるんだよ。」
「例えば?」
「勝浦とか、白浜とか。」
「有名どころじゃん。」
「どっちも、魚とか
漁業つながりだよ。」
「他には?」
「う~ん、他ねぇ。
漁業じゃないけど
移り住んだ人達が
前の土地の出身が多かったから
その地名を使った場所もあるよ。」
「どこ?」
「岩手県南部は
山梨県南部町にルーツがあったり
北海道北広島市は
広島出身の人が移住した所だったりとか。」
「他にもあるの?」
「仕込みが終わらなくなるから
グーグル先生とか
ヤフーさんにでも
訊きなよ。」
「はぁ~い。」
鯵は揚物用ですので
最終的には

三枚に卸しました。
「これじゃ
分からない人もいるから
説明してよ、親方。」
「はいはい。」
ということで
下処理の仕方は
以下の通りです。
①鱗(うろこ)を取る

②ぜいごを取る

※ぜいごとは
尾の付根にある硬い部分です。
③上身(うわみ)の鱗を取る

④ぜいごを取る

⑤頭を落とす

⑥はらわたを抜く

⑦水洗い

※鮮度落ちを防ぐため
氷水に塩を入れます。

⑧三枚に卸す

下身→上身の順番で
仕事をすると
身を返すさずに
頭を落とすことが出来ます。
そうすることで
時間の短縮が可能です。
些細なことですが
数仕事をする上では
見過ごすことは出来ません。
//
食材の鮮度=味
を落とさないためには
出来ることは
いくらでもする必要があります。
それは食材だけでなく
食材を獲ったり
作ってくれる漁師
百姓の方への感謝と敬意に
他なりません。
昨今の食料事情は
一次産業を蔑(ないがし)ろに
してきたことの結果なのです。
ともかく食材を
ぞんざいに扱うのだけは
悲しくてならないので
強く言わしてもらいました。
\\
当然、鯵の頭や

中骨も

下処理をしてから
出汁を取ります。
ただ、今日は真由美さんがいないので
このまま冷蔵庫へ。
「やっぱり、
真由美さんあっての
親方だね。」

「知らんけど・・・😅」
卸した鯵は

真空パックし、冷凍庫へ。
「親方ぁ~

鯵を忘れているよぉ!」
「あっ、これね。
これは明日のお楽しみ・・・♬」
「クオリティチェック
という名のおかずだな・・・。」
「知らんけど・・・🤤」
その後

洗い物をし

包丁を砥ぎ
昼前までには

休日出勤を終えたのでした。
「富士山も見えるから

明日は晴れるかな🗻
バスのお客さんじゃないけど
電線がちょっと邪魔だね。

そんじゃ、また明日🐡」 By ふぐとらちゃん
西京焼用&ホワイトデー用の鰤(ぶり)は、三重県産
Vol.3955
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基本に据えた
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【佳肴 季凛】の店主兼熱血料理人の
志村弘信です。
3月8日の今日も

お付き合い下さいませ。
今日のお話しは
鰤(ぶり)についてです。
今朝、沼津魚市場に行くと

全国各地から

鰤が

入荷していました。
産地は

静岡県焼津

和歌山県

三重県

千葉県

鹿児島県

韓国でした。
千葉県産は、5~6キロなので
鰤というより
その手前の“わらさ”というのが
正確なところです。
また、韓国とありますが
水揚げ地が韓国なだけで
獲れた海域は
玄界灘周辺なので
≒福岡または長崎になります。
鮮度を重視し、選んだのが

三重県産の

10,2キロのものでした。
ちなみに

こんな姿をしています。
顔というか
えらぶたの部分に
包丁の痕があるのは

活〆にされたものだからです。
【佳肴 季凛】に戻ると
ふぐとらちゃんがやって来て

「おはよう、親方🐡」
「おはよう🐡」
「10,2キロもあるんだぁ。

デッカイね。」
「鰤のサイズの目安が
8キロアップだから
軽くクリアしているね。」
「ブリって
出世魚なんだよね。」
「そうだよ。
ただ、大きくなるにつれて
名前が変わるのが
出世魚じゃないんだよ。」
「どういうことなの?」
「鰤みたいに
名前が4回変わらないと
出世魚じゃないんだよ。」
「ワカシ、イナダ、ワラサ、ブリ
って変わるんだよね。」
「よく知っているじゃん。」
「やったー!」
「この呼び方は関東方面で
関西や北陸だと違うけど
鰤はブリのままだよ。」
「でもさぁ
どうして、4回なの?」
「歴史上の人物で
名前が4回変わって
出世した人がいるんだけど
知っている?」
「え~っと、あの~
う~んと・・・。」
「はい

そこまで!」
「ありゃりゃ・・・。」
「正解は

豊臣秀吉。」
「どうしてなの?

今、NHKの大河ドラマでやっている
徳川家康も名前が
変わっているけど・・・。」
「豊臣秀吉って
元々、武士の出じゃないけど
最後には、天下統一をして
武士のトップに立ったでしょ?」
「そっかぁ、だから
出世魚なんだぁ。」
「そういうこと。」
そんなやり取りを終え
鰤の下処理を始めることに。
鱗(うろこ)が細かいので

包丁を使う“すき引き”という方法で
鱗を取り除きます。
言うまでもなく
包丁が身に入らないように
注意しなくてはなりません。
鱗を取り終え
頭を落とし
はらわたを抜いたら

水洗いをし

三枚に卸しました。
身が白っぽいのは
脂が乗っている証拠です。
腹骨を欠いたら

鮪(まぐろ)で言うところの
大トロの部分を
切り離します。
身を返したら

切身にすると

こんな感じに。
切身にしたのは
コース料理の西京焼にするためです。
鰤のついでに

鯖(さば)を
【西京漬】に仕込むことにし

とりあえず、どちらも冷蔵庫へ。
魚を卸すと、出るのが
あらの部分です。
かまや切り落としの部分は

切身同様、西京味噌に漬け込み
賄い行きです。
👆 実はこれが、楽しみ。
また、中骨などの部分は

出汁を取るため
焼いておきました。
ランチの営業が終わったら

クオリティチェックを兼ねて、昼ごはん。
見ての通りの鰤丼です。
👆これも、楽しみ。
これを見たふぐとらちゃんが

「丼になっているのが
親方ので

この別盛になっているのは

真由美さんの?」
「そうだよ。」
真由美さんとは
女将兼愛妻(!?)のことです。
「どうして別盛なの?」
「食べ過ぎちゃうから
あえて別盛にしてあるんだよ。」
「そりゃそうだよ。
見ているだけで・・・🤤」
脂が乗っているとは言え
天然の鰤ですので
後味スッキリ。
満足、満腹状態で昼寝をしたら

この器に

鰤(ぶり)の刺身を
盛付け、鮪も少し
盛付けてあります。
色が変わっているのは
朝のうちに
皮を引いたからで
鰤はサイズ=呼び名に関わらず
色変わりが早いことです。
そのため、かつては養殖の魚の
トップランナーの地位を
譲ってしまいました。
これを見たふぐとらちゃんが

「これは、なぁに?」
「これは、ホワイトデー用のだよ。」
「ってことは
バレンタインのお返し?」
「そうだよ。近所の常連さんに

器を持ってきてもらったんだよ。」
「いいじゃん、いいじゃん!
季凛ごっこが出来るね。」
「こういうお返しとか
誕プレって
いいと思わない?」
「絶対いいよ。
こういうお店だからこそ
出来ることだよね。」
「西京焼用の仕入れがメインだけど
切身に向かない部分とかで

仕立ててあるんだよ。」
「だから、尾に近い部分を
別にしておいたんだぁ。」
その後、夜の営業の合間を見ながら

鰤だけでなく鯖も

有機JAS認証済の西京味噌を
ベースにしたお手製の西京味噌と共に
真空パックしておきました。
「アイス🍨んまそぉ。

そんじゃ、また明日🐡」 by 熱血君
一週間で3日休みの沼津魚市場
Vol.3930
生涯、一料理人を貫くためが想いを
『佳肴 季凛』店主兼熱血料理人の
志村弘信が

今日(2月11日)も
認(したた)めます。
土曜日が定休日の
沼津魚市場ですが

建国記念の日が重なり

完全なる休市日で

どこそこ真っ暗。
そんな中

こちらの問屋に行くと

自分が注文しておいた

西伊豆産の伊勢海老を

準備していたところでした。
こちらの問屋は

伊勢海老

鮑(あわび)専門の問屋で

一般の方も購入出来るので
是非是非!
なお、自分は
こちらの問屋の回し者では
ありません。(笑)
生簀や水槽を見ると
ついつい原価計算してしまい
頭の中では

札束を想像してしまいます。
「この生簀だけで
いくら?」
伊勢海老を仕入れたら

食遊市場にも立ち寄り
今朝の仕入れが終わりました。
『佳肴 季凛』に戻り

伊勢海老を見た熱血君曰く
「おはよう、親方♬
活きてる🦐活きてる🦐」
「おはよう。
活きているのじゃないと
ダメなんだよ。」
「この2匹だけ
仕入れて来たの?」
「そうだよ。昨日仕入れて
うちの水槽に入れておいて
死んじゃうと困るし
そんなことで気を揉むのは
面倒だしね。」
「そうだよね。
で、どんな料理になるの?」
「伊勢海老の
具足焼(ぐそくやき)っていう
焼物にするんだよ。」
「聞いているだけで
んまそう~!🤤」
「じゃ、

これで予習してね。」
「はぁ~い。」
今朝の伊勢海老は

今日のお昼のコース料理に
お出ししました。
ところで
沼津魚市場は

今日だけでなく
明日も休みなので

連休となります。
年末年始、お盆休み
ゴールデンウィークを除いては
連休になることが少ないので
都合が良いのは確かです。
また、豊洲などの中央市場をはじめ
多くの市場よりも
休みが少ない沼津魚市場ですが
今週は

火曜日(7日)も休みでした。
なので、一週間の間に
3日も休んだことになります。
自分の知る限り
かなりのレアケースです。
「働き方改革」なる意味不明なものにより
休みや勤務時間を多く
取るようになったのですが
今もってなお、自分は

不思議でなりません。
休みを取るのは
大いに結構ですが
休み過ぎるのは
どうしたものかと・・・。
働くことが
罪悪のように思わせる
政策って・・・。
「親方の考えに
賛成だな、僕も。」と、熱血君。
「おっ、助け舟を出してくれるの?」
「過労死って言うけど
仕事のし過ぎで
死んじゃうなら
今、親方は
ここにいないんじゃね?(笑)」
「そうかも。悩み過ぎて
命を落としたり
自ら命を絶つことはあっても
それだけじゃ
そうならないと思うよ。」
「そうだよ、そうだよ♬」
「仕事って、最低でも40年くらいは
するものだから
前向きな持ちで
やるべきだと思うんだよね。」
「うんうん。」
「お金っていう大事なものを
得る手段だから
たいへんな面はあるけど
それくらいの我慢は
しなきゃならないよ。」
「そうだよね。」
「そういう時こそ
努力、忍耐、工夫の
人生三種の神器を
駆使する必要があるんだよね。」
「おっ、凄いこと言うじゃん!
有名な人の言葉なの?」
「自分が考えた言葉だよ。
もしかしたら、偉人
有名人が言ってるかもよ。
そんなのは、知らんけど・・・。」
「でもさぁ、・・・・・。」
「何、何?」
「親方って、いじんは
いじんでも、異人じゃね?(笑)。」
「そうかもね。
異人、いいじゃん!」
「やっぱり・・・。」
「なんか言った?」
「いやいや
な~んも言ってないよ。」
明日は魚市場に行かないので
お気楽、極楽の朝となります。
そんな明日のお話しは
伊勢海老をお出しした
コース料理についてです。
「そんじゃ

また明日🐡」 by ふぐとら
雪でキャンセルになったバスツアー
Vol.3929
生涯、一料理人を貫くためが想いを
『佳肴 季凛』店主兼熱血料理人の
志村弘信が

今日(2月10日)も
認(したた)めます。
今朝、沼津魚市場で仕入れたのは

地物の鮑(あわび)と

CHINA産の浅蜊(あさり)だけで

これらを見たミニふぐ達が

「おはよう、親方♬
今朝の仕入れは、少なくね?」と。
「そうだよ。
バスのお客さんが来るからね。」
「そうなんだぁ。」
「あと、“昼ふぐ”もあるから
今日はハードだよ。」
「頑張ってね。」
「はいよ~。」
普段の段取りをしたら
盛付を始め

個室と

テーブル席に分けておき
盛付けてある料理は

グリンピース豆腐で
その上にあるのは
枸杞(くこ)の実です。
ふぐ刺と

ふぐちりを盛付け終えると

「親方、準備が出来たね。」と

ミニふぐ達。
「あとは、時間通りに
来てくれれば
万事OK!」
「改めて、頑張ってね。」
「はいよ~。」
そんなやり取りを終え
程なくすると
バスの添乗員から連絡が入りました。
雪で通行止めになって
来れないかもしれないとのこと。

長野から見えるので
天気予報は気にしてはいたものの
まさか・・・。
道路状況を判断しながら
迂回して
遅延の可能性に
期待しつつ
次の連絡を待つことにしました。
道路状況を確認すると
山梨県内の通行止めが
数か所発生している様子。
その後、30分ほどすると
添乗員から
引き返すとの連絡。
万事休す。

覚悟は出来ていたものの
一気に力が抜けました。
そうこうすると

“昼ふぐ”のお客様が見え
バス用に確保しておいた
駐車スペースに停めるよう
女将兼愛妻(!?)の
真由美さんが伝えると
「え゛っ~!?
それは大変ですね。」と
心配の声を掛けてくれ、店内へ。
合間を見ながら

個室

テーブル席の片付をするものの
二人して
「一気に疲れたね。」の繰り返しです。
結局、山梨県内の道路状況は
こんな様子で
これでは如何せん・・・。
気を取り直し
片付や仕込みを始めました。
先ずは

鮑。
鮑は、明日のご予約用で
天ぷらにします。
ちなみに、鮑の天ぷらについては
こちらをお読み下さい。
鮑の殻を見たミニふぐ達が

「鮑の殻って
キラキラしていて
きれいだね。」と

声を掛けてきました。
「親方、あわびの殻って
工芸品にも使うんでしょ?」
「そうだよ。
それを買い取る業者がいるって
若い頃、聞いたなぁ。」
「そうなんだぁ~。」
「そう言えば、その業者の名前が
笑えるんだよ。」
「どういうこと?」
「鮑のことを英語で
Abalone(アバロン)
って言うんだけど
それを使って
アバロン商会って名前だったんだよ。」
「マジで!?」
「さっきも言ったように
見たり、会ったことはないけど
業者の名簿に書いてあったからね。」
「あはは・・・。
あわび商会ってことじゃん。」
「そうだね。
気になって、ググったけど
無かったけど
それに近い名前の会社もあったよ。」
「へぇ~。何て名前?」
「探してごらん。」
「ちぇっ。(笑)」
「それはそうと
磯の鮑の片思いって言葉を
聞いたことある?」
「うん。」
「どういう意味か
知ってる?」
「・・・・・。
分かんな~い。」
「鮑は殻が一枚しかないでしょ。
片側しかないように見えるから
自分が一方的に想っているだけで
相手にその気のない恋のことを
言うんだよ。」
「そうなんだぁ~。
親方と真由美さんは
どうなの?」
「どうなんだろうねぇ。(笑)」
急遽、バスツアーの御席は
キャンセルになってしまいましたが
大事に至らず、無事に
お客様も戻れたようなのが
何よりでした。
気分を切り替え、明日が
仕切り直しの一日となるよう
頑張ります。
「それじゃ

また🐡」 by 熱血君















