鱧料理のマストアイテムの落とし(湯引き)を、活かしの鱧でしか仕立てない理由
6月2日
Vol.4407
鱧料理のマストアイテムの
落とし(湯引き)は
活きたものでしか
仕立てません
その理由とは・・・

いらっしゃいませ
マクロビオティック
(玄米菜食)を
基本に据えた
“身体に優しい
美味しい日本料理”
を信条とし
天然のとらふぐ
西京漬(西京焼)を
こよなく愛す
【佳肴 季凛】の店主兼
熱血料理人の
志村弘信が
今日も認(したた)めます
昨日のお話しの


「活きたハモの身って
透き通るくらいに
きれいなんだね🐡」
と、ふぐとらちゃん

「そうだよ
10分前までは
活きていたからね」
と、返しました
ということで
10分前の様子を
再現します
この鱧の
頭の付根を
掴んだら

この辺りに
包丁を入れ
締めます

頭の付根を掴むのは
この辺りに
心臓があり
ここを掴むと
動きが鈍くなるからです
鱧に限らず
鰻(うなぎ)や
穴子(あなご)の
ような長い魚には
共通しています
少しでも
場所がずれると
腕に絡み付いてくるだけでなく
鱧の場合は
絡むどころか
噛み付いてくるので
気を抜くことが出来ません
締めたら
脊髄に針金を刺し
神経を抜きます

一般的に
神経を抜くのは
死後硬直を
遅らせるためですが
鱧の場合
卸す時に
動くと
卸しづらいからです
水洗いを終えたら
まな板に乗せます

「ワァ~はっは
ハモの顔が
可笑し過ぎじゃん」

「そうだよね
噛み付かれても
怪我をしないように
先端を落とすんだよ」
「へぇ~
それにしても
変顔www」
ということで
卸し終えた鱧です

骨切をしたら
落とし用に
包丁しておきました

落としとは
鱧料理のマストアイテムで
湯引きとも
呼ばれています
すぐには
落としにはしません
というのも
落としに仕立てて
冷蔵庫に入れておくと
皮のゼラチン質が
固まってしまい
食べた時に
ゴワゴワして
美味しくないからです
なので
お客様が
ご来店してから
落としに
仕立てなくてはなりません

塩を入れ
沸騰したお湯に
皮目だけ
少し浸けた後

花が咲いたように
なったら
氷水に落とします
というわけで
落とし
なのです
そして

黄目近(きめじ)
〆鯵(しめあじ)
湯葉と共に
盛付け
鱧は梅肉醤油で
召し上がって頂きます

他の三種は
醬油で供します

落としは
活きたもので
仕立てたので

見た目も
ふんわりとしています
一方
活〆の愛知県産の鱧で
仕立てたものは

ふんわり感がありません

「どう?」
と、訊くと

「確かに
ふんわりしていないね
当然
味も違うんでしょ?」
「もちろん!
活かしの方
っていうよりも
活〆の方は
味が抜けたような
感じなんだよ」
「そんなにも違うの?」
「だから
落としには
活かしのものしか
使わないんだよ
さっき言ったように
落としにして
完全に冷やしたものも
使わないんだよ」
「そこまで
気を使うんだぁ~」
「そうだよ
じゃないと
本当の鱧の美味しさを
味わえないし
「そうなんだぁ」
「じゃ、訊くけど
大したことがない鱧を
最初に食べたら
その後に
鱧を食べる?」
「食べないね」
「でしょ
じゃあ
鱧の美味しさを
知っていて
そういう鱧を食べたら?」
「がっかりするね」
「どっちにしても
ちゃんとした鱧を
使うしか
答が無いってことよ
だから
活かしの鱧1本
のためだけにも
仕入れに行くんだよ」
「そうなんだぁ」
「たださぁ
一日経って
脂と旨味が
身に回るから
加熱すると
魚へんに豊って
書くだけに
美味しいんだよ」
「へぇ~
そういうのは
他の魚と
同じなんだね」
「そりゃそうだよ
魚だしね」
そんな活〆の鱧で
仕立てたのが
以下の料理です
◆天ぷら

◆鱧しゃぶ

小鍋に
鱧のあらを焼いてから
煮出した出汁をはって
お出しします

鱧の身を
鱧の出汁で味わうので
美味しいの
一言に尽きます
当然、優勝です🏆
◆鱧しんじょう蒸し

鱧と白身のすり身を
合わせたものに
鱧の身を乗せ
蒸し上げたものです
薄味で調えたあんをはり
このあんも
鱧の出汁が入っています
また、すり身には
生クリームが入っているので
ふんわりとした
食感です
◆鱧茶漬

照焼にした鱧を
御飯の上に乗せ

鱧しゃぶの出汁を
薄めにした出汁で
召し上がって頂きます
ということで
料理の仕立て方次第で
鱧を使い分けなくては
なりません
なお

そのため
鱧料理のご予約を
頂いた時には
落としを
どうしても
食べたいのかどうか
ということと
出来るところまでで
構わないのかどうか
をお訊ねしています
また、鱧は
天候次第で
水揚げが大きく
左右されるだけでなく
連休があると
入荷そのものが
難しくなります
ご要望については
可能な限り対応させて
頂いておりますが
特殊な食材ゆえ
一筋縄では
いかない点があることも
ご理解のほど
くれぐれも
宜しくお願いします

「今日の昼ごはんも
んまそうだったね
そんじゃ、また🐡」
by 熱血君
⭐⭐ コエタス ⭐⭐
当店のお取り寄せや
通販の商品などを
召し上がった方々が

投稿して下さっています
ご興味、ご関心のある方は
御覧ください
鱧(はも)の産地が、山口と愛知の理由
6月1日
Vol.4406
鱧の仕入れ先は
ホームグランドの
沼津魚市場だけでは
ありません
使い勝手
入荷状況によって
他所から
仕入れることもあります

いらっしゃいませ
マクロビオティック
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“身体に優しい
美味しい日本料理”
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熱血料理人の
志村弘信が
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「おはよう、親方🐡
活きたハモじゃん」
と、ふぐとらちゃん
「おはよう🐡

そうだよ
こっちも

鱧だよ」

「こっちのは
はらわたを
抜いてあるけど
親方のことだから
何か訳ありだよね」
「そうだよ
っていうのは
・・・・・」
「チョット
待ったぁ!
今日って
土曜日なのに
市場やってたの?」
今更ですが
市場とは
沼津魚市場のことで
自分の魚の仕入れ先です
「いや、休みだよ

どこそこ

ガラ~ン」
「真っ暗じゃん!」
「休みでも
他所から荷物が
送られてくるし
自分みたいに
注文した魚を
取りに来る人も
いるからね」
「ってことは
市場って
休み無し?」
「無しってわけ
じゃないけど
交替で出勤しているからね
市場だけじゃなく
そういう問屋もあるし
スーパーと取引している問屋は
交替で出勤しているよ」
「皆が皆
一斉に休む必要なんて
ないんだよね
そもそも・・・」
「そうだよ
皆が同じである
必要は無いし
そのくせ
個性とか個人なんて
言うから
はぁ~
って感じだね」
「うんうん」
「そんなことはともかく

活魚売場に行くと

さっきの鱧が
用意されていたよ

ほらね」
「これって
親方の字じゃね?」
「47-9 活1本
っていうのはね
昨日の時点で
渡しておいたからだよ
目方は
担当者が量ってから
書いたものだけどね」
「へぇ~
で、あとの2本は?」
「あれは
愛知から
送られて来た鱧で

だから
市場の帰りに

取って来たんだよ
そうそう
市場で仕入れて来たのは
山口産」
「ハモの仕入れ先って
沼津の市場だけじゃ
ないんだぁ~」
「っていうか
鱧だけじゃないよ
欲しい魚があれば
全国から取ることもあるよ
一番多いのは
天然のとらふぐだけどね
仕入れることはしなくても
北海道から
九州まで
知り合いの魚屋がいるよ」
「え゛っ
どうやって
知り合いになったの?」
「SNSだよ
特に、Facebookだね
オワコンみたいに
言われているけど
本名でアカウントを
取るから
そういう意味では
便利だよ」
「時代だね~」
「中には
ブログを読んでいる
人もいるから
話が早いんだよね」
「4400以上も
書いていれば
そうかもね~」
「鱧の場合
これまでに
直接仕入れた産地は
県内の浜松
今日とは別の愛知で
一色(いっしき)
三重県熊野かな
覚えている限りだと・・・」
「そこまでして
仕入れるのは
どうしてなの?」
「鱧の美味しさを
知って欲しいからだよ
まぁ、鱧に限ったこと
じゃないけどね」
「うんうん」
「この辺
(富士市、富士宮市
沼津市、三島市)でも
京都まで
鱧を食べに行く人も
いるくらいだからね」
「マジで!?
季凛に来れば
京都に1回行く金額で
2、3回は
食べられるじゃん!」
「そうだよ
それに
この辺じゃなくても
他所から
鱧を食べに来てくれる人も
結構いるんだよ」
「そうなんだぁ」
「鱧の美味しさ
っていうよりも
日本料理の美味しさ
を伝えたいから
出来る限りのことを
しているんだよ
そうしないと
日本料理が
廃(すた)れていくし
和食文化
要は魚菜食文化も
同じようになるからだよ
最終的には
漁師が辞めたら
困るじゃん
そのためにも
料理人が
漁師の代弁者になって
声を出し続けるんだよ」
「代弁者のことは
よく言っているもんね」
「まぁね」
「はらわたを
抜いてあったのは
どうしてなの?」
「鱧って
悪食(あくじき)で
お腹の中に
餌が残っていると
その匂いが
身に回る場合があるから
締めた時に
抜いてあるんだよ」
「へぇ~
それって
親方が頼んだの?」
「いや、たまたま
送ってくれた魚屋が
同じ考え方で
鱧を出荷していたんだよ」
「良かったじゃん!」
「そうだよ
この魚屋からは
これまでにも
とらふぐを
仕入れているから
色んな意味で
話が早いんだよ」
「親方のことを
分かっているってことは
その魚屋さんも
変わり者?」
「何だと!?(笑)
だから
付き合えるんだよ
じゃないと
確実に嫌われるね」
「あはは・・・」
2本の鱧は
女将兼愛妻(!?)の
真由美さんに
ぬめりを
取ってもらいました

自分が手直しをしたのち

卸したら
骨切です

「死んだハモだけど
身がきれいなのは
どうしてなの?」

「活〆にしてあるし
さっき言ったように
はらわたも抜いてあるから
完璧な下処理なんだよ」
「へぇ~」
「今回初めて
愛知から
仕入れたけど
送料はかかっても
これなら
間違いないね」
「やったじゃん
\(^o^)/」
骨切をしたら

鱧しゃぶ用

天ぷら用

お茶漬の照焼用
に包丁しておきました

「落とし用のが
無いけど・・・?」
「落としは
活かしのを使うから
夕方まで
締めないんだよ」
「活〆のじゃ
出来ないの?」
「出来ないわけ
じゃないけど
きれいに仕上がらないし
美味しくないんだよ」
「そうなの!?」
「あとで
見比べれば
分かるから
待っててよ」
「はぁ~い♬」
ということで
続きは
明日に・・・
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休市日の仕入れは、【特別会席】 用の鱧(はも)、鮑(あわび)、伊勢海老(いせえび)
5月25日
Vol.4399
料理のためなら
仕入れに
手を抜くことは
出来ません
ということで
休市日ですが
今朝は市場へ
行って来ました

いらっしゃいませ
マクロビオティック
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美味しい日本料理”
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志村弘信が
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「おはよう、親方🐡
土曜日だけど
市場やってたの?」
と、ふぐとらちゃん
「おはよう🐡
休みだけど
前注文しておいて
取りに行って来たんだよ」
と、返しました
「そういう問屋さんが
いてくれると
助かるよね」
「そうだよ
個人の問屋さんは
かなり融通が利くし
何でもかんでも
大手重視じゃ
困るんだよ」
「働き改革って
なんなのかねぇ」
「無意味な
ただの理想論!
まぁ、現場のことを
あと1ミリでも
考えて欲しいよね」
「いやいや
『考えなさい!』が
正しいんじゃね」
「そうだけど
今日は
随分強いこと
言うね」
「誰かに
影響されたんじゃね!?(笑)」
「・・・・・」
休市日だったこともあり
沼津魚市場に着いたのは
6時前でしたので
夜も明け
完全な朝でした

休市日ですので

どこそこ

ガラ~ン

中に入り
向かったのは
活魚売場です

生簀には

山口県産の鱧(はも)が
2本入っており
ひと安心

【47-9】というのは
自分の買い番です

ブクブクをセットした
発泡スチロールに入れ
鱧の仕入れが終わり

活魚売場を出たら
こちらの問屋へ

店先には
自分の荷物が
既に用意されており

中を確認したら

鮑(あわび)を
鱧(はも)の
スチロールに移しました
伊勢海老は
このままで

鱧と一緒にしないのは
喧嘩して
共倒れさせないためです
ちなみに

鮑は韓国産で

伊勢海老は伊豆・下田産です

「こんな様子だと
かなり緩~い感じの
仕入れだったんだね」
「まぁ~ね
ただ、鮑以外の
下準備は
夕方になってからだから
流れとしては
結構バタバタに
なっちゃうんだよね」
「そうなんだぁ」

「しかも
今日は
すっぽんのコース用に
卸さなくちゃならないから
かなりハードだよ」

「そうなんだぁ
頑張ってね、親方」
「はいよ~」
ランチの営業が終わったら
すっぽんの仕込みです

すっぽんを卸す時は
仰向けにして
出て来た首を掴み
間髪入れずに
締めます
今日は
すっぽんは脇役なので
特に
お話しはしません
夕方になったら
鱧を卸すことにしました
頭の付根を掴むと
鱧の動きが
止まります

というのも
この部分に
心臓があるからです
締めたら
血抜きのため
海水へ

その時
神経を抜くため
脊髄に
針金を刺します
神経を抜くと
卸す時に
動ないからです
はらわたを抜き
ぬめりを取ったら
水洗いをしました

卸したら

鱧の下拵えで
欠かせない骨切を
しなくてはなりません
骨切包丁を出すと

ふぐとらちゃんが
やって来て

/ /
チャララ~
チャラチャッチャチャ
チャララ~
ラララララ~
\ \
と、必殺仕事人の
口ずさみ始めました

「どうでもいいけど
こんなの
よく知っているじゃん!」
「昭和歌謡とか
昭和なんちゃら
なんていうのが
よく出て来るから
覚えちゃったんだよ」
「そういうことね
何歳かと
思ったよ~」
「昭和世代の親方とは
別の時代ですので・・・(笑)」
骨切を終えたら
鱧料理の
マストアイテムの
落とし(湯引き)用に
包丁し

この後は
伊勢海老を
焼物用に
準備しておきました

「今更だけど
ハモあり
アワビあり
伊勢エビあり
ってことは
今夜の予約は
【特別会席】・・・?」
「もちろん!
どっかに書いて
なかった?」

「無いよ
バタバタしていたから
それどころじゃ
ないんじゃね」

「そうかもね
車が停まったから
鱧を落としにするから
離れていてよ」

「はぁ~い♬」
ということで
今夜の献立です
◆先付(さきづけ)
もろこし豆腐

◆揚物①
鮑の天ぷら

鮑の天ぷらに添えるのは
肝醤油です

鮑の天ぷら自体が
美味しいのは
言うまでもありませんが
肝醤油で召し上がると
その美味しさは
2倍ではなく
2乗となり
まさに
King of 天ぷらです
◆刺身
鱧(はも)の落とし

鱧の落としに添えるのは
梅肉醤油で
鱧には欠かせません

また
今シーズン初入荷が
一昨日ですので
ザ・走りです
◆小鍋
国産牛のしゃぶしゃぶ

具材は
玉ねぎ、人参
えのき、くずきり
豆腐で

熱々の出汁を
はってから
お出しします

◆食事
桜海老と新生姜の
炊込御飯

炊き上がったら
このまま
お出しした後
下げてから

ねぎ油を
少し入れ
混ぜ合わせたら

茶碗

お新香と共に
お出しします
普段なら
食事は
最後にお出しするのですが
お酒を飲まれない方も
いらっしゃるので
途中でお出ししました
◆留椀(とめわん)
蜆(しじみ)の味噌汁


◆焼物
伊勢海老の
具足焼(ぐそくやき)

具足とは
武士の
甲冑(かっちゅう)のことで
それに見た立てているので
このように
呼びます
◆揚物②
岩牡蛎(いわがき)の
天ぷら

小ぶりながら
濃厚な味わいは
天然ゆえの
美味しさです
◆蒸し物
鱧しんじょう蒸し

◆デザート

シャインマスカットか

桃のアイスの二択

「 今夜の献立は
西京焼も入っていないし
土鍋の炊込御飯だったり
いつもと
雰囲気が違うよね~」

「そうだね
常連さんだから
色々と工夫が
出来るんだよね」
「ってことは
通わないとダメ
ってことなの?」
「そうじゃないよ
ブログとか
SNSでもいいんだけど
載っていた料理を
言ってもらえれば
用意が出来るからね
そういうことを
言ってもらっても
困んないように
アンテナを高く
張っておかなきゃ
ならないんだよ」
「そういう料理が
今日はあったの?」
「桜海老と新生姜
の土鍋御飯だよ」
「親方が直接
市場に行っているから
出来るようなもんじゃん」
「そうだね」
料理に限らず
ご要望、ご予算など
可能な限り
対応させて
頂いておりますので
お気軽に
お問い合わせ下さい

「桜海老と新生姜の
土鍋御飯
んまそ~だったね🤤
明日は
作り方を
話してくれるんだって
そんじゃ、また🐡」
by ミニふぐちゃん
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休日出勤日の仕入れは、葉血引(はちびき)&鱧(はも)
Vol.4142
いらっしゃいませ
基本に据えた
“身体に優しい美味しい日本料理”
を信条とし
天然のとらふぐ、西京漬(西京焼)を
こよなく愛す
【佳肴 季凛】の店主兼熱血料理人の
志村弘信です。
今日(9月11日)は

休日出勤日に仕入れた
葉血引(はちびき)と鱧(はも)について
お話しします。
明日は、沼津魚市場が休市日なので
沼津魚市場へ。
そんな今朝の仕入れは

下田産の葉血引(はちびき)で
計量直後だったこともあり

2,2キロのものを

GET!
その後、活魚売場に行くと

活〆の鱧(はも)が1本あり

GET!
御覧のように
山口県産です。
最低限の仕入れにしたのは
定休日だっただけでなく
早い時間の引き渡しのお弁当のご注文を
頂いていたからです。
なので、魚市場を出た時は

夜明け前で
『佳肴 季凛』に戻ったのは

6時前。
そんな時間ですので

熱血君はZZZ・・・😪
そんな様子を尻目に

お弁当に取り掛かり

お弁当は
こんな風に仕上がりました。
仕上がった頃には
熱血君も起きており

「おはよう、親方🐡
お弁当が仕上がったんだね。」
「おはよう🐡
6時過ぎから始めたんだもん
当然だよ。」
「そうだよね~。
よく見ると
今日のお弁当に
海老が入っていなけど・・・。」
「そういう注文だったからだよ。
そんなことより
仕込みを始めるよ。」
「はぁ~い。
でも、お弁当が気になるから
明日、話してよ。」
「分かったよ。」

魚を見た熱血君曰く
「一匹だけど
ハチビキじゃん!」
「・・・・・。」
「無反応だけど、親方。」
「どう反応したらいいか
迷っているんだよね。」
「はぁ~。」
水洗いを終えたら

先ずは

鱧。
普段なら
骨切りをするのですが
定休日ですので
骨切りもお休みにしました。
葉血引は

半身だけ卸したら
骨付の身の方の中骨
金串を刺すと

「親方

何をやっているの?」
と、熱血君。
「こうすると
中骨に残っている血が抜けるから
身持ちも良くなるんだよ。」
「どういうこと?」
「魚の鮮度の大敵なのが
内臓、鱗(うろこ)で
血も内臓みたいなものだから
出来るだけ早く
取り除く方がいいんだよ。」
「あっ、内臓とかが
生臭いの原因ってこと?」
「鋭い!

そうだよ。」
「わぁ~い♬」
骨付の身の方は

キッチンペーパーで包み
弱めの真空パックをし

氷詰めに。
キッチンペーパーに挟み
氷詰めにすることで
温度が0度に保たれるだけでなく
適度な湿度もあるので
身持ちは3~5倍になるのです。
卸し身の鱧と葉血引だけでなく

鱧と葉血引のあらも

冷蔵庫へ。
この後

包丁を砥ぎ終えたのは

まだ10時半前で

「真由美さんが
駐車場の草取りをしているけど・・・。」
と、熱血君。
真由美さんとは
女将兼愛妻(!?)のことです。

すべき仕事も終えたので

自分も参戦。

「沢山取れたね。
真由美さん、親方
休日出勤、お疲れ様~♬」
「お疲れさん
今度は熱血君も
手伝ってね・・・♬」
と、真由美さん。
「そうだね。」
「来週の月曜日は
次の日のお弁当の仕込みがあるから
私の代わりに、お願いね。」
「え゛っ!?
三連休の最後なのに・・・。」
こうして
休日出勤の半日が終わったのでした。
「休みでも
『西京漬』の発送をするんだね。

そんじゃ、また明日🐡」
☆★☆ 【コエタス】 ★☆★
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仕入れはせずとも、鱧(はも)の仕込み
Vol.4136
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を信条とし
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【佳肴 季凛】の店主兼熱血料理人の
志村弘信です。
今日(9月5日)は

についてお話しします。

「おはよう、親方🐡

この出汁
ジェルみたいな感じだけど・・・。」
と、ミニふぐちゃん。
「冷蔵庫にしまっておいたからね。

ほら。」
と、お玉で掬(すく)うと
ジェル状。
「この出汁は
どんな魚で取ったの?」

「鱧だよ👆」
「鱧だけで

こんな風になるの?」
「鱧ONLYじゃないけど
その度に色んな魚を使うから
そのゼラチン質で
こうなるんだよ。」
「へぇ~。」
「鱧のあらを焼くと
ゼラチン質が豊富なのが分かるから
ちょっと待ってて。」
「はぁ~い♬」
「

「親方、焼けたね。
こんがりしていて
これだけでも
十分美味しそうなんだけど・・・。」
「まぁね。

これを見てごらん。」
「あっ、浮いてる!」
「腹骨の部分なんだけど
焼くとゼラチン質が溶けだして
くっついちゃって
こうなるんだよ。」
「へぇ~。
天然の接着剤じゃん。」
「うまいこと言うねぇ~。」
「どうもどうも・・・♬」
「とりあえず
今日は焼くだけ焼いて
出汁を取るのに使うのは
明日だよ。」
「これだけでも
トゥルントゥルンのジェル状になるの?」
「継ぎ足し継ぎ足しだから
何とも言えないけどね。」
「ゼラチン質が豊富ってことは
お肌にもいいの?」
「良いよ。
特に、女性にはね。」
「いいじゃん、いいじゃん♬」
「ゼラチン質って言えば
ふぐも
すっぽんも豊富なんだよ。」
「そうなの!?」
「美味しくて
身体にも良いのは
魅力的でしょ。」
「そうだねぇ。
美味しい食べ物って
カロリーとか
コレステロールが高いとか
よく言うもんね。」
「とらふぐ、鱧、すっぽんみたいな
美味しい高級食材で
ヘルシーっていうのは
日本料理らしい魅力だね。」
「罪悪感が無いのは
マジ魅力的!」

「今度は
何を仕込むの?」
「鱧しんじょう蒸しだよ。

鱧を包丁したら
打粉(うちこ)をして

蒸し上げると

ほら。」
「わぁ~。

フワフワして
甘い香りがするんだけど・・・。」
「生クリームが入っているからだよ。」
「オシャレじゃん!」
「生クリームを使っていても
少しだから
罪悪感は、かなり少なめだよ」
「あはは・・・。
で、ハモは
いつぐらいまで食べられるの?」
「入荷がある限り。」
「出た、得意のぶっきら棒トーク!
マジで、どうなの?」
「コースで用意するのは
お彼岸くらいが目安かな。
その後は
松茸の土瓶蒸しで
使ったりするとかかな。」
「土瓶蒸しかぁ・・・。
秋って感じだね。」
「そうだよ、蝉(せみ)の鳴き声も
最近聞かなくなったしね。」
“暑さ寒さも彼岸まで”とは
よく言ったもので
秋近き今日この頃です。
「今日は、敬老の日用の
【西京漬】を仕込んだんだね。

そんじゃ、また明日🐡」 by 熱血君
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落ち、活〆、活かし+一昨日の活〆=4種類の鱧(はも)
Vol.4134
いらっしゃいませ
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天然のとらふぐ、西京漬(西京焼)を
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【佳肴 季凛】の店主兼熱血料理人の
志村弘信です。
今日(9月3日)は

沼津魚市場で仕入れた鱧(はも)について
お話しします。
いつものように
沼津魚市場で一番最初に行くのが
活魚売場で
今日もでした。

生簀の前に

2本の山口県産の鱧(はも)があり
1本は

活〆で
もう1本は

落ち鱧と呼ばれ
水槽の中で死んでしまったものです。
2本共、仕入れることにし
今日は、活かしの鱧も必要だったのですが

自分の分は、未計量。
担当者曰く

「季凛さんの分はキープしてあるんですが
選(よ)ると思って
まだ、量っていないんですよ。」
「よく分かっているじゃん!」
👆のやり取りのように
気に入った魚でないと
気が済まない性分ですので
わがままを言わせてもらっています。
で、選んだのが

こちらです。
先程の2本同様

活かしの鱧も
山口県産で

3種類の鱧を持ち帰ることにしました。
『佳肴 季凛』に戻ると
「おはよう、親方🐡

3本とも鱧なのに

違いがあるの?」
と、ミニふぐちゃん。
「おはよう🐡
あるし、使い勝手によって
使い分けているんだよ。」と
言うと
「へぇ~。
教えてくれる?」
「もちろんだよ。
鱧の予約も入っているから
説明しやすいしね。」
「じゃあ、お願~い。」
活かしの鱧は

夕方まで

水槽へ。
残りの2本を卸すことにし
最初の下処理のぬめり取りは
いつものように
女将兼愛妻(!?)の真由美さんです。

「真由美さ~ん

頑張って~!」
「ありがとう♬」
「うろこを取ったりするのは
大体、真由美さんだよね。」
「そうそう。
こういう単純な作業って
意外と好きなんだよね。」
「そうなの!?
親方は、他の仕込みもあるしね。」
「そうなんだぁ。」
ぬめりを取ってもらったら
手直しをし
水洗いしたら

卸すことに。

卸し身を見たミニふぐちゃんが
「色が変わっているのは
どうしてなの?」
と、訊いてきました。

「この部分は
胆のうの痕だよ。」
「胆のうって
苦いやつ?」
「そう、苦玉。
胆のうの痕が残っているのは
死んでから
時間が経っていることなんだよ。」
「鮮度が良くないってこと?」
「一概には言えないけど
要注意だよ。
特に、お腹にえさが残ったまま
死んでいると
臭いが回って
使い物にならない場合もあるからね。」
「そうなんだぁ~。」
もう1本の活〆の方は

朝一番で〆たものなので

胆のうの痕はありません。
2本を並べて

「どう、違うでしょ?」
と、訊くと

「違いが分かるね。」
「活〆の方は
白く、すき透っているけど
落ちの方は
赤っぽいでしょ?」
「うんうん。」
「落ちっていうのは
そのまま死んじゃって
血が抜けていないから
こうなるんだよ。
餌のことも要注意だけど
これも要注意なんだよ。」
「ってことは
使えないの?」
「今日のは
まぁ~ったく問題なし。
でも、時々

ばばを引くこともあるよ。」
「そういう時は
どうするの?」
「煮ても焼いても
どうにもならないから
処分しちゃう・・・😢」
「はぁ~。
どれくらいの確率で
当たるっていうか
はずれるの?」
「数えたことがないけど
50本以上いて
あるかないかなぁ。」
「それなら
仕方がないで済ませらそうじゃん。」
「まぁね。」
2本とは別に

冷蔵庫から
2本の鱧を出すと

「この鱧は?」
「この鱧は

金曜日に

仕入れたのだよ。」
「あっ

思い出した!」
「そう、この鱧だよ。」
「骨切りはしていないの?」
「そう、これから。
今日の予約用に仕入れたものだから
他の仕込みもあったから
後回になっちゃったんだよ。」
「ふぅ~ん。」
骨切包丁を取り出すと

「よっ

仕事人!」
骨切りをしたら

鱧しゃぶ用

天ぷら用

鱧茶漬の照焼用

鱧しんじょう蒸し用に
準備しておきました。
この後

鱧しんじょう蒸しに仕込み
蒸し上がったのを見ると

「フワフワしている感じなんだけど・・・。」
「生クリームが入っているからだよ。
甘いような香りがしない?」
「するする!
この香りを伝えられなくて
視聴者の皆さんには
申し訳ありません。(笑)」
ここまでで
お客様用の分は終了。
尾に近い部分は

昼ご飯用の
天ぷらに。

昼ご飯を食べ終え
休憩をしたら

水槽の鱧を卸すことに。
布巾で顔を覆ってあるのは
動かないようにするためです。

頭の付根を掴んだら
〆たら

口の先端も包丁します。
こうするのは
噛み付かれて
怪我をしないようにするためです。
〆たら

氷入りの海水に入れ
血抜きをします。
長い間冷やすと
身が縮こまってしまうので
そこは要注意。
しばらくしたら
神経を抜くのですが

鮮度保持のための
死後硬直を遅らせるためというよりも
卸す時に
動かないようにするためです。
ぬめりを取ろうとすると

「朝は真由美さんだったのに
今度は親方なの?」
「そうだよ。
夕方のお茶とか
席の確認や準備もあるからね。」
「へぇ~
上手に攻守交替じゃん。
まぁ、仲良し子吉で良いこと・・・🥰」
「大人をからかわないっ!」

「こうなっちゃうと
強面のハモの雰囲気ゼロだね。」
「確かに。」
卸すと

腹の部分に
打ち身がありました。

「この部分は
どうするの?」
「使えないっていうか
使わない。
落としにすると
黒く変色しちゃうしね。」
落としとは
鱧料理の定番でもある湯通ししてから
梅肉で召し上がる料理です。
自分は
活きている鱧でしか仕立てないので
予約時間に合わせて
卸すようにしています。
今日2度目の

骨切りをし

落とし用に包丁したら

「準備完了だね。」
お客様が見えたら

落としに仕立て

コースのスタートです。
ちなみに

鱧以外の料理もお出しするのですが
それらは置いといて
今朝の鱧のアフター画像を
御覧下さい。
◆鱧しゃぶ

◆天ぷら

◆鱧の落とし

コース料理の刺身は
落とし入りの四種盛で
鱧以外は
胡蘆鯛(ころだい)、新子、湯葉です。
◆鱧しんじょう蒸し

◆鱧茶漬

照焼にした鱧👇

結果として
今日は、4種類にして
5本の鱧を手にしたのですが

まともに残った鱧は
今朝の活〆の1本で
鱧しんじょう蒸しに仕込みます。
9月になり
鱧のトップシーズンが過ぎましたが
今しばらくは
その美味しさを味わえそうです。
「おまけアイテムのカレーが
仕上がったね🍛

そんじゃ、また明日🐡」 by ふぐとらちゃん
今日の薄造りは、地物の胡盧鯛(ころだい)
Vol.4132
いらっしゃいませ
基本に据えた
“身体に優しい美味しい日本料理”
を信条とし
天然のとらふぐ、西京漬(西京焼)を
こよなく愛す
【佳肴 季凛】の店主兼熱血料理人の
志村弘信です。
今日(9月1日)は

地物の胡蘆鯛(ころだい)について
お話しします。

「お弁当が仕上がったから
これから、仕込みだね、親方。」
と、ふぐとらちゃん。
そんな今日のお弁当が
こちらです。

仕込みを始めると

「おはよう、親方🐡
この人、初めて見るんだけど・・・。」
と、ふぐとらちゃん。
「そうかも。
実は、初めて仕入れたんだよ。」
と、返答。
「そうなんだぁ。
で、何て名前?」
「胡蘆鯛。」
「読めないよぉ~。」
「コロダイ。」
「ふぅ~ん。
前から思っていたんだけど
親方って
魚の名前をカタカナで書くことをしないよね?」
「基本的にはしないね。」
「どうしてなの?」
「カタカナだと
もろに魚だから。」
「魚は魚じゃないの?」
「自分にとっての魚は
料理になった状態の魚なんだよね。
要は、献立に書く場合
カタカナだと
魚そのものになっちゃうからだよ。」
「分かるような
分かんないような・・・。」
「今朝は
胡蘆鯛だけじゃなく

鱧(はも)も仕入れたんだけど

ハモ料理って書いてあるのと
鱧料理って書いてあるの
どっちが美味しいそうに思える?」
「鱧!」
「しかも、鱧って
魚へんに豊だから
さらに、美味しく感じない?」
「あぁ~、確かに。」
「漢字で書くと
その食材の名前の意味とかも分かるじゃん。
そもそも、日本料理の献立(お品書き)は
漢字で書くのが一般的なんだけどね。」
「そういうことね。
でも、僕達は分かんないから
カタカナでもいいんでしょ?」
「もちろん。」
「卸すところからの話だけじゃ
つまんないから
市場にいた時のことから
話してよ。」
「え゛っ!?」
「本当は
そのつもりなんでしょ?(笑)」
「・・・・・。」
「やっぱりねぇ~♬」
ということで
時計の針を戻すと

今朝の沼津魚市場の活魚売場に
戻りました。

生簀には
1,9キロの胡蘆鯛(ころだい)。
冨久豊とは
ふくほうまるの略で
沼津市西浦の定置網漁の漁船です。
競りの結果

無事に

GET!
一番の特徴が
腹の一部を除き
全身にオレンジ色の斑点が
散らばっていることです。
胡蘆鯛に似ているのが

何度も仕入れたことのある
胡椒鯛(こしょうだい)で
詳しいことは

活かしたまま

持ち帰ったら

頭の付根に包丁を入れたら

氷入りの海水へ。
続いて

鱧も〆

同じく海水へ。
海水の中に氷が入っているのは
締めた直後に
魚の体温が上がって
身が焼けてしまうのを
防ぐためです。
しばらくしたら

脊髄から細い針金を通し
神経を抜きます。
こうすることで
死後硬直を遅らせ
鮮度を保つためです。
鱧も同じく
神経を抜いておきました。
5分程度したら

取り出し

鱗(うろこ)を取り
はらわたを抜き
水洗いしたら

三枚に卸し

キッチンペーパーではさみ

冷蔵庫へ。
コショウダイの身👇と比べると

コロダイの方が
いくらか白っぽい感じです。
皮を引いたものを比べてみます。
・コロダイ

・コショウダイ

皮目の赤い模様に
若干の違いがあります。
よく見なければ
分からないレベルです。
今度は薄造りにしたものを並べてみます。
・コロダイ

・コショウダイ

厚さも違いますが
白い部分に若干の違いがあります。

「味には違いがあるの?」
「この場で比べたわけじゃないけど
コショウダイの方が
少しクセがあるような感じかな。」
「クセって?」
「磯魚っぽい感じだね。」
「そんなに変わらないの?」
「変わらないって言えば
変わらないけど
違いはあるよ。」
「へぇ~。」
「料理の道に転がったのが
東京の鮨屋だったのは
知っているよね?」
「うん、知っているよ。」
「その鮨屋は
常時、5種類くらいの白身を
当時の築地で仕入れていたから
白身に詳しくなったんだよ。
しかも、全部活かし。」
「全部、活かしって、凄いじゃん。
で、どれくらいの種類?」
「20種類以上は
覚えたような。」
「そんなに!?」
「羽太(ハタ)って訊いたことある?」
「あるよ。
色んなのがいるんだよね。」
「そうだよ。
アカハタ、キジハタ、マハタ、アズキハタ・・・。
ともかく沢山なんだけど
それぞれに違って
面白かったなぁ。」
「味も違うんでしょ?」
「コロダイとコショウダイみたいにね。」
「じゃあ、白身って
親方の原点みたいじゃん。」
「そうだね。
沼津の市場は
漁港も一緒だから
珍しい魚もいたりするのが
楽しいね。」
「だから、一番最初に
活魚売場に行くし
仕入れるものが無くても
生簀を見ないわけにはいかないんだよ。」
「なるほどね。
“三つ子の魂百まで”だね。」
「そうだね。
何でもかんでも知りたがりの性分だから
自分の練習のために
色んな白身を買って
卸したり、鮨にしたなぁ。」
「そんなことまで!?」
「そうだよ。
時には、店で使う白身よりも高いもので
練習したりしたこともあったよ。」
「そこまで・・・。」
「人間なんて生臭い生き物だから
自分のお金で買ったものは
大事にするから
その方が覚えが早いんだよ。」
「へぇ~。
それは、白身だけなの?」
「いやいや、貝類とかも
そうやったことがあるよ。
ただ、目方があるものとかは
買ったことがないけどね。
それでも、単価が高くても
目方が小さいものなら
金額そのものは高くならないから
そういうものも
よく買ってみたよ。」
「練習のために
市場に行ってたりして・・・。」
「店の仕事ついでだけど
そういう楽しみもなきゃ
面白味に欠けるじゃん。」
「そういうのって
大切だよね。」
「そういうのは今でもあるから
知らない魚は
つい仕入れちゃうんだよね。」
「永遠の若造だね♬」
「そうだね。」
魚に限らず
鮮度が良い食材を求めるためには
一切の妥協は出来ません。
それが自分の原点である以上
そこを貫き続けます。
「アイス用の桃🍑と
シャインマスカット🍇を仕込んだんだね。

そんじゃ、また🐡」 by 熱血君
☆★☆ 【コエタス】 ★☆★
当店のお取り寄せや
通販の商品などを
召し上がった方々が

投稿して下さっています。
ご興味、ご関心がある方は
是非、御覧下さい。
バージョンアップした鱧メインの【特別会席】
Vol.4124
いらっしゃいませ
基本に据えた
“身体に優しい美味しい日本料理”
を信条とし
天然のとらふぐ、西京漬(西京焼)を
こよなく愛す
【佳肴 季凛】の店主兼熱血料理人の
志村弘信です。
今日(8月24日)は

昨日の『特別会席』の献立について
お話しします。

「ねぇ、親方
こういう熨斗ってことは
敬老の日用の【西京漬】ってこと?」
「少し早いけど
そうだよ。」
※こちらが、【西京漬】👇

「どうして、そんなことが分かるの?」
「オンラインショップのページに

こういう欄があるんだよ。」
「へぇ~。
便利じゃん。
それはそうと
今日は昨日の【特別会席】のことを
話してくれるんでしょ?」
「そうそう。
昨日話したように
伊勢海老と鱧(はも)が
献立に入っているよ。」
「そばで色々と見ていたけど

おぉ~って感じだったよ。
ねぇ、早く話して~。」
「はいはい。
先付(さきづけ)から
順を追って話していくね。」
「はぁ~い♬」
その前に

◆先付(さきづけ)
もろこし豆腐

◆刺身(その1)
ふぐ刺

※遠州灘産のとらふぐ(天然)
◆揚物
鱧とズッキーニの天ぷら

◆小鍋
鱧しゃぶ

小鍋に入っているのは

玉ねぎ、えのき、人参
くずきり、豆腐です。
お出しする時は

出汁をはって、お出しします。
出汁は、鱧のあらを焼いてから
長時間かけて煮出したものです。
日本酒、薄口醤油、塩、みりんで
味を調えてあります。
◆刺身(その2)
鱧の落とし

梅肉醤油を

添えてあります。
鱧を落としに仕立てる場合

鱧は、直前に卸したものです。
それを
お客様がお見えになったら

落としに

仕立てます。
このままにしておくのは
冷やし過ぎてしまうと
皮のゼラチン質が固まってしまい
ガムを食べているように
なってしまうからです。
また、時間が経つと
パサパサした食感になってしまうのも
直前に仕立てる理由でもあります。
こうするのは
味を落とさないためであるだけでなく
自分が魚市場に出向いて
仕入れた素材である以上
ぞんざいには出来ないからです。
さらにさらに
鱧の美味しさは
誰もが認めるところですが
意外にも
美味しい鱧を食べたことがない方も多くいて
鱧ファンの自分としては
納得がいきません。
なので、出来る限りのことを
尽くしたいのです。
◆焼物
伊勢海老の具足焼

具足とは
簡単な鎧兜(よろいかぶと)とのことで
甲殻類の殻を
具足に例えているので
このように呼んでいます。
◆蒸し物
鱧しんじょう蒸し

生クリームが入っているので
ふんわりとした食感が
持ち味です。
◆食事
鱧茶漬

出汁は、鱧しゃぶ同様のものですが
薄めの味にしてあります。
照焼にした鱧のお茶漬で

また、器は

当店オリジナルのもので
イラストは
女将兼愛妻(!?)の真由美さんが
描いたものです。
◆デザート
チョコミントのアイスか
苺のアイスを

選んで頂きました。

「改めて見ると
この献立はかなり豪華だよね。」
「豪華だよ。
伊勢海老が入ると
かなりグレードアップするしね。」
「うんうん♬」
鱧が主役で
天然のとらふぐ、伊勢海老が脇役となるのは
夏だからこそです。
時季により
主役が交替するのは
日本料理ならではの魅力で
さらに言うと
自分が名付けたとは言え
季凛の語源の
『季(き)を尊(たっと)び 凛とす』
※意味 時季の食材の良さを重んじ
気を引き締めて
料理を仕立てる
に恥じることのないような料理を
仕立てるべく努力を
怠るわけにはいきません。
当店のお取り寄せや
通販の商品などを
召し上がった方々が

投稿して下さっています。
ご興味、ご関心がある方は
是非、御覧下さい。
『特別会席』用の鱧(はも)と伊勢海老(いせえび)
Vol.4123
いらっしゃいませ
基本に据えた
“身体に優しい美味しい日本料理”
を信条とし
天然のとらふぐ、西京漬(西京焼)を
こよなく愛す
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志村弘信です。
今日(8月23日)は

『特別会席』用の
鱧(はも)と伊勢海老について
お話しします。
仕入れるものが
あろうと無かろうと
沼津魚市場で必ず寄るのが

活魚売場で
しかも、ほぼ最初にして
もちろん、今日もでした。
既に

生簀には
山口県産の鱧が2本(1,15キロ)

用意されており
昨日の時点で

確保しておいたものです。
確保していたのは
豊洲などの中央市場が休みで
他所の産地からの便がないからで
そのような荷物のことを
“送り”と呼んでいます。
また、昨日入荷していた伊勢海老は

秤にかけられる前で
これらは

茨城県日立鹿島沖産です。
サイズは様々で
👆の場合
5,1キロで7本=700グラムUPなので
かなり大きいものになります。
自分が仕入れたのは

0,2キロのものでした。
ブクブクをセットした発泡スチロールに

鱧も伊勢海老を入れ

持ち帰ることに。
『佳肴 季凛』に戻ると

ふぐとらちゃんが、やって来ました。
「親方、おはよう🐡
おっ、ハモと伊勢エビじゃん!」
「おはよう🐡
夕方まで水槽に入れておくから
離れていてね。」
「はぁ~い♬」
どちらも

ざるに入れたまま
水槽へ。
👆の鱧は“連れ”を噛んでいるように
食(は)むが転じて
はもになったと言われており
魚の名前は
単純なものです。
夕方になり

先ずは鱧を締めることに。
頭の付根を掴んでいるのは
この辺りに心臓があり
心臓を掴むと
動かなくなるからです。
獰猛な性格なので
注意しなくてはなりません。
付根に包丁を入れたら
口の先端を切り落とし

血抜きのため、氷入りの海水へ。
先端を切り落とすのは
噛み付かれても
大事に至らないようにするためで
大事とは
縫うほどの大けがなのです。
その後、脊髄に細い針金を通し

神経を抜きます。
神経を抜くのは
一般的には、鮮度を保つためですが
鱧の場合
卸す時に動かないようにするためです。
鱧を締めたら

伊勢海老は、再び水槽へ。
水洗いを終え

まな板に乗せた鱧を見ると

「この顔を見ると
ハモっぽさゼロだし
全然怖くないねぇ。」
「確かに・・・。」
卸したら

鱧の下処理で欠かせない骨切りを
しなくてはなりません。

骨切包丁を見ると

「おぉ~

仕事人! 」
骨切りを終えたら
揚物用

落とし用

鱧しゃぶ用

鱧茶漬の照焼用に

準備しておきました。

「おっ、今度は
伊勢海老じゃん🦐」

半分に包丁したら

焼物用に準備しておきました。
「伊勢海老の焼物って言えば
こんなのもあったよね~🦐

んまそうだったなぁ・・・。」
こんな焼物とは

とりあえず
鱧と伊勢海老の準備まで出来たので
今日のお話しは
ここまでにしておき
『特別会席』の献立については
明日、お話しします。
当店のお取り寄せや
通販の商品などを
召し上がった方々が

投稿して下さっています。
ご興味、ご関心がある方は
是非、御覧下さい。
洗い物の女神に感謝
Vol.4075
いらっしゃいませ
基本に据えた
“身体に優しい美味しい日本料理”
を信条とし
天然のとらふぐ、西京漬(西京焼)を
こよなく愛す
【佳肴 季凛】の店主兼熱血料理人の
志村弘信です。
今日(7月6日)は

女将兼愛妻(!?)の真由美さんの
仕込みの様子について
お話しします。
先ずは、沼津魚市場から。
今朝は、沼津魚市場で

『西京漬』用に

銀鱈(アラスカ産)

サーモン(ノルウェー))を仕入れました。
また、『鰯の丸煮』用に

鳥取県境港産の真鰯(まいわし)を
仕入れたのですが

これらが重なるのは
お中元の時季だからです。
また、御中元とは関係ありませんが
“今が旬”の鱧(はも)も仕入れ

上の3本は、山口県産で
下の1本は地物で
まぁまぁの量の仕入れでした。
【佳肴 季凛】に戻ると

「おはよう、親方🐡
今日は、かなり多めの仕入れだね。」
「おはよう🐡
かなり気合を入れて
仕込みをしないと
ランチの営業に間に合わないから
頑張るよ。」
「頑張って~!」
銀鱈をしまおうとすると

「あっ、真由美さん
おはよう🐡」
「ふぐとらちゃん達、おはよう🐡」
※真由美さんとは
女将兼愛妻(!?)のことです
「今日は、がっつり仕込みがあるから
親方も真由美さんの手伝いを
あてにしているよ。」
「いつものことだから
大丈夫だよ。」
銀鱈を

冷凍庫にしまったら
真由美さんは

軽トラの荷台や

コンテナの掃除を始めてくれました。
「真由美さん、親方も
こういう掃除とか
片付けをすること
あるの?」
「あるけど、すぅ~んごく
たまぁ~にね。」
「やりそうもないもんね。」
「私の口からは
言えないな。(笑)」
軽トラの掃除を終えると

真由美さんは
鱧のぬめり取りを開始。

「もしかして
真由美さん、ハモを卸せるの?」
「そんなわけないじゃん。
私がするのは
これぐらいだけだよ。」
「そうだよねぇ。
『女将自ら、ハモを卸しています!』だったら
ちょっとビックリ😲」
その頃、自分は

真鰯の下処理を始め

ここまでやったら

水洗いは真由美さんに
いつものように
お任せ・・・🙏
身だけでなく

頭も ・・・🙏
真鰯を終えた自分は

サーモンに取り掛かり

三枚に卸したら

切身にすると

「ねぇ、親方

小さいのが
お弁当用なのはわかるんだけど
普通の切身は・・・?」

「実は、この切身
小さめになっちゃったから
バージョンアップしたランチメニュー行なんだよ。」
「ってことは、ミス?」
「まぁ、そんなとこかな・・・。」
「たまには
ミスするんだぁ~。」
「たまには

こうも言われているじゃん。」
「まぁ、確かに・・・。」
案の定、真鰯の仕込みに手間取り
ランチの営業時間も
近づいていたので

掃除をすることに。
「こういう時は

親方もやるんだね、真由美さん。」
「そうだよ、大体ね。」
「大体なの・・・!?
まったく~。
真由美さんがいないと
ぜ~んぜん、ダメじゃん。」
その後、ランチタイムが終わったら

真鰯の仕上げの水洗いをすることに。
仕上げの水洗いとは

苦玉とも呼ばれる胆のうの痕を
包丁した後の水洗いです。
当然、この水洗いをしてくれるのも

真由美さんです。
鍋に並べたら

酢と水を注いだら

落とし蓋と重しをして
火に掛けました。
そして、今日の仕込みのボスキャラの登場です。
ボスキャラとは

鱧の骨切です。

「どうにかこうにか
今日の仕込みが
終わったね♬」
「そうだね。」
「普段から見ているけど
真由美さん、よくやるよね~。」
「そうだよ。
🙏 感謝🙏 感謝 🙏 」
「ちゃんと、態度で
示しているのかなぁ、親方?」
「・・・・。一応・・・。
だから、タイトルにもあるように
洗い物の女神なんだよ。」
「まぁ、その辺りのことは
よく分かんないけど
普段の二人の様子から見れば
大丈夫じゃね。」
「そうだね。」
いずれにしても
自分というか
【佳肴 季凛】の仕事を支えてくれるのは
間違いなく、真由美さんです。
この場を借りて

感謝 🙏
改めて明日もお願いします。
「ってことは
明日も市場に行くんだね。

それじゃ、また🐡」 by 熱血君















