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もっとおいしいお話し

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2種類のアジは、眼鯵(メアジ)と丸鯵(マルアジ)


漁港が併設されている

沼津魚市場のメリットの一つが

新鮮な地物の小魚が

水揚げされることです


2025年7月23日



Vol.4669

いらっしゃいませ

マクロビオティック(玄米菜食)を

基本に据えた 

“身体に優しい

美味しい日本料理”

を信条とし

魚菜食文化でもある

和食文化を

支えてくれる漁師の

代弁者として

静岡県富士市の

日本料理店【佳肴 季凛】の 

店主兼熱血料理人の志村弘信が

今日も認(したた)めます



今朝、沼津魚市場から

戻って来ると

ふぐのぼり君が

やって来ました

「おはよう、親方

何だかんだ

色々、仕入れて来たね」



「おはよう🐡

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: sRIMG5879.jpg


こんな感じで

細かい魚が多いよ」

と、自分 

「アジみたいなのが

多いけど・・・」


「みたいっていうか

アジ類が

2種類いるよ


眼鯵(メアジ)と


丸鯵(マルアジ)だよ



胡麻鯖(ゴマサバ)も

いるけど


これは

鯵じゃないからね」 



「メアジとマルアジは

どこ産なの?」



「眼鯵も



丸鯵も


由比(ゆい)のだから

地物じゃないよ」



由比とは

静岡市にある小さい漁港です 



「メアジは

これ以外にもいるけど・・・」

「そうだよ


沼津の西浦の定置網で

水揚げされたものも

いるよ」


「今更だけど

味も違うんだよね?」



「じゃが芋と里芋くらい

違うよ」

「ってことは

別ものじゃん!」


「そうだよ

今日の眼鯵のうち


大きめのは

揚物にして


小さいめのは

そのままだったり

卸したのを

南蛮漬にするよ


で、丸鯵の方は


酢〆(すじめ)に

したよ


あと、小鯖も

南蛮漬に仕込むんだけど


小さいから

そのままだよ


サバ繋がりで

1本だけど

サバフグもいるけどね



「メアジもマルアジも

そういう使い方を

するものなの?」




「サイズで

仕込み方を変えただけで

どっちも

同じ使い方が出来るよ」



「味も違う

って言ってたけど

どっちが美味しいの?」




「比べれば

丸鯵だけど

眼鯵も十分

美味しいよ」



「そうなんだぁ」




「それはそうと

そろそろ

お昼にするから


光物の盛合せを

作ってみたよ」



「んまそぉ~🤤

どれがどれか

説明してよ」




「まぁ、慌てなさんな


酢で〆た

眼鯵と


貝割(かいわり)で




叩きは

丸鯵だよ」



「カイワリは

この間も仕入れて

ブログに書いていたもんね


「そうだね

ただ、眼鯵と貝割は

昨日仕込んだものだよ」

「へぇ~

こんだけあると

アジの味比べだね」

「気の利いたこと

言うね~」



「えへへ (∀`*ゞ)エヘヘ」


サバフグ以外の小魚は

マイナー魚と言えるのですが

これらを仕入れることが

出来るのも

漁港が併設されている

沼津魚市場だからこそです


こういう

地方ならでは市場の

メリットを最大限に活かし


日本料理という魚菜食文化の

魅力を伝え続ける姿勢を

失うわけにはいきません





「今朝のブリは

ランチとか夜のコースの

西京焼用なんだって

そんじゃ、また🐡」


by 熱血君 

最高レベルの漁師メシは、金目鯛(キンメダイ)のフライ


漁師メシと言うと

船で食べたり

水揚げ直後の浜で

食べる料理が

一般的ですが


それらとは違う漁師メシも

中にはあります


そんな漁師メシとは・・・


2025年7月22日


Vol.4668


いらっしゃいませ

マクロビオティック(玄米菜食)を

基本に据えた 

“身体に優しい

美味しい日本料理”

を信条とし

魚菜食文化でもある

和食文化を

支えてくれる漁師の

代弁者として

静岡県富士市の

日本料理店【佳肴 季凛】の 

店主兼熱血料理人の志村弘信が

今日も認(したた)めます






「おはよう、親方

これって

キンメダイ?」



と、ミニふぐちゃんが

訊いてきました



「おはよう🐡

そうだよ


昨日、市場で

南伊豆の漁師から

もらったんだよ」

と、自分


市場とは

ホームグランドの

沼津魚市場のことです



「キンメなんて

超ヤバっ!」



「実はさぁ



別の漁師からは

これらも

貰っちゃったんだよ」


「マジで、ヤバっ!」


「普段の行いが

素晴らしい良い子になると

こうなるんだよねぇ」


「そういうことを

自分で言っているうちは

マジな良い子には

まだまだじゃね!?」




「あはは・・・」




で、これらが

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: sRIMG5800.jpg

昨日、卸した時点の

様子です



眼鯵(メアジ)など

殆どの魚は


揚物や南蛮漬用に

卸し




貝割(カイワリ)だけは

酢締めにし

こちらが

貝割(カイワリ)です




「これらは

いいんだけど

キンメダイは

何にするの?」



「フライだよ」


「え゛~っ

フライって

フライでしょ?」


「パン粉をつけて

揚げたフライだよ

まぁまぁ

仕上げは流々

御覧(ごろう)じろ」



「わぁ~い♬」




卸し身の

真ん中にある血合い骨を

抜きます


抜き終えたら


上(かみ)と下(しも)に

包丁し


塩、胡椒を振り


打粉(うちこ)をしたのち

生パン粉をつけ

揚げるだけです




油が切れたら


盛付けました




「見た目は

ごくごく普通の

フライだけど・・・」



「まぁ、これから

食べるから

待っていてよ」




そして、実食すると

「どうだった

どうだった?」



「魚のフライを

越えた味だよ」


「魚なのに

魚の味じゃないの?」



「鯵(アジ)フライみたいに

魚感ゼロなんだよ」

「魚感無しってことで

魚の味じゃないんだね」




「そうそう

金目鯛だけじゃないけど

脂が乗っている魚を揚げると

フワフワな食感になるんだ

しかも、生パン粉だから

サクサク」



「フワフワで

サクサクかぁ・・・🤤

でも、こんなフライを

どこで思い付いたの?」


「かなり前に

この金目鯛をくれた

漁師の奥さんが

市場で話していたのを

聞いたんだよ


いつかチャンスがあれば

やってみたかったんだけど


如何せん、金目鯛は

安くないから

おかずにするのには

かなり勇気がいるからね」



「ってことは

漁師メシじゃん」



「そうだね

漁師メシって言うと

船の上で食べたり

水揚げ直後に食べる

刺身の類が殆どだけど

ちゃんと調理した漁師メシも

ありだね」



「でもさぁ

親方の場合

自分で市場に行って

気に入った魚を仕入れて

その鮮度の良さを

最大限に活かすわけだから

料理人的漁師飯

になるんじゃね?」



「そうかもね

何だかんだ言っても

鮮度に勝るものはないし

漁港がある市場だからこそ

色んなマイナー魚を

仕入れることが出来るから


これからも

最大限に活かすよう

仕事をしていきたいね」




「👏👏👏」 


地方には地方の

日本料理があり


それを支えてくれるのは

多くの漁師です


彼らの応援団

そして、代弁者として

魚菜食文化の

日本料理の魅力を

伝え続ける姿勢を

貫き続けます 





「お持ち帰りの煮物じゃん

色々入っていて

んまそぉ🤤

そんじゃ、また明日🐡」



by ふぐのぼり君 

実は、かなり美味しい宗田鰹(ソウダガツオ) 


魚は下処理次第で

味に大きな違いが

生まれます 

また、鮮度さえ良ければ

まずい魚は

ありません 



2025年7月21日


Vol.4667



いらっしゃいませ

マクロビオティック(玄米菜食)を

基本に据えた 

“身体に優しい

美味しい日本料理”

を信条とし

魚菜食文化でもある

和食文化を

支えてくれる漁師の

代弁者として

静岡県富士市の

日本料理店【佳肴 季凛】の 

店主兼熱血料理人の志村弘信が

今日も認(したた)めます



「親方、んまそうじゃん🤤

アジは分かるんだけど

赤いのは

カツオ?」

と、ふぐとらちゃんが

訊いてきました



「赤いのは

宗田鰹(ソウダガツオ)


っていうか

正確には

宗田(マルソウダ)だよ」

と、自分


「ソウダガツオには

ヒラソウダと

マルソウダがいて


マルソウダは

あんまり美味しくない

って、読んだことあるけど

本当はどうなの?」


「フェイクとまでは

言わないけど

正しくはないよ」


「ってことは

間違いなの?」



「正しくないって

言っているのは

あくまでも

味は好みの問題だからだよ

丸宗田の場合

鰹とか

平宗田に比べれば

味が劣るのは

言えるかもしれないけど

これだけなら

十分美味しいし

鰹や平宗田には無い

美味しさがあるよ

だから

仕入れて来たんだよ」



「そうだよね」



「鮮度が良い限り

ごくごく僅かな例外を除けば

不味い魚は

なかなかいないよ


丸宗田は

お値打ちだから

コスパで言えば

最高レベルだね」


「そっか~」




「丸宗田は

宗田節って言って

鰹節みたいな使い道が

あるんだけど


仮に美味しくなかったら

手間暇を掛けて

加工するわけないでしょ?」


「そうだよね

ってことは

ほぼフェイクじゃん」



「まぁ、そうなるし

ただの偏見だね」



「鮮度って

言ったけど

今朝、市場で

仕入れたんでしょ?」



「そうだよ」


市場とは

ホームグランドの

沼津魚市場のことです 



今朝の丸宗田は

東伊豆の定置網で

山下丸が

水揚げしたもので


その目方は

約1,5トン


この中から

自分が選ったのが

この4本でした


比較的大きめのもので

4本で2,7キロでしたので

1本あたり

700グラム弱です


となると

1,5トンだと

2000本超となります


鮮度バリバリですので

すぐに

えらを抜きました


こうすることで

鮮度が保たれ

味が落ちることは

ありません 


卸したら

皮に包丁目を入れ


バーナーで炙り

叩きにしました


十分に冷えたら

血合いを外すのですが


丸宗田の血合いは

時間が経つと

ヒスタミンが生成されるので

注意が必要です


が、しかし

鮮度が良いものを

丁寧に下処理すれば

全く問題ありません

 
ということで

こんな感じです



器の外側に盛付けたのが

鯵(あじ)で


この鯵は

知り合いの居酒屋さんが

もらった鯵のお裾分けで

貰い物の貰い物

ということになります



身がすき透っているのは

鮮度が良いだけでなく

えらを抜いてあったからです 


なので

どんな魚でも

血抜きをすることで

見た目だけでなく

味にも

大きな違いが生まれます


こういう下処理をするのが

魚菜食文化の

日本料理には

欠かせません 



そして

日本料理を

自らの生業とした以上


その魅力を

伝え続けるための努力を

怠るわけには

いかないのです 




「娘ちゃんが作った 

キッシュじゃん

んまそぉ~🤤」 

by ミニふぐちゃん

娘弁当の豚カツ弁当の後に、フライヤーの掃除



休市日は娘弁当用に

揚物を揚げることが多く

今日は

娘弁当用に

トンカツを揚げました                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                       


2025年7月15日


Vol.4661


いらっしゃいませ

マクロビオティック(玄米菜食)を

基本に据えた 

“身体に優しい

美味しい日本料理”

を信条とし

魚菜食文化でもある

和食文化を

支えてくれる漁師の

代弁者として

静岡県富士市の

日本料理店【佳肴 季凛】の 

店主兼熱血料理人の志村弘信が

今日も認(したた)めます





「おはよう、親方🐡

朝から豚カツ

ってことは

娘ちゃん弁当?」 


と、ふぐとらちゃん


「おはよう🐡


今日は市場が休みだし

普段の段取りが済んだら

フライヤーも

掃除したいからね」


と、答えました 



そして、仕上がると




「んまそぉ~🤤

これが

揚げたてだったら

マジでヤバいよね」


「まぁ、揚げ物だけじゃないけど

料理は出来立てに

勝るものは

無いからね


揚げたてじゃないけど


うちらの早お昼も

豚カツだよ」


「ズルっ

裏山C~」 




濾し終えた油を見ると



「十分きれいじゃん」

と、言ってきました 



「マメに濾すように

しているからね」


そうこうしていると

女将兼愛妻(!?)の

真由美さんが

フライヤーの掃除を

してくれていました 




「おはよう、真由美さん

油もきれいだから

フライヤーの掃除も

簡単に終わったね」


「おはよう🐡

そうだね



ほら✨✨✨」


「おぉ~


すばらしい!」


こんな感じで

定休日明けの一日だけでなく

新しい一週間が

始まったのでした





「バナナじゃん🍌

こんなに沢山

どうするのかなぁ~

そんじゃ、また明日🐡」  



by 熱血君

予想外に、台風5号の影響が少なかった沼津魚市場



台風5号の影響で

魚の水揚げ、入荷が

心配でしたが

思ったより

影響は少なく

無事の仕入れをすることが

出来ました 


2025年7月14日



Vol.4661




いらっしゃいませ

マクロビオティック(玄米菜食)を

基本に据えた 

“身体に優しい

美味しい日本料理”

を信条とし

魚菜食文化でもある

和食文化を

支えてくれる漁師の

代弁者として

静岡県富士市の

日本料理店【佳肴 季凛】の 

店主兼熱血料理人の志村弘信が

今日も認(したた)めます



「おはよう、親方🐡

台風が来ていたけど

今朝は、市場に

魚があったの?」


と、ミニふぐちゃん 



市場とは

沼津魚市場のことです




「おはよう🐡

どの売場も

沢山じゃないけど


まぁまぁって

感じだったし



帰る頃には

伊東・川奈の定置網の魚も

入荷してきていました


「そんなら

良かったじゃん


で、何を仕入れたの?」 


「黄目近(キメジ)と


鰹(カツオ)なんだけど


どっちも

宮崎の漁師が

水揚げした魚なんだけど


鰹は

漁師から

貰っちゃった♬」 


「わぁ~

漁師から

休日出勤手当を

貰ったなんて

良かったじゃん!」



「そうだよ


白いゴム長靴を

履いている二人だよ」


「この格好は

ザ・漁師だね

台風が近づいていたけど

こういう時って

漁師はどうしているの?

宮崎の漁師って

言ってたけど・・・」



「どこかしらの漁港に

停まっているんだって」


「それって

漁師に訊いたの?」


「そうだよ

こういう事って

興味ない?」

「無くは無いけど

訊くほどまででも

無いような・・・」 



「リアルな食の現場のことを

大勢の人に

伝えたいし

日本料理が魚菜食文化だからこそ

どんな些細なことでも

知らないと

気が済まないんだよね」


「ヤバっ

熱血料理人らしく

熱くなってきたよ」 




「あはは

で、さっきの話に

戻るんだけど


かつては

台風とかの悪天候の時って

情報が少なかったから

かなり大変だったんだって


だけど、今は

ネットのおかげで

天気、潮、風、波

っていう自然現象が

瞬時に分かるから

便利なんだって」



「海の上でも

ネットが欠かせないんだね」 



「そうは言っても

一度、漁に出たら

2、3日は

陸(おか)に戻れないことは

当たり前だから

そういうのは

マジで大変だと思うし


それを仕事にしている漁師には

頭が下がるよ


しかも、食の根本を

支えてくれているんだから

もっと感謝すべきだよ


特に、“先生”と

呼ばれる人達だよ」



「あぁ、あの人達ね」


「選挙が近くなると

市場に来たりするんだけど

そんなことする前に

一週間でも

船に乗って

漁師の手元でも

やってみやがれだね」



「あの人達に

出来るわけないんじゃね?」



「百発百中で

出来ないよ

口から出任せの

言うだけ番長だから

無理無理!」 


「さすが

漁師応援団にして

代弁者の親方だから

ますます

ヒートアップしてきたね」




「当然でしょ

国家の根幹政策は

食料とエネルギーだからね

まぁ、これ以上

熱くなると

気温も上げちゃうから

勘弁してあげるけど(笑)


この問題だけは

自分には

一生付いて回るから

言い続けるよ」




「👏👏👏」




黄目近は

水洗いした後

キッチンペーパーに包(くる)み

冷蔵庫へ

一方の鰹は


卸したら


バーナーでFIRE🔥



そして、今夜のおかずに・・・🤤




「んまそぉ~🤤

これぐらいの量だと

鰹好きの親方的には

一人前でしょ?」



「自分的には

二人前だね」



「そんなにも

好きなの?」




「毎日、毎食

とまではいかなくても

週2、3回くらいなら

間違いなく飽きないはずだし

好きな食べ物ランキングの

断トツ、ぶっちぎりの

一番だね🏆」



「そこまでとは・・・・

筋金入りの鰹好きなんだね」

「イエ~ス🏆」 


ということで

休日出勤手当を

堪能したのでした


これからの時季は

台風などの影響で

魚の水揚げ、入荷が

思わしくないことも

ありますが

そのすき間を

掻(か)い潜(くぐ)り

仕入れが出来るよう

願うばかりです




「明日の娘ちゃん弁当は

豚カツ弁当!?

いいなぁ~

そんじゃ、また🤤」 


by ふぐとらちゃん

地魚の水揚げと陸送便の魚の入荷こそ、沼津魚市場のメリット


沼津魚市場は

地魚の水揚げがあるだけでなく

全国各地から

色んな魚が

送られてきます


そのメリットを活かして

“身体に優しい

美味しい日本料理”を作るのが

自分の使命です



2025年7月6日


Vol.4659



いらっしゃいませ

マクロビオティック(玄米菜食)を

基本に据えた 

“身体に優しい

美味しい日本料理”

を信条とし

魚菜食文化でもある

和食文化を

支えてくれる漁師の

代弁者として

静岡県富士市の

日本料理店【佳肴 季凛】の 

店主兼熱血料理人の志村弘信が

今日も認(したた)めます



仕入れを終え

沼津魚市場から戻って来ると

ふぐとらちゃんが

やって来ました




「おはよう、親方🐡

今朝の仕入れは?」





「丸宗田(マルソウダ)に



胡蘆鯛(コロダイ)



あとは

『西京漬』用の鰤(ブリ)だよ」


ちなみに

こちらが『西京漬』です

佳肴 季凛 謹製 西京漬け






「親方の写真からして

マルソウダも

コロダイも

地物なの?」



「そうだよ

どっちも

沼津の西浦の定置網の魚で


丸宗田は


こんな感じ


青い箱は

30キロ入だから

ざっと200キロかな」


「ヤバっ!

ってことは

仕入れて来たのが

どれくらいあるの?」



「500gサイズだから

ざっくり400本とかかな」


「へぇ~

コロダイは

どうなの?」


「胡蘆鯛は

活かしだったんだけど


勘八(カンパチ)メインで

他の魚も

多かったよ


こんな感じだね」




「大混雑!」



「胡蘆鯛は


活〆だよ」 


「こういう地魚って

その日に行かないと

有るか無いか

分かんないんでしょ?」



「それこそ

出たとこ勝負の博打(ばくち)

みたいなもんだね」


「ギャンブル!」



「潮の流れ

天気次第で

ガラリと変わるからね


だから、今日みたいに

水揚げがあっても

明日は半分なんてことは

当たり前だし


その反対に

今日は昨日の倍も

珍しくないしね


どっちにしても

毎日、同じ魚が

獲れるとは

限らないんだよ」


「そんなにも

違うもんなの?」



「最近じゃ

そういうのは

気にならなくなったけど

最初の頃は

『昨日の魚は

どこへ行っちゃったの?』

なんて思ったよ」 



「へぇ~」



「でもさぁ

このスリルが

たまんないんだよね」


「どういう意味で?」


「何だろう

う~ん

脳内麻薬って感じとか・・・」


「親方、ヤバッ!」


「まぁ、この1、2年は

色んな漁師と

知り合いになれたから

そういう出会い的な楽しみも

あるんだよ


魚を仕入れるだけじゃなく

人との出会いは

魚以上に

面白いんだよね」



「親方みたいな人って

いるの?」


「見たことないね」


「やっぱりね」 


「たださぁ

料理人こそ

沼津みたいに

漁港がある魚市場に行って

ザ・現場を体験して

食の魅力を伝えなきゃ

ならないんだよ」



「そうだよね」



「地物だけだけじゃ

まかないきれないから

他所から送られてくる魚でも

料理を作るんだけど


そういう魚のことを

送りとか

陸送便って

呼んでいるよ」



「その二つがあるのが

沼津の魅力ってこと?」


「素晴らしい!

その通りだよ


今日の場合だと


『西京漬』用の鰤は


高知産で



画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: sRIMG4642.jpg

これが

2本分の切身だよ」


「地魚と


ブリみたいに

他所から来る魚が

あるから

季凛の料理が

成り立つんだよね」




「そうだよ 



今日のランチの刺身は

胡蘆鯛、黄目近(キメジ)の

2つの地物入りだし


今日仕込んだ鰤は

入っていないけど


明日発送する

お中元の『西京漬』が

これだよ👆」



「マルソウダは・・・?」



「皮目を炙って



柵取りしたら


ジャ~ン!


夕飯のおかずだよ」


「ヤバッ


ズルくね?」


「ここんとこ

お中元の仕込みとかで

ハードだから

エナジーチャージしないとね・・・」



「まぁまぁ

明日の定休日も

市場へ行くみたいだから

早出&休日出勤手当

ってことで

許すよ」




「あざ~っす😋」




地魚と送りの魚を使える

というメリットを

最大限に活かし

魚菜食文化の日本料理の魅力を

これからも

伝え続けます




「さっきも言ってたけど

定休日だけど

明日は市場へ行くんだね

親方、FIGHT!」



by ミニふぐちゃん

沼津魚市場で、漁師から貰った黄目近(キメジ)&鰹(カツオ)


今朝は沼津魚市場で

宮崎の漁師から

黄目近(キメジ)を

また、和歌山の漁師から

鰹を貰っちゃいました


2025年7月4日

Vol.4657




いらっしゃいませ

マクロビオティック(玄米菜食)を

基本に据えた 

“身体に優しい

美味しい日本料理”

を信条とし

魚菜食文化でもある

和食文化を

支えてくれる漁師の

代弁者として

静岡県富士市の

日本料理店【佳肴 季凛】の 

店主兼熱血料理人の志村弘信が

今日も認(したた)めます





「ねぇ、親方

刺身がいっぱいあるけど

これって・・・?」


と、ふぐのぼり君が

訊いてきました 



「あっ、これね

常連さんの今夜の夕飯だよ」

と、自分


「こういう注文も

貰うんだね」


「いや、貰うは貰うでも

今朝、市場で

漁師に貰ったんだよ」


市場とは

ホームグランドの

沼津魚市場のことです



「え゛~っ

また、貰ったの?」


「そうだよ

普段の行いが良い子は

神様が見ているからね~


ってことで


こんな感じに

用意したんだよ」




「自分で

そういうことを

いうかねぁ

で、この刺身の魚は

何なの?」



「黄肌鮪(キハダマグロ)の幼魚で

黄近目(キメジ)

っていうんだよ


宮崎の漁師に

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: sRIMG4464.jpg

半身(はんみ)を

貰ったんだよ」



「半身ってことは

大きかったの?」


「そうだね

ザックリ言うと

丸で7~8キロくらいは

あると思うよ」 


「へぇ~」



「実はさぁ

これだけじゃなく


和歌山の漁師からは

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: sRIMG4425.jpg


鰹(かつお)を

貰ったんだよ」



「超ヤバくね!?」



「だ~か~ら

これで

普段の行いが

どんだけ良いのか

分かったでしょ?」



「・・・・・

くやしいけど

認めるしかないかぁ~」 

「何か言った(笑)?」



「いや~別に・・・

で、カツオは

どうなったの?」


「ONLY 鰹の

刺身ってことで


うちの夕飯だよ」



「ヤバ過ぎ~

でも、どうして

常連さんの分には

カツオが無いの?」




「鰹を盛付けると

生姜も薬味に

添えなくちゃならないし


『山葵と生姜を使い分けるよう』

に言うのも

気が引けるからだよ」


「そうだよね

自分ちで

小皿を二つ用意するのって

やらないと

思うもん」 



「だから

黄目近だけに

したんだよ」


「たださぁ

親方って

カツオ命💖だから

独り占めしたかったのが

本音でしょ

実は・・・(笑)?」 



「それについては

所管外ゆえ

発言を控えさせて

頂きます」 



「選挙が始まったから

そういう風に

逃げるんだぁ(笑)」



エナジーチャージをした後は

お中元用の『西京漬』の

仕事に取り掛かりました




今朝仕入れたサーモンと


鰤(ぶり)を

真空パックしたら


画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: sRIMG4535.jpg


発送の準備をしました




「お疲れ様~♬

エナジーチャージのおかげで

仕事が捗ったねぇ~」



「そうだね

明日は市場が

休みだから

それだけでも

お気楽、極楽だよ」



明日は、休市日なので

魚GET!

はありませんが


自ら、魚市場に行き

そこで、縁を紡ぐことが

出来るのは

非常に有難いことです


そういう縁を

大事するのは勿論のこと

漁師の代弁者として

日本料理という

魚菜食文化の魅力を

自分の使命として

伝え続けていきます






「今年は月下美人は

咲きそうもない感じだね

そんじゃ、また明日🐡」 

by ミニふぐちゃん

朝獲れゆえ、鮮度バリバリの東伊豆産の鰘(ムロアジ)



漁港が併設されている

沼津魚市場には

近隣だけでなく

伊豆半島周辺の魚が

色々と水揚げされます


そんな今朝

仕入れたのは

東伊豆産の鰘(ムロアジ)でした


2025年6月26日


Vol.4652



いらっしゃいませ

マクロビオティック(玄米菜食)を

基本に据えた 

“身体に優しい

美味しい日本料理”

を信条とし

魚菜食文化でもある

和食文化を

支えてくれる漁師の

代弁者として

静岡県富士市の

日本料理店【佳肴 季凛】の 

店主兼熱血料理人の志村弘信が

今日も認(したた)めます




「おはよう、親方🐡

背中の緑色が

メッチャきれいなんだけど

何て魚?」


と、熱血君が

訊いてきました


「おはよう🐡

鰘(むろあじ)だよ


鮮度バリバリの

朝獲れだから

この色なのは

分かるでしょ?」

と、自分


「鮮度バリバリ

ってことは

地物なの?」



「地物って言うと

沼津近辺になるけど


沼津の反対側の東伊豆の定置で

水揚げされた魚を

直接持って来たから

準地物ってことになるね」



沼津とありますが

沼津魚市場のことで

魚の主たる仕入れ先にして

自分のホームグランドです


沼津は伊豆半島の西側で

駿河湾に面し

東側は

相模湾に面しています



画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: sRIMG3886.jpg


仕分けをされながら

降ろされた鰘です



この色艶を見て

素通りするわけにはいきません



手に取ると


死後硬直前なので


クニャ~と

曲がります 


好みのものを選(よ)り

秤にかけてもたったら


速攻で

えらを抜き


氷入りの海水で

冷やし込むので



ほぼほぼ

活〆状態です


売場の鰘は


このような状態で


氷締めにされ

並んでいました



「血抜きをしてあるか

ないかで

全然違うんでしょ?」




「はっきり言って

別物だよ

その時のタイミングで

ベストか

マッチベターの魚を

仕入れるのが

自分で市場に行く

一番の醍醐味だからね 

これこそ

エ・ク・ス・タ・シ・ー


・・・・

ク~ッ

たまらねぇ」



「って

親方、大丈夫?」



「問題なし

完全な正気だよ」



「そんなら

いいけど」




そんなやり取りをしたながら

水洗いを終え


三枚に卸すと

活〆にしてあるので

身が縮こまりまっています



皮を引くと

脂でツヤツヤっです


この艶を際立たせているのが

鮮度であるのは

言うまでもありません 




「ランチの営業が

終わったのに

こんなことをするって

もしのもしの

もしかして・・・」



「フッふっフ・・・😎」



程なくすると


「ジャ~ン!


お待たせ~」



「お待たせ~は

いいけど


やっぱ、こうなったんだぁ


特々盛だけど

ご飯の量が

ヤバくね?」


「ヤバいかどうかは

分かんないけど

この時間まで

特に食べていないから

こんなもんでしょ」


「3時半に起きて

2時まで

食べていないって

かなり燃費良くね?」


「ハイブリッドだからね」


「また、そんなこと

言ってるよ

で、ご飯は

どれくらいの量なの?」



「2合くらいかな」



「ヤバっ!」


「基本的に

一日二食で

これは白米だけど

殆どが玄米ベースの

雑穀御飯だし

おかずの殆どが魚だから

ペスコベジタリアン

(魚菜食主義者)だよ」



「マクロビが基本

って言っているだけの

ことはあるね」



「裏表無し

本音のみの

ど直球だよ

何を今更!」


「真由美さんは

別盛みたいだけど・・・」


真由美さんとは

女将兼愛妻(!?)のことです

「丼にしちゃうと

食べ過ぎちゃうからだよ」



「そりゃ、そうだよね

それにしても

裏山C・・・🤤」



「悪いけど

食べさせてもらって

いいかなぁ」



「た、たっ

たいへん失礼しました(笑)」



食べ終えると

「で、どうだったの?

食レポ、食レポ!」


「どうもこうも

エ・ク・ス・タ・シ・ー

大満足!」



「はぁ・・・」


先程お話ししたように

鮮度バリバリの

鰘(ムロアジ)を

産地でしか

目にすることが出来ません


鰘が干物の原料で

あるだけでなく

真鯵(マアジ)よりも

味が劣る

二番煎じ的な魚と

思われており


水産関係者だけでなく

ジャンルを問わず

料理人にも多いのが

実情です


鰘のような魚は

数多くいますが

それらの美味しさを

多くの方に伝えるのは

浜(さんち)に出向く

料理人しかいません


それこそが

我が使命として

魚菜食文化の

日本料理の魅力を

伝え続けます 






「紫陽花が終わるのが

今年は早くね

そんじゃ、また明日🐡」 

by ふぐとらちゃん



⭐⭐ 謹製・西京漬の切落し ⭐⭐


ご自宅でのおかずとして

オススメな

謹製・西京漬の切落しを

ご用意しました


オンラインショップからでも

ご購入になれます


ご自宅でも

上手に焼けるレシピ付です

日本料理店の味を

ご堪能下さい

宮崎県の幸福丸の黄目近(キメジ)で、HAPPYな気分



漁船の名前は色々ですが

今朝、沼津魚市場に

入港していた漁船は

幸福丸という名前で

それに相応しい恩恵に

預かっちゃいました

2025年6月13日


Vol.4645


いらっしゃいませ

マクロビオティック(玄米菜食)を

基本に据えた 

“身体に優しい

美味しい日本料理”

を信条とし

魚菜食文化でもある

和食文化を

支えてくれる漁師の

代弁者として

静岡県富士市の

日本料理店【佳肴 季凛】の 

店主兼熱血料理人の志村弘信が

今日も認(したた)めます



今朝、沼津魚市場から

戻って来ると

ふぐとらちゃんが

やって来ました 


「おはよう、親方

こんな風に

大きめの魚が袋入りで

入っているのって

あんまり見ないんだけど・・・」



と、ふぐとらちゃん


「おはよう

あんまりだけど

ほっとんど無いね」

と、答えました 



「じゃあ

どうしたの?」



「漁師に貰ったんだよ」



「え゛~っ

月曜日にも

もらったんじゃね?」


「そうだよ

良い子にしていると

ご褒美を貰えるんだよ」

「自分で

良い子って

言うかなぁ~」 

「自己採点は

かなり厳しいから

間違いないよ(笑)」 

「はぁ・・・」



「それはそれとして


今日の魚は

黄目近(キメジ)なんだけど

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: sRIMG2822-1.jpg


宮崎の幸福丸

っていう船だよ」


「宮崎!?

しかも、幸福丸なんて

めっちゃHAPPYじゃん!」


「そうだよ

ただ、操業しているのは

伊豆七島方面なんだけど


目鯛(メダイ)メインに

1,8トンも

水揚げがあったんだよ」



「1,8トンって

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計算できないよぉ」


「こんな感じに

水揚げしたんだけど



数が多いから


水槽に入れて

競りにかけるんだよ




大きさも色々だけど

1本が

3,5キロとすると

500本とか」


「ヤバっ!」


「だから、売場は


こんな風になっていて

目鯛だけじゃなく


勘八(カンパチ)も

あったよ」



「これが

リアル1,8トンなんだね」


「そうだよ

最初の頃は

ふぐとらちゃんと一緒で

1トンとか

500キロなんて言われると

全く分かんなかったけど

最近じゃ

何となく分かってきたよ」


「慣れなんだね」





水洗いを終えたら

三枚に卸し


背の一節(ひとふし)だけは


明日用に

真空パックして

氷詰めにしておきました




「それはそれとして

この器って

季凛のじゃないよね?」



「そうだよ

近所の常連さんちので

市場の帰りに寄って

借りて来たんだよ」


「ってことは

キメジの刺身をあげるの?」



「そうだよ

基本的に

お客さんに刺身をあげる時は

この方が

都合がいいんだよ」


「お店のを

貸してあげれば

いいんじゃね?」



「返してもらう時に

変な気を使われるのは

嫌だからね


こうすれば

渡したら

お仕舞だから

これでいいんだよ」


「そうだよね

お店の器が

割れるのも

困るしね」



「もしそうなったら

それはそれで

厄介だしね



さっきの2枚とは別に


あと2枚あるよ」


「で、どんな風に

盛付けたの?」




「こんな感じだよ


その1



白身は

胡蘆鯛(コロダイ)



その2


その3



その4



なんちゃってその5


これは、うちらの

おかずだよ」


「なんか

少ないし

切落しっぽいけど・・・?」




「まぁね

さっき言ってたように

幸福丸だけに

幸福は常連さん行で

いいんだよ」



「ずいぶん

格好良くね」




「まぁ、こういう事が出来るのは

市場に行って

色んな漁師と付き合いを

深めているからだけど

日本料理は魚菜食文化だから

魚の事なら

何でも知らなきゃ

気が済まないし


沢山の人に

魚の美味しさを伝えるよう

手抜きは出来ないんだよ」 



「漁師の応援団って

よく言っているもんね」

より良い魚を仕入れるのは

もちろんの事ですが

こういう人との縁を

紡ぐことが出来る事も

同じように

大切にしていきたいものです


「今日のハモは

愛知県から

届いたんだって

そんじゃ、また明日🐡」



by ミニふぐちゃん


キズ有りのアウトレットの目鯛(メダイ)で作ったフライ


漁港が併設されている

沼津魚市場には

そこそこの魚の

アウトレット品が

水揚げされることも

しばしばです


今朝は

そんな魚を

仕入れることが出来ました



2025年6月12日


Vol.4644




いらっしゃいませ

マクロビオティック(玄米菜食)を

基本に据えた 

“身体に優しい

美味しい日本料理”

を信条とし

魚菜食文化でもある

和食文化を

支えてくれる漁師の

代弁者として

静岡県富士市の

日本料理店【佳肴 季凛】の 

店主兼熱血料理人の志村弘信が

今日も認(したた)めます



今朝、沼津魚市場から

戻って来ると

ふぐとらちゃんが

やって来ました


「おはよう、親方🐡

メダイと小ダイを

仕入れて来たんだね」



「おはよう🐡

小鯛は、春子(カスゴ)とも

言うんだけどね」

と、言うと



「へぇ~

ハルコじゃなくて

カスゴなんだね(笑)

今日のメダイは

ちっさめじゃね?」


「2本で2,0キロだからね

それはともかく

実は、訳ありなんだよ」


「そうなの!?

見た目だけじゃ

よく分かんないけど・・・」 

「ほら


こんな傷が

あるんだよ」


「キズって言っても

きれいなまん丸じゃん



誰が傷付けたの?」


「誰って言われても

見たわけじゃないから

何とも言えないんだけど


こういう傷って

マグロ類によくあるんだよ」



「じゃ、それと同じなの?」


「もしかするとね

この手の傷をつけるのは

ダルマザメっていう魚なんだよ」



「へぇ~

でも、お腹の

一番良い所にあるってことは

商品価値ゼロに

近いんじゃね?」


「そうだよ

で、今日なんか

売れ残っていたから

賄い用に

仕入れたんだよ」



「賄い用でも

メダイだから

それなりの値段でしょ?」


「フッフッフ・・・😎」


「こりゃ

ヤバいくらいの値段だな

で、何にするの?」



「まぁまぁ

御覧(ごろう)じろ」




三枚に卸したら

柵取りをしました




傷のある身は

こんな感じで

食べても美味しくないので

残念ながら

ごみ箱行きです 



適当な大きさの切身を見ると



「まかないってことは

そんなに難しい料理

じゃないだろうけど

何になるのかなぁ?」



そんなことは

聞こえないフリをして

パン粉をつけ




目鯛のフライが

仕上がりました





「おぉ~、フライ!

サクサクしていて

んまそぉ~🤤」 



「脂が強い魚

じゃないけど

深場の魚らしい

いい感じの脂の乗りだから

外はサクサク

中はフワフワなんだよ」 


「🤤・・・・」



「油で揚げるから

身の脂は関係ない

って思うかもしれないけど

脂が無いと

フワフワにならないんだよ」


「へぇ~」



「まぁ、こんな遊びが

出来るのも

市場に行っているからこそ

なんだよ

しかも

地物の魚のアウトレットなんて

産地ならでは

特権だからね」


「大量消費地に行く魚は

ちゃんとしたものなんでしょ?」



「そうだよ

だから

早起きして

行く価値は

大いにありだね」



「それこそ

早起きは三文の得じゃん!」



「・・・・」


「この沈黙は

もしかして

仕入れた値段じゃね」

「まぁまぁ・・・」



「そもそもさぁ

親方には

仕事と遊びの

境界線ってあるの?」 


「有ると言えば、有るし

無いと言えば、無い

っていうのが

正しいかな」


「仕事の中に

遊びがあって

遊びの中に

仕事があるなんて

ある意味羨ましいよ」 




「たださぁ

商売が絡むと

一筋縄ではいかないけど

商売と楽しみの両立が

出来るよう

日々、もがいているんだよ」


「本心は分かんないけど

何となく感じるけどね」



「まぁ、この険しい道を

乗り越えてこそ

辿り着ける所が

やっと見えて来た感じだから

早起きなんて

チョロいもんよ」



「👏👏👏」


ということで

明日も市場へ行くので

今日は

この辺で

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