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天然とらふぐの疑問点について、回答してみた

Vol.4180

いらっしゃいませ 


マクロビオティック(玄米菜食)

基本に据えた 

“身体に優しい美味しい日本料理”

を信条とし


天然のとらふぐ、西京漬(西京焼)を

こよなく愛す

【佳肴 季凛】の店主兼熱血料理人の

志村弘信です。

今日(10月19日)は

天然とらふぐに関する疑問点

についてお話しします。 

今朝、沼津魚市場から戻って来ると

「おはよう、親方🐡

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: sRIMG1376.jpg

今日はとらふぐと


鰤(ぶり)を仕入れて来たんだね。」

と、熱血君が声を掛けて来ました。

「おはよう🐡

そうだよ。

魚の仕込みの前に

お弁当を仕上げなくちゃならから

始めるよ。」

「え~、もう? 

色々訊きたかったのに~。」

「お弁当が仕上がったら

話してあげるから

待っててよ。」

「は~い♬」


とは言ったものの


とりあえず

締めておき

血抜きのため、海水へ。

その後


お弁当用の料理を仕上げたら


いつものように

女将兼愛妻(!?)の真由美さんが

盛付けてくれ


このように

仕上がりました。 



「んまそう~🍱

早く、ふぐのことを話してよ。」

「そうだね。

どっかから話せば

いいのかな?」

「市場の様子から

話してよ。」

「はいよ~。」



ということで

Просрочка по кредиту: последствия и способы решения проблемы - Деньги есть!

今朝の魚市場に

時計の針を戻します。



沼津魚市場に着き

最初の向かったのが

魚市場の立体駐車場でした。

置いてあったのは

自分宛の遠州灘産のとらふぐ(天然)で

このような置き配も

魚市場ならではのことです。(※1)


この状態では

何も分からないだけでなく

海水を交換するため

セリ場のバックヤードへ。 

入っていた海水を捨てると

8本のうち1本が

逝っちゃっていました・・・😢 (※2)

萌え燃え・・・💖気分と同時に

萎え萎え・・・😢を味わうのは

複雑な気分です。


死んではいましたが

だめ元で血抜きだけはしておき (※3)


活きていた7本は 

そのままにしておき


新しい海水を入れ

水温が高かったので


凍らせたペットボトルを入れ(※4)

再び、車に積み

他の仕入れをし

『佳肴 季凛』に戻ったのでした。

戻った時の様子は

先程の通りです。

お弁当を仕上げ

最初に取り掛かったのは

鰤(ぶり)です。 (※5)


鰤については

明日、お話しせせて頂くことにします。


鰤を切身までにしたら

とらふぐの仕込みの開始です。

卸し終えたら

水洗いをしてくれるのは

真由美さんで

その後


自分が手直しをし


拭き上げてもらい



とらふぐの仕込みが終了です。


死んでいたとらふぐを見ると

胆のうの痕が残っており (※6)

「これって、ヤバくね?」




終了とは言っても

掃除をしなくては終えることは出来ないので


お片付けタイム。


「どうにかこうにか

ランチの営業時間に

間に合ったね。」

「そうだよ。

で、訊きたいことは?」

「ランチタイムが終わったら

訊くよ。

気になるところは

※をして

チェック済だし。」

「なんで、※がついていたのか

気になっていたけど

そういうことね。」

「うん♬」


※1 このような置き配も

   魚市場ならではのことです。

水産業界には

通称、市場便なる運送形態があり

荷受(にうけ)さえ決まっていて

届く便さえあれば

全国各地から

直接、荷物を取ることが出来ます 



※2 逝っちゃっていました・・・😢 

活きたものと

そうでないものは

値段にかなりの開きがあり

このような場合

善処してもらうことが可能です 

活きたものと

比べてみると


「はっきりと違うね~。」




※3 だめ元で血抜きだけはしておき 

血が残っていると

生臭くなるからです



※4 凍らせたペットボトルを入れ

市場の海水温が

スチロールのものよりも

高かったからで

とらふぐ自体の温度より高いと

くたびれてしますからです

ただ、あまり冷やし過ぎると

死んでしまう場合もあるので

注意しなくてはなりません




※5 鰤(ぶり)です。 

鰤は普通の魚ですので

毒のある部位がある

フグ類のような注意は必要なく

下処理レベルで

まな板が汚れていても

問題ありません 



※6 胆のうの痕が残っており 

胆のう(苦玉)は

不可食部位なので

取り除かなくてはなりません 

このようになっていると

ただ苦いだけでは

済まされない可能性もあるので

この部分を

取り除いておきました

刺身で使うには

不都合な身質ですので

唐揚用と

ふぐちり用に包丁しておきました。


「今日の質問箱は

これくらいで

いいのかな?」


「うん、いいよ

ありがと、親方♬



これって、明日もふぐが来るの? 」

「そうだよ。

だけど、明日は鰤の話をしないとね。」

「そうそう

お願いしま~す♬」 


ということで、

明日は、今日仕入れた鰤について

お話しします。
 


☆★☆ 【コエタス】 ★☆★

当店のお取り寄せや

通販の商品などを

召し上がった方々が

【コエタス】というサイトで

投稿して下さっています。

ご興味、ご関心がある方は

是非、御覧下さい。

バスツアー当日のふぐ皮&ふぐひれ

Vol.4176

いらっしゃいませ 


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志村弘信です。


今日(10月15日)は

ふぐ皮とひれの下処理について

お話しします。


今日は

バスツアーのお客様が

来店されたのですが

ほぼほぼ準備が整ったら

女将兼愛妻(!?)の真由美さん達が

ふぐ皮の下処理をしてくれ


この様子を見ていた

ふぐとらちゃんが

「真由美さん

パートさんが来てくれて

良かったじゃん。」

と、話しかけていました。


「人数も多いからね。

早めに来てもらって

皮の掃除も手伝ってくれているから

助かるよ。」

と、真由美さん

「それに

井戸端会議っていうか

ふぐ皮会議も楽しそうじゃん!」


「しっ~ 🤫

親方に見つからないように

しているから・・・♬」

そうこうしていると


バスが到着し

一気にバタバタモードがMAXに。


全ての料理を出し終え

ひと段落していると

ふぐとらちゃんにせがまれ

外へ。



その頃、真由美さんは

お客さん達と話していました。


画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: sRIMG1051.jpg



「お客さんにひれのことを

訊かれたから

説明しているんだけど・・・。」

と、真由美さん。

普段、ひれを見ているというより

その仕込みの一部始終をしている

自分達にとっては

珍しいものではなくても

知らない人にとっては

珍しいかもしれません。

時々、ひれをFacebookに

投稿することがあるのですが

その時のコメントは

👇のようなものです。

「何かの標本みたい!」

「アートって感じ♬」 

「つけまつげ?」

・・・・・、等々。 

そうこうしていると

出発時間となり

皆で🚌👋🚌お見送り👋🚌👋

片付と準備を

真由美さん達に任せたら

休憩時間返上で

棘取り。

棘取りのやり方については

こちらを👇


取り終えたものは

真空パックしたのち

冷凍庫へ。


皮の次に

ひれの下処理に取り掛かりました。

ひれは半分にスライスしたら

付根の部分を包丁してから

水に晒しておき

これが付根の部分です。


「これで休憩出来るじゃん、親方

お疲れ様で~す♬」

「はい、お疲れさん。」

ということで

どうにか休憩GET!

この時点で

皮とひれの仕事が終わると思いきや

夜になり

お持ち帰り用の【炙りひれ】のご注文を頂いたので


急遽、ひれを炙り

真由美さんに包装してもらいました。

「これで、今日の仕事は

打ち止めなの?」

「そうだね。

ひれと皮の仕込みまで出来たから

明日は完全オフの定休日だよ。」

「良かったじゃん

本当の意味で

お疲れ様~♬」 

そんなこんなで

長い一日というよりも 

二週連続の休日出勤をした

三週間が終わったのでした。



「おっ、新しいショップカード!

そんじゃ、また🐡」 by 熱血君 

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伊勢海老の具足焼入りのふぐ料理

Vol.4175

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今日(10月14日)は

伊勢海老の具足焼入りの

ふぐ料理について

お話しします。 


今朝は

休市日の沼津魚市場に

行って来ました。 

休市日なので


どこそこ

ガラ~ン。

広いのは分かってはいても

車が無いと

こうも広いのかと・・・。 

そんな中

向かったのが

こちらの問屋です。

伊勢海老、鮑(あわび)

栄螺(さざえ)専門の問屋ですので

水槽には

伊勢海老がうじゃうじゃ。


注文分の伊勢海老を

水槽から出すと


秤にかけながら

発泡スチロールへ。

蓋をしてもらったら


車に積んでもらい

休市日の仕入れ終了。


【佳肴 季凛】に戻ると


「おはよう、親方🐡

伊勢海老なんでしょ?」

と、ミニふぐちゃん。

「そうだよ。」



「それよりも

このティッシュが気になるんだけど・・・。」

「ちゃんと養生してあるでしょ。

伊勢海老に限ったことじゃないけど

活きたものを運ぶには

神経を使わないとならないんだよ。」

「へぇ~。

プロの仕事って

こういうのを言うんだね。」

「そうだよ。」

「あとさぁ

休みでもやってくれる問屋さんって

いいよね。」

「そりゃ、助かるよ。

お客さんあっての商売だし

出来る限りのことはしないとね。

だから、自分も仕入れに行くんだよ。」

「👏👏👏

でもさぁ、何で

国は休みを増やすの?」

「やる気がないんじゃないの。

だから、そういうのは

無視無視!」 

「親方らしい言い分だねぇ。

で、今日の伊勢海老は

どんな料理になるの?」

「ふぐ料理の追加で

具足焼(ぐそくやき)にするんだよ。」

「ふぐ料理の追加って

どんだけ~。

画像をダウンロード ikko 画像 どんだけ 326874-Ikko 画像 どんだけ

で、具足焼って?」


ここを読めば具足の意味も

書いてあるから

ほら。」

「わぁ~、んまそう!

さっきさぁ

ふぐ料理の追加って

言ってたけど・・・。」

「そうだけど、どうして?」

「どうもこうも

超豪華じゃん!」

「断トツの優勝だね。

人数も多いし

予約の時間も早いから

どんどんやるよ。」

「うん。

じゃあ、今日の献立を話してくれるんでしょ?」

「まぁまぁ

御覧(ごろう)じろ。」


ということで

献立は以下の通りです。

◆先付(さきづけ)①

 南京豆腐(かぼちゃの豆腐)



◆先付②

 ローストビーフ

※掛かっているのは

野菜感溢れるドレッシング

オリジナルの【野菜感溢れるドレッシング】です。


◆蒸し物

 鰯(いわし)つみれ錦糸蒸し


※見づらいかもしれませんが

本山葵(ほんわさび)を

あしらってあります 


◆ふぐ刺



「このとらふぐは

どこ産なの、親方?」

「福島産の天然で

火曜日に卸したものだから

旨味と歯応えが

黄金比率状態だよ。」


「んまそう😋」


◆ふぐの唐揚げ

※刺身同様

福島産のとらふぐ(天然)です


◆ふぐちり

※ふぐちりは

厨房で温めてから

お出ししました



◆焼物 

 伊勢海老の具足焼



◆食事

 ふぐ雑炊


※お新香についているキムチは

味変用です



◆デザート

 シャインマスカットのアイス


という感じの献立でした。


また、今夜のふぐ料理は

の“凛”のコースを

バージョンアップしたもので

ふぐのコースというよりも

【特別会席】と言った方が

いいかもしれません。 

これまでにもお話ししているように

ご予算、ご要望に応じて

可能な限り対応させて頂いておりますので

お気軽にお問い合わせ下さい。



「明日はバスが来るんだね。

そんじゃ、また🐡」 by ふぐとらちゃん



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10日遅れの初入荷の静岡県遠州灘産のとらふぐ(天然)

Vol.4173

いらっしゃいませ 


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志村弘信です。

今日(10月12日)は

今季初水揚げの

遠州灘産の天然とらふぐについて

お話しします。 


今朝

沼津魚市場から戻ると

ふぐとらちゃんがやって来ました。

「おはよう、親方🐡 

トラってことは

トラフグ?」 

「おはよう、そうだよ🐡」

「7,5k⑧ + 6,3k⑦

=13,8k⑮

ってことは

ふぐRUSHじゃん!」

ふぐRUSHとは

一度に10本以上の

天然とらふぐを卸すことで

“ふぐに魅せられし料理人”の自分の造語です。

「早く開けようよ。」

「はいはい。」

中を開け

とらふぐを見ると

ふぐとらちゃんが

「今日のとらふぐは

どこから来たの?」

と、訊いてきました。

「沼津の魚市場だよ。」の返答に

「それ、知っているんだけど・・・・・。

そういう言い方ばかりしていると

嫌われるよ。(笑)」

と、ふぐとらちゃん。 

「どこ産とか 

訊いてくれれば

分かりやすいんだけどね。」

「まぁ、確かに・・・。

で、産地はどこなの?」


「浜松の舞阪だよ。

遠州灘産って言った方が

ピンと来るかな。

今季初入荷だよ。」


「そうなんだぁ。

10月から解禁になるって聞いたことがあるけど

随分、遅くね。」

「遅いよ。

風が吹いて

波が高かったから

操業していなかったんだよ。」

「そうなんだぁ。

海の天気って

全然違うんだね。」

「風と潮に左右されるから

一筋縄ではいかないんだよ。」

「漁師の人達も

たいへんなんだね。」

「陸(おか)の天気とは別ものなんだよ。

沼津に来る漁師とも話すけど

農業とは比べ物にならないくらい

大変だね。

漁師と笑いながら話すけど

頼まれても

行きたくないっていうと

笑われるよ。」


「釣りの延長じゃないんだね。」

「そうだよ。

色んな意味で本気だし

だからこそ

自分みたいな料理人が

魚のことを

伝えるべきなんだよね。

そのために、市場に行く部分も

無い訳じゃないんだよ。」


「仕入れの次元を超えてね?」

「まぁ、そういう面もあるってことだね。」

「ふぅ~ん。

で、市場にフグがあった時の様子は

どうだったの?」



「👆ほい、これ👇」




「これって

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: sRIMG0920.jpg

どっかの駐車場?」

「市場だよ。」

「どういうこと?」


「自分が直接

浜松の魚屋に連絡を取って

魚市場着で送ってもらうんだよ。」

「そんなこと

出来るの?」

「市場便なんて言い方するんだけど

そういうのが

水産業界にはあるんだよ。」

「へぇ~。

宅配便みたいじゃん!」

「沼津の市場に届ける運送会社があって

荷物を受けてくれる問屋があれば

基本的には出来るよ。」

「何だか、面白いね。」

「かなり前だけど

こんなこともあったよ。

👆の画像をタップするか

クリックしてごらん。

「本当だ。

仕入れのルートって

色々あるんだね。」

「そうだよ。」


とりあえず

車に積んだら

魚市場のバックヤードへ行き

海水が出るホースを準備。


発泡スチロールを下ろし


安否確認をすると

全員無事となれば

萌え燃え・・・💖


画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: sRIMG0765.jpg

海水を入れ替えると

こんな感じに。

そして、

【佳肴 季凛】に。

という顛末でした。 


スチロールから取り出し

締めたら

血抜きのため、海水へ。



まな板のとらふぐを見たふぐとらちゃんが


「今日のネットのニュースに乗っていたけど

この子達が

ここに来ているのかなぁ~。」

と、訊いてきたので

「それは分かんないけど

仕入れ先の魚屋さんが

映っていたよ。」

と、答えました。 


「マジで!?」

「本当のことは分かんないけど・・・。」


卸し終えたら


いつものように


女将兼愛妻(!?)の真由美さんが

水洗いしてくれ

「おはよう、真由美さん♬」



「ふぐとらちゃん達、おはよう。」

「手袋をしているってことは

冷たいの?」

「そんなことないよ。

お客さんのところに行くのに

魚のにおいがすると困るから

手袋をしているんだよ。」

「そうなんだぁ。

たいへんだけど

頑張って~!」

「ありがとうね♬」



卸し終えたら

自分が手直しをし

真由美さんが拭き上げ


今季初の遠州灘産のとらふぐの仕込みが

終わったのでした。

「この間は福島のとらふぐを仕入れていたけど

他の仕入れ先もあるの?」

「あるよ。

三重県の安乗(あのり)ってとこからも

仕入れたりするよ。」

「三重のは、もう仕入れたの?」

「まだだよ。

っていうか

まだ漁に出ていなんだよ。」

「仕入れる予定は?」

「予定は未定だし

週明けに漁に出るとか

出ないとかって聞いたよ。」

「そっかぁ。

さっき言ってたみたいに

そう思うと

漁業ってたいへんなんだね。」

「そうだよ。

しつこいけど

だからこそ

声を出し続けるんだよ。」

「親方、頼むよ!」

「ほいよ~。」 


初操業とか解禁日という報道を

とかく目にしますが


漁期中の様子も取り上げ

水産業の課題などを

少しでも多くの人に

伝えて欲しい限りでなりません。



「明日はお弁当があるんだね。

そんじゃ、また🐡」 by 熱血君


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すっぽん尽くしのコースと、すっぽん鍋メインの【特別会席】の違い

Vol.4172

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今日(10月11日)は

すっぽん尽くしのコースと

すっぽん鍋がメインの【特別会席】の違い

についてお話しします。 




今夜は

【すっぽん料理】のご予約を頂いていたので


ランチの営業時間を

1時閉店とさせて頂きました。

得てして

こういう時に限って

フリーのお客さんが遅くに見えたり

予約の電話をもらうものです。


「そうなんだぁ。

断っちゃったお客さんには

僕達からも

ごめんなさい🙇」

と、ミニふぐちゃん。


「有難うね。

じゃあ、すっぽんを卸すよ。」

すっぽんを卸す時は

仰向けにして

首を出て来たところを

捕まえて

締めます。


「ヤバッ!怖いっ!」

この後の様子は

あまりにもグロテスクなので

割愛させて頂きます。


卸し終えたすっぽんは

刺身と唐揚用

鍋用に下処理をしておき

また、【すっぽん料理】のコースですので

活血(いきち)をお出しするので

固まらないように

締めた直後に

りんごジュースで

割っておきました。


下処理である皮剥きを手伝ってくれたのは

女将兼愛妻(!?)の真由美さんです。 



「ねぇ、親方

すっぽん料理の中で

一番のオススメは

どの料理なの?」

「そりゃ鍋だよ、鍋!」

「そうなんだぁ。」


すっぽん料理のコースは

活血にはじまり


刺身


唐揚げ


すっぽん鍋


〆のすっぽん雑炊に至るまで

すっぽん尽くしです。 

ちなみに、

二品の先付は

南京豆腐(かぼちゃの豆腐)と

鱧(はも)しんじょう蒸しでした。




「活血と刺身があるから

当日に卸さなきゃならないってこと?」

「だから、ランチの営業時間を

短縮したんだよ。」

「でも、時々

すっぽん鍋をメインにした

コースがあるけど

その時は

早仕舞いしないんでしょ?」

「そうだよ。」

「そう言えば

この間の【特別会席】も

すっぽん鍋がメインだったけど

復習の意味で話してくれる?」

「はいよ~。」

ということで

ここからが、本題です。 


すっぽん鍋がメインの【特別会席】は

【特別会席】の定番の一つでもあります。

また、【特別会席】は

お客様とのご相談の上で

献立を決めさせて頂いているので


詳細については

当ブログの【特別会席】のカテゴリーを

お読み下さい。


先日(9月末)の献立は

以下の通りです。


◆先付(さきづけ)①

 もろこし豆腐



◆先付②

 鱧しんじょう蒸し



◆刺身①

 国産牛のローストビーフ


つけだれは

オリジナルの

【野菜感溢れるドレッシング】です👇

野菜感溢れるドレッシング



◆揚物

 とらふぐ(天然)の唐揚げ



◆刺身②

 ふぐ刺

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: sRIMG8896.jpg

※三重県産とらふぐ(天然) 


◆鍋

 すっぽん鍋



◆焼物 

 鰆(さわら)の西京焼



◆食事 

 すっぽん雑炊



すっぽん雑炊は

鍋を下げてから

その出汁で仕立てています。 


土鍋を下げて

雑炊を準備している間に

茶碗と

お新香をお出ししておきました。


ご存じかもしれませんが

茶碗のふぐのイラストは

真由美さんが描いたものです。

雑炊を召し上がっている間に

新しいおしぼりをお出しすると

「雑炊の時に

おしぼりがあると

嬉しいよね。」



◆デザート

 シャインマスカットのアイス



すっぽん鍋と言うと

その見た目から

きわもの、げてもののイメージを持たれる方も

いらっしゃいますが

他の食材には無い味わいが

一番の特徴です。 

しかも、それを味わうなら

鍋に限ります。

【すっぽん料理】でも

【特別会席】でも

すっぽん鍋を召し上がることが出来ますが

【すっぽん料理】は

活きたすっぽんで仕立てるので

2日前までのご予約をお願いしております。 


一方、【特別会席】の場合

すっぽん鍋だけでなく

他の料理の仕込み等の都合もあるので


2日前というより

早めのご予約をして頂けると

有難いです。 


ご不明な点などがございましたら

お気軽にお問い合わせ下さい。 


「この準備をしているってことは

明日はフグが来るのかな。

そんじゃ、また🐡」 by ふぐとらちゃん



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薄葉剥(うすばはぎ)の肝醤油添えのふぐ刺 

Vol.4171

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今日(10月10日)は


ふぐ刺に添えた

肝醤油についてお話しします。 


「おはよう、親方🐡

今日も仕入れて来たんだね。

萌え燃え・・・💖じゃん!」

と、熱血君。

「おはよう🐡

もちろんだよ。

全部で8本なんだけど

この1本はくたびれていたから

市場で締めてきたんだよ。」

「そうなんだぁ。」

「だから

目も逝っちゃっているでしょ?」

「そうだね。

それはそうと

ふぐって言えば

この間の【特別会席】のふぐ刺が

気になるんだけど・・・。」

この間の【特別会席】が

こちらです👇



「そうだったね。

じゃあ、今日は

そのことを話すね。

その前に

ふぐを卸さないとならないから

それからでいいかい?」

「もちろんだよ。」


言い忘れていましたが

今日のとらふぐ(天然)は

福島県産の天然です。

締めてから


血抜き


卸したら



水洗い 

by 女将兼愛妻(!?)の真由美さん


手直し


拭き上げて


FINISH!



「早く話してよ~、親方🐡」


「そうだね。」


ふぐ刺は

福島県産のとらふぐ(天然)で

つけ醤油として

添えたのが


ぽん酢だけでなく

肝醤油でした。

肝とは言っても

とらふぐの肝ではありません。

フグ類の肝は

無毒なものでも

有毒なものでも

食用不可とされています。


今回の肝は

薄葉剥(うすばはぎ)の肝で

薄葉剥は

こんな魚で


沼津では“ウチワ”と呼ばれています。 


肝の下拵えは

以下の順です。


①水洗いし

血や粘膜を取り除いたら

軽く塩を振っておく



②10分程度たったら

塩を洗い流し

日本酒で洗う



③バットに入れ

10分間、蒸す



④裏漉し


⑤裏漉したら



⑥ぽん酢と



⑦土佐醤油を合わせたら

出来上がりです


土佐醤油については

こちらを👇




「肝醤油で食べるふぐ刺って

どういう感じなの、親方?」

「味変ってやつだね。

ぽん酢だと味が

さっぱりしているけど

肝醤油だと

コクっていうか

深みが増すね。」

「んまそう~😋」 

「鮟肝(あんきも)で仕立てたりもするけど

鮟肝は濃厚過ぎて

ふぐ刺の味が消えちゃうんだよね。」

「ウスバハギは

どうなの?」

「そんなに濃厚じゃないから

食べやすいね。

活きているもので仕込んだから

臭みも無いよ。」 

「へぇ~。

でも、活きたウスバハギって

出回るものなの?」

「沼津の市場には

地元の定置網で

活きたものが入るから

手に入れやすいよ。」

「ってことは

高級魚の天然とらふぐと

地魚のウスバハギのコラボってこと?」

「そうなるね。

そういうコラボを作り出すことが出来るのは

市場へ通っているからで

こういうのが

市場通いの良いとこなんだよね。」

「いいじゃん、いいじゃん!

また、こういう料理を考えてよ。」

「そうだね。」


沼津の魚市場は

漁港が併設されているので

地魚の水揚げもあります。


また、伊豆半島周辺だけでなく

伊豆七島方面からも

魚の入荷があります。 

こういうメリットを活かし

伝統的かつ正統派の日本料理に

地魚の良さを取り入れる工夫こそ

地方の料理人の使命と言っても

過言ではありません。

“言うは易く 行うは難し”ですが

そういう課題こそ

料理人としての試され事として

日々の仕事に臨みます。


「明日は、すっぽんを卸すんだね。

そんじゃ、また🐡」


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ご興味、ご関心のある方は

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休日出勤のボスキャラは、ふぐ皮の棘取り

Vol.4170

いらっしゃいませ


マクロビオティック(玄米菜食)

基本に据えた 

“身体に優しい美味しい日本料理”

を信条とし


天然のとらふぐ、西京漬(西京焼)を

こよなく愛す

【佳肴 季凛】の店主兼熱血料理人の

志村弘信です。

今日(10月9日)は


休日出勤の仕込みの

ボスキヤラとも言うべき

ふぐ皮の棘取りについて

お話しします。 

「親方、おはよう🐡

今日は休みなのに

市場に行って来たの?

と、熱血君。

「おはよう🐡

お弁当の仕込みもしなくちゃならないし

週末の注文の確認とかもあったから

行って来たんだよ。」

と、返しました。

「そうなんだぁ。

サバフグとブリを仕入れて来たってことは

普段の仕入れと

変わんないんじゃね?」

「そうだよ。

だから、真由美さんにも

手伝ってもらうんだよ。」

真由美さんとは

女将兼愛妻(!?)のことです。


「それなら

少しは気が楽じゃん。

でも、ふぐ皮の棘取りもあるから

大変じゃね?」

「だから、どんどん始めるよ。」

「親方、FIGHT!」 


さばふぐは静岡県由比産で


鰤は北海道産です。



さばふぐは

背びれと

尻びれを落としたら


頭の付根に包丁を入れておきました。 

さばふぐの次は

鰤の鱗(うろこ)取りです。


鱗が細かいので

包丁で取り除き

この方法を

すき引きと呼んでいます。 


隣では

真由美さんが

さばふぐの仕込みを始めてくれ



一方の自分は

鰤の水洗いまで終えたので


さばふぐの手直しをし


拭き上げてから

唐揚用に

包丁しておきました。

そして、再び鰤です。

三枚に卸したら

切身にし

有機JAS認証済の西京味噌をベースにした

お手製の西京味噌と共に

袋に入れたら

真由美さんが

お弁当用の野菜の皮剥きをしてくれ

煮物などお弁当や

サラダ素麺の野菜の仕込みまでクリア。


その後

カウンター周りの掃除を始めると


「まだ仕込みがあるのに

掃除なの?」

「この後は

それほど汚れないから

掃除したんだよ。」

「そうなんだぁ~。

とりあえず

半分までクリアしたね。」

「そうなんだけど

ボスキャラの棘取りで

完全に一人だし

20本分もあるから

かなりハードだよ。」

「とらふぐを見た時みたいには

萌え燃え・・・💖

にはならないの?」

「時間もかかるから

萎え萎え・・・ 🥵

に近いかも・・・・。」

その後、昼ごはんタイムということで

しばし水入り。

水入り後

棘取り大作戦の始まりです。 


出刃包丁を使い


棘を取っていきますが

角度が違うと

穴が開いてしまいます。

「ありゃりゃ・・・。」


腹側の白と背側の黒のうち

手間がかかる腹から

始めていきます。

ここまで来たら

4コーナーを過ぎ

ゴール間近。

「いよいよだね🐡」

程なくすると

無事にFINISH!


「 やったじゃん! 」


「ともかく

このボスキャラが手強いから

やっと気が楽になったよ。


ここまでやっておけば

湯引きして包丁するなんてことは

大したことじゃないしね。」


ふぐ皮だけでなく


鰤(ぶり)


さばふぐを

真由美さんに

真空パックしてもらっている間に


自分は包丁を砥ぎ


3時前までには

仕込みを終えることが出来ました。

「お疲れ様~♬」

「お疲れさん。

暗くなる前に終わって

良かったよ。」

「そうだね。

少し心配していたんだよ。」

「ふぐ皮とか野菜の仕込みだけなら

一人でもどうにかなるけど

魚の仕込みがあると

どうしても真由美さんに

お願いするようになっちゃうんだよね。」
 
「だから、今日の親方は

真由美さんの顔色を

見るような感じだったんだぁ・・・。」

「そう!?

気のせいだよ。」

「どうかなぁ~。(笑)」 


ところで、仕込みと言えば

今週は仕込みに

追われそうな日があるので

急遽、営業時間の変更が

あるかもしれません。

ですので

前もってのお問い合わせを頂けると

有難いです。 

また、土曜日(14日)と


日曜日(15日)は


ランチ、夕席共に

御席のご用意が出来ないので

くれぐれも宜しくお願い致します。 

「この準備は、もしかして・・・。

そんじゃ、また明日🐡」 by 熱血君

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すっぽんの出汁で仕立てた、とらふぐ(天然)と松茸の土瓶蒸し 

Vol.4169

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マクロビオティック(玄米菜食)

基本に据えた 

“身体に優しい美味しい日本料理”

を信条とし


天然のとらふぐ、西京漬(西京焼)を

こよなく愛す

【佳肴 季凛】の店主兼熱血料理人の

志村弘信です。

今日(10月8日)は

昨日の【特別会席】でお出しした

松茸の土瓶蒸しについて

お話しします。 

ということで、先ずは

こちらを👇



「親方、昨日の土瓶蒸し

ちょっとビックリしちゃったよ。」

と、熱血君。

「あぁ、あれね。

熱血君も仕立て方を見ていたから

一般の人が知りたいようなところを

訊いてくれる?」

「うん♬

じゃあ、始めようよ。」


松茸の土瓶蒸しに欠かせないのが

松茸です。




「この松茸は、どこ産?」

「中国だよ。」

「やっぱ、国産と違うの?

味とか、香りとか・・・。」

「そりゃあ、違うよ。

でも、土瓶蒸しとか

御飯にするなら

量を増やせば

十分に美味しいよ。」

「そうなんだぁ。」 

松茸は土がついているので

濡らしたキッチンペーパーで

ふき取ります。 

すぐに使う場合なら

軽く水洗いしてもかまいません。 


石突(いしづき)の部分は

御飯に使うので


このように包丁しておき


土瓶蒸し用の松茸が

こちらです。 

土瓶蒸しなので細かくなっても

問題ありませんが


熱血君が言うように

「この方が

ザ・松茸って感じがしていいよねぇ。」

👆その通りだと思います。



土瓶蒸しに入れる魚の定番と言えば

鱧(はも)ですが

それでは面白味に欠けるので

今回用意したのが


天然のとらふぐの

かまの先端と口ばしの部分です。


「どうして、この部分なの?」

「土瓶蒸しは

12分くらい蒸すから

これぐらいのものじゃないと

火が入り過ぎちゃうからだよ。」

「そういうことね。」

こちらが、かまの部分で

このように包丁しておきます。 


松茸ととらふぐを土瓶に入れたら

熱々の出汁を注いでから

蒸すのですが

この出汁が

普通のものとは異なり

すっぽんの出汁です。


「このすっぽんの出汁って?」

「すっぽん鍋を仕込んだ時の出汁で

多めに仕込んだら

真空パックして

冷凍しておいたものだよ。」

「多めに仕込んで

どうするの?」

「すっぽん鍋を仕込む時に

継ぎ足すんだよ。」

「だから、季凛のすっぽん鍋の出汁って

濃厚なの?」

「そういうこと。

ここに書いてあるよ👆

「こういうことなんだぁ~。」

蒸し上がったら

三つ葉を散らし

すだちを添え

お出ししました。 


「これじゃ分かんないから

実は試食をしていたんだよね?」

「そうだよ。

少し多めにしてあるんだけどね。

これが

松茸ととらふぐ。」


「僕ももらったけど

んまかったよ。」

「それじゃ

食レポにならないじゃん。」

「あっ、そっかぁ。

親方が説明してくれた方がいいよ。」

「分かったよ。」


すっぽんの出汁は

他の食材には無い味わいで

濃厚な旨味が

一番の特徴です。

なので、淡白なとらふぐに

すっぽんの味が加わることによって

両方のゼラチン質が

バージョンアップします。

「って感じでいいかい?」

「うん、いいと思うよ。

一つ忘れているじゃん、親方。」

「んっ!?」

「すっぽん好きの女優の話だよ。」

「あれ、また話すの?」

「そうだよ。」


その女優とは

シリーズ化されているドラマの主人公です。

自分が勤めていた店で

すっぽん鍋をよく召し上がっていました。

先程もお話ししたように

ゼラチン質が豊富なため

美肌効果も高いとも言われています。

歌舞伎役者の女形曰く

「すっぽんを食べた次の日は

化粧の乗りが違う!」

そんなこともあり

自分は食べるコスメ”とも呼んでいます。

見た目ゆえ

きわもの、げてもの扱いする人もいますが

その姿とはかけ離れた美味しさは

美食中の美食です。

今回の出汁は養殖ものですが

天然ものの美味しさは

養殖ものとは比べ物になりません。

特に、冬眠前のこれからの時季は

身に栄養を蓄えるので

その美味しさは倍増します。




「ってことは

明日は、僕の肌もツルツルかな。」

「どうだろう?

少し足りないんじゃないのかなぁ。」

「ってことは

追加オーダーをお勧めしているの?」

「いやぁ、ここからは

別途、お代を頂戴しますので

強くは言えませんが・・・。(笑)」

「あちゃ~。」


こういう仕立て方のヒントは

何となく浮かぶものです。

日々の仕事がルーチン化すると

浮かんでは来ません。


浮かんで来るということは

惰性や流れで

仕事をしているわけではないことに

ひと安心すると共に

まだまだ磨きをかけられると思うと

明日からの仕事にも

すっぽんの出汁を食した時の如く

乗り乗りで臨めそうです。


「ふぐの皮があるってことは

明日は休日出勤?

そんじゃ、また🐡」 by ふぐとらちゃん



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量より質の【特別会席】

Vol.4168 

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今日(10月7日)は

品数少なめの

量より質の【特別会席】について

お話しします。



「おはよう、親方🐡

伊勢海老って書いてあるけど・・・。」

と、熱血君。


「おはよう🐡

ほら。」

「ほらはいんだけど

土曜日だから

市場は休みじゃね?」


「そうだよ。


だけど


この問屋は

前もって言えば

用意してくれるから

行って来たんだよ。」

「伊勢海老1匹のために?」

「そうだよ。

昨日持って来て

うちの水槽でダメになるんじゃ

困るからね。」

「そうだけど・・・。」

「楽はしたいけど

手抜きはしたくないから

この方が安心だしね。」

「なるほどね~。

で、伊勢海老はどんな料理になるの?」

「今夜の【特別会席】の焼物だよ。」

「じゃあ、今日のブログは

その献立?」

「そうだよ。

しかも、量を減らして

質を上げた献立だから

乞うご期待!」

「わぁ~い♬」

質を重視ということもあり

品数も少なくした献立で

とりあえず

順を追って

お話しします。 



◆先付

 南京豆腐



◆揚物

 鯵フライ



「【特別会席】なのに

鯵フライって・・・!?」

「【特別会席】の揚物って

とらふぐの唐揚とかが多いから

鯵フライ!?って

思うよね?」

「そうだよ。」

「鯵フライにしたのは

季凛の鯵フライを食べたことがないって

お客さんに言われたからだよ。」

「そうなんだぁ~。

常連さんだから

カウンターに用意したんだね。」

「そういうこと。」 

「で、鯵フライの反応は?」

「ふわふわしていて

サクサクだから

喜んでくれたよ。」

「やっぱりね。

脂が乗っている鯵だと

ふわふわするんでしょ。」

「よく知っているじゃん。」

「ブログかSNSに

親方が書いてあったからだよ。」

「予習、有難うございます♬」 

野菜には

オリジナルの

【野菜感溢れるドレッシング】をつけて

召し上がって頂きました。



◆御椀替り

 松茸の土瓶蒸し 


見た目はオーソドックスですが

ごく一般的なものとは違うので

改めて、お話しします。」




◆刺身 

 ふぐ刺


ふぐは福島産のとらふぐ(天然)ですが


趣を変えるため

つけ醤油を2種類用意しました。

2種類のつけ醤油は

ぽん酢(写真 左)と

肝醤油(同 右)です。

肝醤油の肝は

薄葉剥(うすばはぎ)の肝で

詳しいことは

日を改めてお話しします。 




◆焼物

 伊勢海老の具足焼


「今朝の伊勢海老じゃん🦐」



「そう、こういうことね。」

「うんうん♬」 


ちなみに、伊勢海老の具足焼については

こちらを👇



◆食事

 松茸御飯

頃合いを見計らって

炊き上げたものです。

器は

当店オリジナルのもので

イラストは

女将兼愛妻(!?)の真由美さんが

描いたものです。

また、留椀(とめわん)として

浅蜊(あさり)の味噌汁をお出しし

お新香は、浅漬と糠漬です。



◆デザート

 

 焼芋のアイスと


シャインマスカットのアイスを

選んで頂き

 
どちらも手作りです。 



「確かに

量より質のコースだよね。」

「そうだよ。」

「こういうのもありなんだね。」

「そりゃそうさ。

食べるのはお客さんなんだしね。」

「うんうん。

常連のお客さんだからこその献立だね。」

「そうだね。

お客さんの方も

色々と要望を言えるし

それに自分が応えるようなものだから

信頼関係の上に成り立っている献立だね。」

「なんか、それいいじゃん!」

「何なら、熱血君も

こういうのどう?」

「一人でもいいの?」

「熱烈歓迎!」

「土瓶蒸しと

ふぐ刺のつけ醤油が

気になるんだけど・・・。」

「でしょ。

どっちもお初だしね。」

「じゃあ、近いうち

話してくれるの?」

「勿の論!

明日とか、どう?」

「わぁ~い、楽しみだなぁ。

じゃ、土瓶蒸しで・・・♬」 

「はいよ~。」

ということで

明日は、今日の土瓶蒸しについて

お話しします。 


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ふぐRUSHの日の目鯵(めあじ)

Vol.4167 

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今日(10月6日)は

目鯵(めあじ)

についてお話しします。 



「おはよう、親方🐡

今日も仕入れて来たね。」

と、ミニふぐちゃん。


「おはよう🐡

今日も10本だから

連荘でふぐRUSHだよ。」


連荘とあるように

昨日の様子についてはこちらを👇


また、今日のとらふぐも

福島県産の天然ものです。


「ふぐRUSHって

一度にとらふぐ(天然)を

10本以上仕入れることなんでしょ?」

「そうだよ。」

「ふぐに萌え燃え・・・💖といい

ふぐRUSHといい

ふぐLOVEワードを

どれくらい作っているの?」

「分かんないよ。」

「あはは・・・♬」


そんなやり取りをしながら

とらふぐを取り出し 

締めたら


血抜きのため

海水へ。


「氷入りだと

ブルブルってなって

身が縮こまっちゃうことはないの?」

「平気、平気。

冷やさないと、体温が上がって

身焼けして

使えなくなるから

こうしないとね。」

「へぇ~。」

「ただ、冷やし過ぎには

注意しないとね。」




そんなやり取りをしながら

仕込みを始めようとすると


「これって、アジ?」

「いや、目鯵(めあじ)。」

「メアジ?」

「そうだよ。」

「どうして、メアジなの?」

「目が大きいからだよ。

市場にあった時

鯵っていうか真鯵(まあじ)が隣にあったから

比べてみたよ。

ほら。」

「デカっ。

僕たちの目も

パッチリしているでしょ?」

「改めて見ると

そうだね。

可愛いねぇ~♬」

「いやぁ、何だか照れるなぁ。

“ふぐに魅せられし料理人”の

親方に言われると・・・。」

「ランチの営業時間までに

終わらせなきゃならないから

始めるよ。」

「はぁ~い♬」 


ということで

目鯵の下処理は👇


①鱗を取る 


②ぜいごを取る


③反対側も同じく

鱗とぜいごを取る


④頭を落とす


⑤はらわたを抜く


⑥水洗い by 女将兼愛妻(!?)の真由美さん


水洗いを真由美さんに任せた自分は

今日の主役のとらふぐを

卸すことにしました。

「メアジを先にやれば

まな板をきれいにする必要がないから

この順序で

仕込みをしたの?」

「そういうことだよ。

とらふぐには有毒部位があるけど

普通の魚には無いもんね。」

「そうすれば

まな板をきれいにする必要もないからねぇ。」

「仕事は段取り八分

って言うしね。」

「気の利いたこと

知っているじゃん。」

「えへへ・・・。」


画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: sRIMG0219.jpg


卸したとらふぐを水洗いしてくれるのは

目鯵同様

真由美さんです。

その後

自分が手直しをし  


真由美さんが

拭き上げてくれ


とらふぐの仕込みが

終了です。

その後は

ミニふぐちゃんの歌声と共に


//

♬ お片付け~

お片付け~


さぁさ 二人でお片付け

\\


その後

ランチの営業の合間を見ながら

目鯵を三枚に卸し


今日の使い道は様々で

以下の通りです。



①揚物



②酢締め


③賄い用=三色丼


三色とは

錘鰤(つむぶり)

白魚(しらうお)

目鯵です。


「親方がこれで👇


真由美さんが

これでしょ?」

「そうだよ。」

「真由美さんの御飯が別盛なのは

どうしてなの?」

「食べ過ぎちゃうから

別にしてあるんだよ。」

「そりゃ、そうだよね。

それにしても

親方はいつものように

てんこ盛りだよね。」

「そうだよ。

この時間(2時過ぎ)まで

殆ど食べていないからね。」

「そうなんだぁ。」


頭と中骨は

出汁を取るため

焼いておき



この下処理も

真由美さんでした。

また、この頭が入っていたざるが大きいのは

後々、とらふぐに使うためで

こういう使い方をすれば

洗い物の手間を減らすことが出来るのです。 


先程の揚物用の目鯵は

真空パックして

冷凍庫へしまい

三色丼の満腹&満足感と共に

お昼寝タイム・・・😪 となり

半日が終わったのでした。



「1個だけ違う【西京漬】があるよ。

間違えないように発送してね。

そんじゃ、また明日🐡」 by 熱血君 




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