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もっとおいしいお話し

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ランチタイムの後に、お弁当用の煮物の仕込み 

Vol.3968 

いらっしゃいませ


マクロビオティック(玄米菜食)

基本に据えた

“身体に優しい美味しい日本料理”

を信条とし

天然のとらふぐ、西京漬(西京焼)を

こよなく愛す

【佳肴 季凛】の店主兼熱血料理人の

志村弘信に

今日(3月21日)も

お付き合い下さい。


定休日明けが休市日なのは

珍しくないのですが

今日のような祭日は

かなりのレアケースです。

なので、不思議な感覚で

仕事を始めました。

とは言え

普段の段取りを終えたら

フライヤーの掃除の

開始です。

まだ十分使えるので

濾すのですが

濾すには

油を温めなくてはなりません。

温めたついでに

娘達の昼ごはん用に

天ぷらを揚げ

天丼を作りました。

天種は

鶏のもも肉、椎茸、大葉です。

天ぷらとは別に

ゆで玉子をトッピング。

天丼を見たミニふぐは

「おはよう🐡

んまそうじゃん!」

「おはよう🐡

これから春休みだから

しばらく、昼ごはん作りが日課だよ。」

「何だか、楽しそうな感じだけど・・・。」

「そう?」

「ところでさぁ

ゆで玉子がツルン

としていないけど

どうしてなの?」

「冷める前に

剥いちゃったからだよ。」

「でも、この方が

天丼のたれが絡むから

いいんじゃね?」

「そう思ったから

あえて黄身を

潰した感じにしてみたんだよ。」

「へぇ~。」

「フライヤーの掃除を始めるから

離れていてね。」

「はぁ~い。」


フライヤーの油を

抜いたら

まだ十分使えるので

濾しておきました。

最初に

女将兼愛妻(!?)の真由美さんが

洗っていると

「頑張って~、真由美さん♬」と

ミニふぐ達の応援。

そんな応援も聞こえないほどの

真由美さんです。

その後

自分が手直しをし

FINISH!

「ピカピカ✨じゃん!」と

ミニふぐ達。

「美味しい料理は

綺麗な厨房から生まれるって

教わったから

手抜きは出来ないよ。」

「誰に教わったの?」

「浜松にいた時の親方だよ。」

「へぇ~。その親方の言う通りだよね。」

「それを守っている親方も

凄いじゃん。」

「そうかなぁ。

その代わりに

自分の片付けはダメなのは

知っているでしょ?」

「うん。確かに・・・。

人には言えないくらいだよね。(笑)」

「コラ~ッ!(笑)」

その後、ご予約の料理の

盛付に取り掛かり

今日のご予約の時間は

営業時間前の11時でした。

前もっての御予約でしたら

早い時間の御席の

ご用意も可能です。

そんな今日は

西京焼を

銀鱈(ぎんだら)に

バージョンアップした御席がありました。

銀鱈の西京焼を見たミニふぐが

「照りも脂も

乗り乗りじゃん!」

「そうだね。

この脂の乗りが

銀鱈の売りだからね。」

「それにしても

んまそう~。」

その後、ランチタイムの

ラストオーダーとなったら

明日のお弁当の煮物を

仕込み始めました。

人参と牛蒡(ごぼう)の

下茹でを始めると


「どうして
ざるで仕分けているの?」と

訊いてきました。

「火の通り方に

違いがあるからだよ。」

「思った通りだ。」

「あとは、人参の方が大きいし

火が通りにくいから

初めに茹で始めるよ。」

「ふぅ~ん。」

下茹でを終えたら

味付けをし

バットに入れ替えると

「同じ煮物なのに

こんにゃくだけ別なのは

どうしてなの?」と


またまた質問。

「蒟蒻(こんにゃく)は

濃い目の味付にしてあるんだよ。」

「だから、色も濃いんだね。」

「イエ~ス。」

煮物を冷蔵庫にしまい

休憩しようとすると

「ねぇ、親方

今日のWBC

凄かったよね。」

と、ミニふぐ達。

「仕事しながら

ネットで様子を見ていたけど

9回裏の様子は

生中継を見たかったなぁ。」

「見ていたけど

もうドキドキだったよ。」

「こういう時って

Twitterも開いているんだけど

サヨナラヒットを打った時の

Twitterが

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: image-22.png

これだよ。」

「え゛っ~!?」

「アクセスっていうか

ツイートが集中して

しばらく動かなかったよ。

思わずスクショしちゃった。」

「あはは・・・。」

「野球の話になった

ついでなんだけど

親方は野球の

経験とかあるの?」

「中学時代

野球部だったよ。」

「そうなんだぁ。」

「自分の中学の野球部は

当時、静岡市内で

5本の指に入るくらい

弱かったんだよ。」

「そんなに!?」

「公式戦でのコールド負けは

当たり前。

練習試合の相手は

いつも同じで

それ以外の中学からは

相手にされないレベル。」

「マジで?」

「マジ。まだまだ、続けるよ。」

「うんうん。」

「中1の時の合宿中

先輩とふざけていて

2日目に足を縫う怪我をして

最終日までの5日間ぐらい

仲間が練習をしている間に

夏休みの宿題を終わらせたよ。」

「それこそ、怪我の功名じゃん。」

「ちょっと意味が

違うようだけど・・・。(笑)」

「平気じゃね?」

夜の営業が終わったら

折を並べたのですが

明日のお弁当は

夕方上がりのため

ランチの営業を

早仕舞いさせて頂きますので

くれぐれも宜しくお願いします。


「明日も頑張ってね。

それじゃ、また🐡」 By ふぐとらちゃん

伊豆大島産の目近鮪(めじまぐろ)等で、休日出勤

Vol.3967 

いらっしゃいませ


マクロビオティック(玄米菜食)

基本に据えた

“身体に優しい美味しい日本料理”

を信条とし

天然のとらふぐ、西京漬(西京焼)を

こよなく愛す

【佳肴 季凛】の店主兼熱血料理人の

志村弘信です。


今日(3月20日)は

休日出勤の様子を

お話しさせて頂きます。


明日は、沼津魚市場が休みなので

定休日でしたが

今朝は、沼津魚市場へ

仕入れに行って来ました。

いつもより早く

目が覚めてしまい


着いたのは

4時過ぎで

1時間近く早い感じです。

構内を物色していると

伊豆大島産の目近鮪(めじまぐろ)の

仕分けをしている最中でした。

大小さまざまな大きさで

大きいものだと

8キロ台のものも。

中には内臓を抜いたものあり

こういうものを

“抜き”と呼んでいます。

また、めじ鮪だけだと思ったら

鬢長鮪(びんちょうまぐろ)も

ありました。

鬢長鮪の正式名は

ビンナガマグロで

地方によっては

トンボマグロとも呼ばれています。

大きいものから仕分けられ

仕分けられていないものから

良さげなものを見つけ

鮮度確認のため


えらを見て

この1本をGETし

3キロちょうどでした。

1時間近く早く来た甲斐があり

それこそ、早起きは三文の得。

魚市場での仕入れを終えたら

近隣の包装資材店で

お弁当用の折を調達。

魚市場界隈を後にし

食遊市場に立ち寄り

野菜をはじめ

諸々の食材を仕入れました。

『佳肴 季凛』に戻っても

女将兼愛妻(!?)の

真由美さんはオフなので

完全独りの休日出勤。

なので

コンテナの掃除も

単独にして

セルフ。

単独は大変ですが

オフとなれば

自分も“カジテツ”こと家事手伝いを

させられるので

単独休日出勤の方が

ましかもしれません!? 

めじ鮪を取り出すと

熱血君が

やって来ました。

「おはよう、親方♬」

「おはよう🐡」

「今日の休日出勤は

完全な独りだね。」

「そうだよ。」

「でも、真由美さんは

親方が戻って来るまでに

明日のランチの

セットをしていたよ、ほら。」

「戻って来るのを

待っていると

仕事に付き合わされるからだよ。」

「えっ、そうなの!?」

「っていうか

このセットが真由美さんの

休日出勤だよ。」

「そうなんだぁ。

で、メジマグロって

本マグロの子供でしょ?」

「そうだよ。

めじ→中ぼう→本鮪って

名前が変わるよ。」

「へぇ~。でも

何で、めじなの?」

「めじは、目近(めぢか)の略で

口と目が近いからだよ。」

「そうなんだぁ。」

「関東では、めじだけど

関西方面だと

よこわって呼ばれているよ。」

「よこわ?」

「白い線みたいな模様が

背から腹にかけて

輪みたいになっているからだよ。」

「何で、頭が上なの?

っていうか、縦じゃん。」

「頭を上にした状態で

言うからだよ。」

「へぇ~。

邪(よこしま)なことは

言えないね。」

「そこ、笑うとこ?」

「・・・・・。」

まな板に乗せたら

包丁で

鱗(うろこ)を取っていきます。

「鱗!?」と思われるかもしれませんが

これが鱗で

有鱗域(ゆうりんいき)

と呼ばれています。

鱗を取り、頭を落とし

腸(はらわた)を抜き

水洗いした状態が👆です。

すぐには卸さず

キッチンペーパーを丸め

頭と

尾から

金串を刺しておくと

熱血君が

「何をやっているの?」

と訊いてきました。

「血抜きをしているんだよ。」

「へぇ~。」

「マグロ類の赤い身は

ヘモグロビンと

ミオグロビンが豊富で

簡単に言うと

血液が多いから

高速で長時間、泳げるんだよ。」

「ほぉ~。」

「ただ、血そのものが残っていると

生臭くなるから

それを取る必要があるのは

分かる?」

「うん。だから

こうやっているんだぁ。」

「そうそう。」

血を抜くため

縦にすると


「ほら

血で染まっているでしょ。」

「そうだね。確かに

身は、きれいな赤だね。」

「こうすれば

持ちが良くなるし

美味しく食べられるんだよ。」

「ただ卸して、切るのが

刺身じゃないんだね。」

「そうだよ。」

その後、タオルに巻き

冷蔵庫へ。

「親方

頭はどうするの?」

「焼いてから

出汁を取るんだよ。」

「最後まで

使い切るんだね。」

「そりゃそうだよ。

命あるものを

粗末には出来ないからね。」

「そうだよね。

魚も喜ぶだろうし

漁師さんも嬉しいだろうね。」

「そう言えば

目が近いのがめじって言ったけど

ほら。どう?」

「よく分かんないやぁ。」

「確かに・・・。」


その後

サラダ素麺の野菜と

刺身用の妻(つま)を包丁しました。

それぞれの内容は

👇の通りです。


◆サラダ素麺の野菜

・長ねぎ ・みょうが ・人参 

・レッドキャベツ ・アーリーレッド 

・ピーマン(赤、青、黄)


◆刺身用の妻(つま) 

・大根 ・人参 ・胡瓜

・アーリーレッド


その後、ランチ用の西京焼の銀鱈と

お弁当用の目鯛(めだい)に

串を打ち

最後に

米(白米、押麦、もち米)を研ぎ

雑穀御飯用の雑穀を

水に浸けておきました。

雑穀には、玄米、押麦

黒米、もち麦が入っています。

そして、12時半までには

包丁を砥(と)ぎ終え

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: sRIMG4300.jpg

単独の休日出勤が終わりました。

ところで、来週の月曜日は

次の日のバスツアーの仕込みや準備のため

既に、休日出勤が決定しています。

今度は真由美さんも

一緒です。

今日と同じく

休市日前という状況ですが

早く終われるように

作戦を練ることにします。


「明日はお弁当の

仕込みもあるんだね🍱

そんじゃ、また🐡」 By ミニふぐ

顔合わせ食事会の会席料理

Vol.3966

いらっしゃいませ

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“身体に優しい美味しい日本料理”

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天然のとらふぐ、西京漬(西京焼)を

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【佳肴 季凛】の店主兼熱血料理人の

志村弘信です。


今日(3月19日)は

顔合わせの御席の

会席料理について

お話しします。


今日は、次女の音楽教室の

発表会があったので

ランチタイムは

ご予約のみの営業と

させて頂きました。

発表会から戻ってくると

「どうだったの?」と

ふぐとらちゃん。

「あそこまで上達しているとは

思わなかったよ。」

「そりゃ、良かったじゃん。

親方は、楽器とか出来るの?」

「楽器どころか、音楽なんて

ぜ~んぜん駄目だよ。

5段階評価で

マイナス5だったかな。

0を超えたことなんて

無いよ。」

「そんな成績って、あるの?」

「あるわけないじゃん。(笑)

それぐらい苦手だってこと。」

「へぇ~。」

「あと苦手なのが

フランス語。」

「フランス語って

ボンジュールのフランス語?」

「Oui(ウィ)」

「ウィって?」

「フランス語のはい。

英語でいうYesのことだよ。」

「出来るじゃん。」

「こんなの出来る出来ないの

レベルじゃないよ。」

「じゃ、どれくらい苦手なの?」

「大学1年の前期の試験で

100点満点中

5点を取って

3年次の再履修が

決まったぐらい苦手。」

「何それ~。

限りなく0点じゃん。」

「Oui!」

「そんなに難しいの?」

「っていうか

覚えることが、多過ぎ。」

「そうなんだぁ。

いきなり脱線しちゃったね。

今日のお話しは

顔合わせの食事会のことでしょ?」

「Oui!」

「・・・・・。

壊れちゃったかな!?」


御席にセットしてある小鍋は

鰻鍋(うなぎなべ)です。

鰻=蒲焼のイメージですので

驚かれるお客様も多いのですが

蒲焼にはない美味しさがあります。

ちなみに、この鰻は

既製品の蒲焼です。

ご両家の挨拶が済んだら

お料理をお出し始めることに。

先付①として

グリンピース豆腐を。

①とあるように

もうひとつあるのですが

揚物をお出ししました。

揚物は

海老の彩り揚げと

鯵のしんびき揚げです。

「最初の方で

揚物を出すのは

どうしてなの?」と

ふぐとらちゃん。

「元々、会席料理だと

焼物の後に出すんだけど

そうすると

お腹も一杯に近づいて

箸が止まることが多いからだよ。」

「へぇ~。」

「先付は冷たい料理だから

それが続くよりは

冷たいものと温かいものを

交互に出した方が

メリハリがつくんだよね。」

「他にもあるの?」

「アルコールを飲むような席だと

つまみにもなるしね。」

「なるほどね~。」

揚物の次に

先付②のふぐ皮です。

お出しする時は

ぽん酢を掛けてあります。

鰻鍋が温まる頃に

刺身で

鰆(さわら)、目鉢鮪(めばちまぐろ)

湯葉の三種盛です。

「このサワラが

親方が絶賛していたのでしょ?」

「そうだよ。」

この鰆については

こちらをお読み下さい。

アルコールを飲まれるとは言っても

お昼ですので

刺身共に

付け醤油、お新香

昆布御飯をお出ししました。

お祝用に揃えた器ではないものの

番(つがい)のふぐが

描かれているのは

それこそ、結果オーライ。

ご存じかもしれませんが

イラストは女将兼愛妻(!?)の

真由美さんが描いたもので

オリジナルの茶碗です。

茶碗の方は

女性にお出ししました。

刺身の次が

焼物の鰤(ぶり)の西京焼です。

「この照りもいいけど

西京味噌の甘い香りが

いいよね~😋」と

ふぐとらちゃん。

その後

鰯(いわし)つみれ錦糸蒸し

マスクメロンのアイスで

コースの終了です。

アイスを見たふぐとらちゃんが

「そろそろ、次のアイスは

決まったの?」

「決まったよ。」

「何になるの?」

「桃だよ。」

「いいじゃん、いいじゃん♬」

そんなやり取りとをしていると

お客様がお帰りになったら

片付を終えることなく

発表会の会場に向かったのでした。


「市場が休みってことは

明日は休日出勤!? 

そんじゃ、また🐡」 By 熱血君


☆★☆ 【コエタス】 ★☆★

当店のお取り寄せや

通販の商品などを

召し上がった方々が

【コエタス】というサイトで

投稿して下さっています。

ご興味、ご関心がある方は

是非、御覧下さい。

今日のふぐ料理の先付(さきづけ)

Vol.3965

いらっしゃいませ

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【佳肴 季凛】の店主兼熱血料理人の

志村弘信です。


今日(3月18日)は

ふぐ料理の先付(さきづけ)

についてです。

もちろん、その後の

ふぐ料理のコースの内容も

お話しします。

今朝は5時前に

厨房に行き、仕込みを始めました。

ホームグランドの

沼津魚市場に行くには早く

仕込みというか

仕事を始めるには遅い

微妙な時間が5時です。

そんな時間ですので

ミニふぐ達は・・・ZZZ😴

仕込んだのは

グリンピース豆腐です。

流し缶に流したら

冷蔵庫にしまおうとすると

寝ぼけまなこの1匹が

「もう仕込みをしているの・・・?」

「まぁね。」

「まだ早いから

寝ているよ。

ムニャムニャ・・・(-_-)zzz 」

起こすのは気の毒なので

冷蔵庫にしまったら

鍋などは

そのままにしておき

魚市場へ。


土曜日ですので

休市日。

休市日なのに来たのは

野暮用のためです。

その後、向かった食遊市場で

野菜などを仕入れ

今朝の仕入れが

終わりました。


【佳肴 季凛】に戻ると

「親方、おはよう🐡」と

ミニふぐ達。

「やっと起きたんだぁ。(笑)」

「やっとって、そんな言い方ないじゃん。

仕込みをしている時には

目が覚めていたよ。」

「そうなの?」

「さっき野暮用って

言ってたけど

あれのことでしょ?」

「そう、あれだよ。」

あれとは

ここではお話ししませんが

特別に隠すことではないので

気になる方は

直接お訊ね下さい。

そもそも、魚市場に行く前に

仕込みをしたのは

定休日の前々日だからで

明日仕込むには

間に合わないし

昨日仕込むには

よろしくなく

その間を取ったまでのことです。

特に、これからの時季は

気温も上がるので

こういうことは珍しくありません。

この仕込みをしたお陰で

夜のふぐ料理に

使うことが出来ました。


今夜のふぐ料理は

👆の凛(おひとり 12,100円)のコースでした。


2品の先付のうちの1つが

グリンピース豆腐で

もう1つが

鰆(さわら)の刺身でした。

鰆の刺身を見ると

「このサワラって

これ?」

「そうだよ。

その時のブログ、読んだ?」

「うん

これでしょ?」

「そうそう。

この鰆、マジで良かったんだけど

ここ最近仕入れた魚の中で

一番だね?」

「魚って。どういうこと?」

「どうもこうも

鰆だけじゃなく

鰤(ぶり)であれ、目鯛(めだい)であれ

それこそ、仕入れた魚全てが

対象だよ。」

「え゛っ~、マジで!?」

「マジもマジ。

会心の一撃だね。」

「食べたお客さんが

裏山C(うらやましい)。」

「鰆に限ったことじゃないけど

こういう魚を仕入れるっていうか

仕入れたいために

魚市場に行っているようなもんだよ。」

「でも、ハズレもあるんでしょ?」

「ハズレはないけど

💯100点満点ってなると

難しいよ。」

「そうだよね。」

そして

ふぐ刺。

凛のコースなので

レギュラーサイズです。

「今日のふぐは

どこのなの?」

「今夜のは、福島の天然。」

「天然しか使わないんだよね。」

「イエ~ス!」

唐揚も

同じ福島産でした。

ふぐちりは

厨房で温めてから

お出ししました。

ふぐちりは

福島&愛知の合わせ技です。

ふぐちりをお出ししたら

焼白子です。


「んまそぉ~!

白子は、コースとは別注文なんだよね。」

「そうだよ。

この白子は

下関産だよ。」

「おぉ、本場っていうか

ふぐの聖地じゃん!」

「下関が、どうして本場か知っている?」

「沢山獲れるからじゃね?」

「ブー

はずれのフリーイラスト - 面白い残念マークの無料素材 - チコデザ

はずれ!」

「えっ?」

「下関で獲れるっていうか

下関は全国各地から

天然も養殖も含めて

とらふぐが集まる所なんだよ。」

「どういうこと?」

「水揚げっていうか

取り扱い量が

一番ってことなんだよ。

もっと言うと

とらふぐ以外のふぐも集ある

一大集積地なんだよ。」

「そうなんだぁ。」

「下関から離れていない

九州方面が多いんだけどね。」

「ふぅ~ん。」

「ふぐは免許だけじゃなく

処理する場所の許可や申請が

必要な魚だから

普通の魚を卸すのとは

違うんだよ。」

「じゃあ、季凛も

許可を取っているの?」

「もちろん

ほら。」

「これなら

『ふぐやってます』って

すぐ分かるね。」

「そうだね。」

ふぐちりを召し上がったら

土鍋を下げ

濾したら

火にかけます。

この時に余った身があれば

ほぐして

雑炊に入れます。

見えませんが

しっかり入っているので

ご心配なく。

雑炊を作っている間に

おしんこうをお出ししました。

「どうして

キムチ入りなの?」

「味変のためで

これが、いい感じなんだよ。」

「んまそぉ。」

今度は器を見ると

季凛オリジナルの茶碗じゃん。」

オリジナルですので

ふぐの色や

柄も

微妙というか若干、違います。

「どうして違うの?」

「作ってくれたのは

誰か知っているよね?」

「もちろん

、「PLUSROSE LINE HandMade アカウント 公式 @038ecwtw」というテキストの画像のようです

僕達のお母さん的な

【PLUSROSE】さんだもん!」

「遊び心MAXだから

【PLUSROSE】さんが

作ってくれるものは

楽しいよ。」

「そう言えば

『アイデアの神様が降りて来る』って

SNSとかブログにも

書いてあったよ。」

「チェックが早いね。」

「えへへ・・・♬」

そして最後が

マスクメロンのアイスです。

「このアイスの次は

何になるの?」

「アイス用に仕込んだ

フルーツのペーストとか

ピューレが冷凍庫にあるから

それを見ながら

考えるよ。」

「楽しみだなぁ。」

早朝の先付の話から

夜遅くのふぐ料理までと

今日も無事に終わりました。

最後になりましたが

明日のランチは

ご予約のみの営業で

夕席は、お休みさせて頂きますので


くれぐれも宜しく

お願い致します。

「それじゃ

また明日🐡」 By ふぐとらちゃん

京都・舞鶴産の鯵(あじ)

Vol.3964

いらっしゃいませ

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志村弘信です。

今日(3月17日)は

今朝仕入れた鯵(あじ)

お話しします。

今朝、沼津魚市場に着いたのは

4時半過ぎでした。

普段は5時前なので

30分早いことになります。

早く着いたのは

鯵を仕入れるためです。

最初に

こちらの売場に行くと

京都・舞鶴産と

高知県産のものが

並んでおり

早く着いたものの

既にスーパーなどの

大口顧客が仕入れていました。

前もって、注文しておくことも

可能ですが

自分の目で見てからでないと

気が済まない性分ですので

このようなことは

殆どしません。

特に、ここ最近は

鯵の入荷が少なく

神経を使わざるを得ず

早く来たのは

こういう理由です。

なので、目星を付けたら

隣の売場にも行き

確認すると

先程の鯵よりも大きいので

即パス。

結果的に

舞鶴産を

仕入れることにしました。

【佳肴 季凛】に戻り

鯵を見たふぐとらちゃんが

「おはよう、親方🐡」と

声を掛けてきました。

「おはよう🐡」

「舞鶴って、どこ?」

「京都だよ。」

「京都って

海があるの?」

「あるよ。もしかして

琵琶湖が京都府にあって

海だと思っていたとか・・・?」

「そんなわけないじゃん。

琵琶湖は滋賀県にある湖くらい

知っているもん!」

「それならいいけどね。

舞鶴は上の方にあって

ザ京都の京都市とは

京都府

かなり離れているよ。」

「本当だ。」

「舞鶴で水揚げされる魚は

良いものが多いんだよ。

鯵だけじゃなく

鰆(さわら)、鰤(ぶり)なんかも

獲れるんだよ。」

「へぇ~。」

「詳しいことは

このページをを見てごらん。

「うん。」

「さっきの地図に

舞鶴の上の方に

伊根(いね)ってあるでしょ?」

「うん、あるね。」

「そこは、本鮪(ほんまぐろ)や

鰤の養殖をしているんだよ。」

「そうなんだぁ。

京都の意外な一面だね。」

「貴族文化とか

お寺や神社のイメージが

強いからね。」

「勉強になったよ。

また教えてね。」

「はいよ~。」

最終的に、鯵は

三枚に卸してから

真空パックして

揚物用に

冷凍しておきました。

揚物にするからと言って

鮮度が落ちているわけでは

ありません。

なので、鰆、湯葉と共に

今夜の会席料理の刺身で

お出ししました。

当然、その前のクオリティチェックは

欠かせません。

ということで

今日の昼ごはんです。

これを見たふぐとらちゃん

「これって

親方の分なの?」

「そうだよ。」

「多過ぎね?」

「そう。だって

この時間(2時)まで

殆ど食べていないし

これぐらい食べないと

持たないよ。」

「そうだろうけど・・・。」

「あと、真由美さんの分は

どうして

別盛なの?」

「丼にしちゃうと

食べ過ぎちゃうからだよ。」

ちなみに、真由美さんとは

女将兼愛妻(!?)のことです。

「そりゃそうだよ。

で、今日の具は?」

「鰆が半分

鯵と

白魚(しらうお)が

4分の1ずつ。」

「さっきも言ったけど

多過ぎ!」

「適量、適量♬」

満載

満腹

満足

の流れで

休憩を取る前に

刺身を作ると

「見慣えない器に

見慣れない盛付なんだけど・・・」

と、ふぐとらちゃん。

「これはね

バレンタインのお返しの刺身だよ。」

「器は?」

「近所の常連さんだから

朝のうちに

持って来てもらったんだよ。」

「へぇ。それにしても

5種類もあるじゃん。

この間の鰤もだけど

こういうのって、いいよねぇ。」

5種類とは

鰆、目鉢鮪(めばちまぐろ)、鯵

白魚、湯葉です。

また、この間の鰤とは

この鰤です。

土曜日の明日は

魚市場が休みですが

ちょっと用足しに行くので

この辺で。


「明日も魚市場に行くんだって。

お疲れ様🐡」 By ミニふぐ

西京焼ではなく、刺身用の静岡県沼津産の鰆(さわら)

Vol.3963

いらっしゃいませ

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こよなく愛す

【佳肴 季凛】の店主兼熱血料理人の

志村弘信です。


今日(3月16日)は

刺身用に仕入れた鰆(さわら)について

お話しします。


今朝、沼津魚市場に行くと

地物の鰆(さわら)が入荷していました。

地物ですので

沼津産ということになります。

ぱっと見、約50本ですが

暇つぶしにでも

数えてみるのは、いかがでしょう。(笑)

サイズごと

4列に並べられており

その列は以下の通りです。


◆1列目


3キロ~4キロ



◆2列目


5キロ台



◆3列目


6キロ台



◆4列目


7キロオーバー



自分が鰆を仕入れるのは

コース料理の西京焼にする時です。

また、焼物というより

西京焼にする魚の中でも

もっとも好きなのが、鰆なので

いつでも足を止めてしまいます。

ただ、今日は

刺身に使う魚が

必要だったので

最初は、西京焼のことを

考えていませんでした。

そうは言っても

4キロ台の鰆を見ると

断腸の思いで

見て見ぬ振り。

そんな中、1列目の中に

2,8キロのものがあり

鮮度確認のため

えらを見ると

鮮やかな赤い色をしており

即決!

【佳肴 季凛】に戻り


鰆を見たミニふぐが

「おはよう、親方🐡

親方が仕入れるサワラにしては

小さくね?」

「小さいよ。

4キロUPが基本だから

半分ぐらいだね。」

「西京焼にするの?」

「いや、刺身だよ。」

「サワラの刺身って

どうなの?」

「美味しいよ。じゃないと

仕入れてくるわけないじゃん!」

「そうだよね、失礼しました。

あとさぁ、鰆って

魚へんに春って書くけど

今が旬なの?」

「確かにそうなんだけど

元々、春っていうのは

今で言う1月、2月、3月になるし

寒鰆(かんざわら)って言われるように

真冬が一番いいよ。

これからの時季は

子が入ってきて

身が痩せ始めるからね。」

「子って?」

「卵とか精巣のことだよ。

そろそろ始めるから

この辺でね。」

「はぁ~い♬」

まな板に乗せ

包丁で鱗(うろこ)をこそげ取り

頭を落とし、はらわたを抜くと

乳白色をしていました。

乳白色なのは

脂が乗っている証拠です。

そう思うと

4キロオーバーの鰆のことが

気になって、気になって・・・。

水洗いをし

片身を卸すと

身割れすることなく

卸すことが出来、ひと安心。

というのも

鰆は、身割れしやすい魚の

筆頭だからです。

もう片身も

慎重に卸すと

ミニふぐが

「骨が残っているよ。

取らないの?」

「刺身にする時に、取るよ。

やたらと包丁を入れて

身割れすると困るからね。」

「そうなんだぁ~。」

上身(うわみ)も

下身(したみ)も

頭と尾の部分に

包丁したら

柵取りをしました。

鰆は細長い魚なので

柵にしても

断面の形に差が

出にくいのが特徴です。

今日のように

小さめだと

刺身に包丁する場合

無駄に大きい断面になりません。

なので、刺身用に鰆を仕入れる時は

あえて小さめにしているのです。

ただ、大きい鰆を仕入れた時には

同じ柵を刺身用と西京焼用に

使い分けることもしています。

その時の鰆は

脂の乗りが違うので

鰆好きの自分にしてみれば

してやったりなのは

当然です。

柵取りした身の皮に

包丁目を入れたら

氷の上で

FIRE!

すぐに返し

粗熱が取れたら

水気をふき取り

冷蔵庫へ。

あらの部分は

出汁を取るため

焼いておきました。

焼く前に

金串を

刺していると

「親方、何しているの?」

「こうすると

骨に残っている血が

取れるでしょ?」

「うん。」

「そうすると

焼いた時にきれいに仕上がって

雑味も無くなり

出汁を取ると・・・?」

「美味しい出汁が取れる!」

「はい

【Telop_B054】動く一言テロップ「正解・不正解」 - TELOPICT.com / 動くイラスト・アニメーションフリー素材

その通り!」

「ヤッタ~!」

そして、今夜の会席料理の刺身に

目鉢鮪(めばちまぐろ)、湯葉と共に

お出ししました。

鰆の西京焼でなくても

かまの部分を

おかず用の西京漬にすると

「たまには、これぐらいでも

いいんじゃね。」と、ミニふぐ。

「まぁね。

その代わりじゃないけど

明日のクオリティチェックで

良しとするかな・・・。(笑)」

「鰆なら、何でも良かったりして!?」

「う~ん。まぁ、知らんけど。」

明日も魚市場に行って来ますが

鰆があっても

仕入れることはしません。

残念ですが

タイミングが合い

改めて今日のような鰆に

出くわしたいものです。


「鰆もいいけど

今夜の鰤の西京焼も

良い感じだったね。

じゃ、また明日🐡」 By ふぐとらちゃん

ランチメニュー用の銀鱈の西京焼

Vol.3962

いらっしゃいませ

マクロビオティック(玄米菜食)

基本に据えた

“身体に優しい美味しい日本料理”

を信条とし

天然のとらふぐ、西京漬(西京焼)を

こよなく愛す

【佳肴 季凛】の店主兼熱血料理人の

志村弘信です。



今日(3月15日)のお話しは

西京焼の王道の

銀鱈についてです。


『西京漬』用に仕込むため

佳肴 季凛 謹製 西京漬け

昨日から

解凍しておいた銀鱈(ぎんだら)です。

銀鱈を見た熱血君曰く

「おはよう、親方🐡」


「おはよう🐡」

「この銀鱈って

夕べ、扇風機の風をあてていたよね?」

「そうだよ。冷凍庫から出したのが

遅かったから

扇風機を使ったんだよ。」

「料理人の扇風機の使い方って

面白いね。」

「そうかねぇ~。」

銀鱈は一般的な魚と同じ様に

鱗を取るのが

最初の仕事です。

鱗を取ってくれるのは

いつものように

女将兼愛妻(!?)の真由美さんで

「おはよう、真由美さん

頑張って~。」

「熱血君、おはよう♬

はぁ~い、頑張るよ~ 🥰 」

銀鱈の鱗は細かいので

包丁を使って

自分が手直しをしなくてはなりません。

特に、ひれの際(きわ)の部分の

鱗は残ることが多いので

念入りに。

鱗を取り終えたら

腹を裂き、水洗いします。

水が切れるように

斜めにしておくと

「ただ卸して

切身にすれば

OKじゃないんだね。」

「そうだよ。鱗やはらわたが

生臭くなる原因だから

丁寧な下処理はマストだよ。」

「へぇ~。」

「銀鱈の場合

ただ切身にすれば

いいんじゃないんだよ。」

「どういうこと?」

「まぁまぁ、御覧(ごろう)じろ。」

「はぁ~い。」

片身を卸したら

尾の部分に

串を打つと

「なに、何、これ?」

「試し焼きだよ。」

「どういうこと?」

「ジェリーミートって

いうんだけど

銀鱈って、加熱すると

身が溶けちゃうものが

あるんだよ。」

「え゛っ!?」

「焼いて無くなるんじゃ

どうにもならないじゃん。」

「そうだよね~。」


「店で焼いて、そうなるなら

焼き直せば、いいんだけど

通販やお取り寄せで

そうなったら?」

「ヤバいじゃん。」

「だから、試し焼きをするんだよ。」

「へぇ~。」

試し焼きは

卸したそばから

焼いていきます。

「身だけじゃ

不安だから

中骨も焼くんだよ。」

「そうなの!?」

「ただ

片面だけ焼けば

分かるから、いいんだけね。」


「そうかもしんないけど

これだけでも

ひと仕事じゃん。」

「まあね。

確認出来た順に

切身にするから

それほどでもないよ。」

「恐れ入るよ。」

今日のものは

全て問題なしということで

腹骨を欠いたら

切身にしていきます。

殆どの場合

ギフトや通販用の切身なのですが

今日はバージョンアップした

ランチ用なので

真ん中辺りの見た目が良い部分を

いくらか小さめの

切身にしてあり

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: sRIMG3783.jpg

80グラムを目安にしています。

ちなみに、こちらが

ランチメニューです。

また、『西京漬』のページにもあるように

通常の切身は

90グラムを

目安にしています。

「少し大きいのは、どうしてなの?」

「銀鱈は水分が出るからだよ。」

「なるほど~。」

「あと、

形の悪いところは

100グラム以上にしてあるよ。」

「見た目は悪くても

大きい方がいいなぁ。」

「よく分かるよ。」


頭出しの部分や尾の部分は

お弁当用に包丁し

切り落としも

切身と共に

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: sRIMG3796.jpg

脱水シートに挟み、冷蔵庫へ。

また、細かい切り落としは

皮を引いてから

すり身にします。

骨付の身や皮は

出汁を取るため

焼いておき、一部は

おまけアイテム用のフレークにするため

ほぐし身にしておきました。

身を取った骨を見ると

「ここまで使うなら

銀鱈も嬉しいんじゃね?」

と、熱血君。

「どうだろうねぇ。

命あるものだから

その命を最後まで

大切にするのが

料理人のあるべき姿だから

やっているまでだよ。」

「深~いね。」

「それだけじゃなく

銀鱈を獲った漁師

加工した人達も

丁寧に扱ってくれたら

嬉しいと思うんだよね。」

「確かに、そうかも。」

「だから、食材を最後まで

使い切るようにしているんだよ。」

「深過ぎる。」

「そうかなぁ。」

最後に、熱血君のエールと共に

//

♬ お片付け~ お片付け~

さぁさ 二人で

お片付け
\\



ランチの営業が終わったら

有機JAS認証済の西京味噌を

ベースにしたお手製の西京味噌と共に

真空パックすると

「これって

切り落としの部分?」

と、熱血君。

「そうだよ。

自分達のおかずだよ。」

「いいなぁ~。」

「おかずって言えば

今日のお昼は

鰤(ぶり)の切り落としの

西京焼だよ。」

「ずぅ~っりぃ!

でも、んまそう。」

「魚は種類が沢山だから

それぞれに美味しさがあるのが

いいんだよ。」

「そうだよね。」

そんなやり取りを終え

満足感と満腹感に浸り

休憩を取ったのでした。


「今日もお疲れ様。

そんじゃ、また🐡」 By ミニふぐ 

バスツアー用のサーモンの西京焼

Vol.3961

いらっしゃいませ

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志村弘信です。


定休日明けの今日(3月14日)は

バスツアー用の西京焼について

お話しします。


今朝の沼津魚市場は

昨日と真反対に近い

様子でした。

本題の前に

売場のビフォーアフターを

御覧下さい。


◆陸送便の売場 

・今日


・昨日

陸送便とは

全国各地から送られて来る

魚のことです。


◆地物の売場

・今日


・昨日


地物の売場は

沼津近郊の漁船が

水揚げした魚が並びます。


◆近隣及び県内の魚の売場

・今日


・昨日


近隣とは、伊豆半島及び

伊豆七島周辺のことです。

日によっては

紀州や九州方面の漁船による

マグロ類の水揚げもあります。


◆戸田(へだ)トロール漁の売場


・今日


・昨日


トロール漁とは

底引き網漁のことで

戸田は沼津市南部に

位置しています。


自然相手ゆえ

このような光景は

珍しいことではありません。

そう思うと

漁師の方達には

感謝、感謝です。


前置はさておき

今日仕入れるべき魚は

佳肴 季凛 謹製 西京漬け

【西京漬】用の

ノルウェー産サーモンでした。

いつもの仕入れ先の問屋に行くと

サーモンが

並んでおり

小分けされていました。

御覧のように

5キロ台です。

別の問屋に並んでいたのは

4キロ台で

この中から

4,5キロのものを

仕入れることにしました。

『佳肴 季凛』に戻ると

ふぐとらちゃんがやって来て

「親方、おはよう🐡」

「おはよう🐡」

「今日のサーモンって

いつもより小さくね?」

「小さいよ。普段は

5キロ台だからね。」

「やっぱりね。

なんで、このサイズにしたの?」

「再来週

バスツアーのお客さんが来るんだけど

その時にサーモンの西京焼を

出すからだよ。」

「5キロのも

サーモンには変わりないじゃん。」

「そうなんだけど

後で分かるから

待っててよ。」

「はぁ~い♬」


鱗が細かいサーモンは


すき引きという方法で

包丁を使って

鱗を取り除きます。

「ギリギリのスレスレじゃん。

失敗したことないの?」

と、ふぐとらちゃん。


「たまに失敗するよ。」

「今日は失敗しそう?」

「変なことを訊かないの。」

「あはは・・・。」

鱗を取り、頭を落とし

水洗いをしたら

三枚に卸しました。

腹骨を取り除き

切身にし

秤にかけると

「これで何グラムなの?」

「ほい

81グラム。」

「それは分かるんだけど

4キロと5キロの違いって

どういうことなの?」

「魚体が大きいと

断面も大きくなるから

どうしても目方が

出ちゃうんだよ。」

「じゃ、薄めの切身にすれば?」

「薄くすると

身割れする場合があるから

そうならないように

4キロ台にしたんだよ。」

「そうなんだぁ~。」

バスツアー用の切身は

上身(うわみ)も下身(したみ)も

真ん中辺りの部分を使いました。

残りの部分は

ギフトセット用です。

形が良くないものと

良いものを組むことで

バランスを取っています。

さらに言うと

銀鱈や鯖とも組むので

全体としてのバランスが取れるのです。

また、形の悪い部分の目方は

100グラムを超えることも

珍しくありません。


「それなら、少しぐらい形が悪くても

問題ないよね。」

「そうだね。

標準的な目方が

90グラムだから

1割以上も大きいよ。」

「それだけ大きければ

形の悪いものの方が

良かったりして・・・。」

また、尾に近い部分は

お弁当用の切身にしています。

その後

有機JAS認証済の西京味噌を

ベースにしたお手製の西京味噌と共に

専用の袋に。

ここまでくれば

仕込みは終わったようなものです。

最後に

掃除をし、ランチの営業時間に備えました。

その後、合間を見ながら

真空パックし、冷蔵庫へ。

昼過ぎに、ランチメニューを

バージョンアップさせたコースの

ご予約を頂いたので

それ用に銀鱈を

冷凍庫から出し

夜に備えて

休憩したのでした。


「明日はフライヤーを

洗うんだね。

そんじゃ、また🐡」 By 熱血君


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当店のお取り寄せや

通販の商品などを

召し上がった方々が

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ご興味、ご関心がある方は

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熱海市網代(あじろ)産の鯵(あじ)で、休日出勤

Vol.3960

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今日(3月13日)は

休日出勤の様子について

お話しします。


今朝、沼津魚市場に着き

鯵(あじ)を仕入れるため

最初に

こちらの売場へ。

スチロールの上には

見本として

開いた鯵が置かれ

その中に

卵持(らんも)ちとか

子持ちと呼ばれる

産卵前の鯵がありました。

そのため

ここ最近の鯵の仕入れには

いつも以上に

気を使っています。

今朝の鯵の産地は

以下の通りです。


①静岡県熱海市網代(あじろ)


②大分県


③鹿児島県


④長崎県



開いた鯵は5枚ですが

④の長崎県産のものは

子持ちなので

サンプルは2枚でした。

また、④の長崎産の

箱詰の仕方が違うのは

5キロ入だからで

他は3キロ入です。

普段なら即決するのですが

出来なかったのは

このところの高値のためで

値段を比較せざるを得ません。

気になって

隣の売場に行くと

宮崎県産のものが入荷していましたが

大きかったので、パス。

先程の売場に戻り

網代産のものを仕入れることに。

その後、別の売場にも

鯵が入荷しており

こちらは

静岡県焼津産。

さらにさらに

大分県産が

こちらの売場にも入荷していました。

個人的には

焼津産が望ましかったのですが

後の祭り。

とりあえず

💯満点ではないものの

納得がいく鯵でしたので

良しということで・・・。

定休日ですので

鯵だけを仕入れ

魚市場から撤収。

魚市場を後にし

開店直後の食遊市場で

野菜や調味料を仕入れたら

帰ることにしました。

【佳肴 季凛】に戻り

荷物を下ろしたら

雨が降り始めていたので

コンテナに洗剤をかけ、放置。

普段なら

女将兼愛妻(!?)の真由美さんが

洗ってくれるのですが

完全独りの休日出勤なので

雑用も全て

自分でしなくてはなりません。(半泣)

なので、仕込むのは

洗い場にて。

鯵を用意すると

ミニふぐがやって来て

「おはよう、親方🐡」

「おはよう🐡」

「定休日だけど

市場に行ったの?」

「そうだよ。

揚物用の鯵の在庫が少ないから

仕入れて来たんだよ。」

「そうなんだぁ。」

「再来週、バスが来るから

その分を仕込んでおかないとね。」

「ふぅ~ん。

熱海は読めるけど

網代って、何て読むの?」

「あじろだよ。」

「珍しい読み方だよね。」

「そうなんだけど

全国各地にあるんだよ。

「そうなの!?」

「元々、漁業が盛んな

和歌山の漁師が移り住んで

その名前になったとも言われているよ。」

「えっ~!」

「それこそ地名なんて

ものがなかった頃の話だから

江戸時代とか

その前じゃないのかな。」

「ふぅ~ん。」

「他の説だと

網代って言葉は

漁業を意味して

沿岸部にある漁村が

網代になった場所もあるんだって。」

「へぇ~。」

「網代だけじゃなく

和歌山ルーツの地名って

他にもあるんだよ。」

「例えば?」

「勝浦とか、白浜とか。」

「有名どころじゃん。」

「どっちも、魚とか

漁業つながりだよ。」

「他には?」

「う~ん、他ねぇ。

漁業じゃないけど

移り住んだ人達が

前の土地の出身が多かったから

その地名を使った場所もあるよ。」

「どこ?」

「岩手県南部は

山梨県南部町にルーツがあったり


北海道北広島市は

広島出身の人が移住した所だったりとか。」

「他にもあるの?」

「仕込みが終わらなくなるから

グーグル先生とか

ヤフーさんにでも

訊きなよ。」

「はぁ~い。」


鯵は揚物用ですので

最終的には

三枚に卸しました。

「これじゃ

分からない人もいるから

説明してよ、親方。」

「はいはい。」

ということで

下処理の仕方は

以下の通りです。


①鱗(うろこ)を取る



②ぜいごを取る

※ぜいごとは

尾の付根にある硬い部分です。


③上身(うわみ)の鱗を取る



④ぜいごを取る



⑤頭を落とす



⑥はらわたを抜く



⑦水洗い


※鮮度落ちを防ぐため

氷水に塩を入れます。



⑧三枚に卸す



下身→上身の順番で

仕事をすると

身を返すさずに

頭を落とすことが出来ます。

そうすることで

時間の短縮が可能です。

些細なことですが

数仕事をする上では

見過ごすことは出来ません。


//
食材の鮮度=味

を落とさないためには

出来ることは

いくらでもする必要があります。

それは食材だけでなく

食材を獲ったり

作ってくれる漁師

百姓の方への感謝と敬意に

他なりません。

昨今の食料事情は

一次産業を蔑(ないがし)ろに

してきたことの結果なのです。

ともかく食材を

ぞんざいに扱うのだけは

悲しくてならないので

強く言わしてもらいました。

\\

当然、鯵の頭や

中骨も

下処理をしてから

出汁を取ります。

ただ、今日は真由美さんがいないので

このまま冷蔵庫へ。

「やっぱり、

真由美さんあっての

親方だね。」

「知らんけど・・・😅」

卸した鯵は

真空パックし、冷凍庫へ。

「親方ぁ~

鯵を忘れているよぉ!」

「あっ、これね。

これは明日のお楽しみ・・・♬」

「クオリティチェック

という名のおかずだな・・・。」

「知らんけど・・・🤤」

その後

洗い物をし

包丁を砥ぎ

昼前までには

休日出勤を終えたのでした。


「富士山も見えるから

明日は晴れるかな🗻

バスのお客さんじゃないけど

電線がちょっと邪魔だね。

そんじゃ、また明日🐡」 By ふぐとらちゃん


バスツアーと法事の御席の器づかい

Vol.3959

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志村弘信です。


今日(3月12日)のお話しは

法事&バスツアーの御席についてです。

では、始めます。


今日はバスツアーと

法事の御席があったので

このようなお知らせを

メニューボードに。

お断りしてしまったお客様には

改めて

すいません イラスト ~ イラスト画像ギャラリー

この場を借りて

お詫びさせて頂きます。

ひととおりの段取りが出来たら

盛付のスタートです。

しかし、しかし

最初に盛付けるべくデザートは

アイスなので

このまま冷蔵庫へ。

今日のように

それなりの人数の時は

冷蔵庫にしまう都合で


デザートから遡って

盛付けていきます。

デザートの次に

刺身を盛付けました。

刺身をお出しするのは

法事の御席で

刺身の内容は、目鯛(めだい)

目鉢鮪(めばちまぐろ)

湯葉の三種盛です。

刺身を見た熱血君曰く

「おはよう🐡今日は忙しそうだね。」

「おはよう🐡

忙しいって言葉は、禁句だよ。」

「あっ、そうだった!

ごめんなさい、親方。

忙しいの忙は

心を亡くすんだったよね。」

「そうだよ。」

「バタバタだけど

頑張ってね~!」

「はいよ~。」

一方のバスツアーの御席は

刺身替りとして

山掛けでした。

バスツアーのお客様は

地元の方ではないので

山掛けをお出しすると


「やっぱ、富士山が見える所だから

富士山っぽいの?」とか

「富士山のイメージ?」とか

言われることもあります。

ただ、今日のお客様は

富士山が見える場所から

ご来店されるので

このようなお声は

まず無いでしょう。

お出しすると

案の定でした。(笑)

冷蔵庫にしまう料理の最後が

先付(さきづけ)の

グリンピース豆腐で

バスツアーの御席も

グリンピース豆腐でした。

器が違うのは

山掛けで

この器を使ったからです。

「同じ器の方でも

いいんじゃね?」と、熱血君。

「そう思うでしょ?」

「うんうん。」

「日本料理では

同じ器を繰り返して

使わない原則があるんだよ。」

「そうなんだぁ~。

同じのなら

片付も早いのにねぇ。」

また、法事の御席は

先付が二品で


もうひとつは

ふぐ皮でした。

冷蔵庫チームの盛付が終わったら

蒸し物です。

蒸し物は

鰯(いわし)つみれ錦糸蒸しで

バスツアーの方は

温蔵庫にしまっておきました。

法事の方は

数も少ないので

このように。

「どっちも熱々なら

こっちも温蔵庫で

いいんじゃね?」と、熱血君。

「来店時間が違うし

法事の方は

御飯も温めるついでに

一緒に蒸すんだよ。」

「へぇ~。」

「そうすれば

一度に仕事が出来るじゃん。」

「そういうところまで

考えているんだぁ。

やっぱ、プロの仕事は違うね。」

来店前の盛付の最後が

小鍋です。

法事の方が

鰻(うなぎ)鍋で

バスツアーの方が

めかぶと野菜の小鍋仕立てでした。

「この間のブログで

この小鍋のことを読んだよ。」

「あぁ

このブログね。

「そうそう。

料理の金額が違うから

小鍋も違うんでしょ?」

「そうだよ。よく分かっているじゃん。」

「えへへ・・・。」


その後

ホール席

個室の小鍋をセットしたら

準備は、ほぼ完了。

「親方

ここの席は

チビッ子用?」

「そうそう、お子様料理を出すんだよ。」

「わぁ、見たい見たい。」

「来るまでのお楽しみ。」


今度は、厨房で

揚物などの器の準備です。

バスツアーの揚物の器が

こちらで

法事の方はこちらで

天紙(てんし)は

緑でふち取られたものです。

揚物自体は同じでも

バスツアーの方は


この器を

サラダきしめんに使います。

そうこうしていると

法事のお客様が見えたので

最初に、お子様料理を仕上げると

「んまそ~♬」と、熱血君。

バスツアーのお客様と重なる

可能性が無いとはいえ

熱血君の相手は出来ないので

聞いて聞かぬふり。

先付、刺身

揚物をお出ししたものの

焼物の鰤(ぶり)の西京焼を

お出しするまでは

気が抜けません。

揚物は、海老の彩り揚げと

鯵(あじ)のしんびき揚げです。

鰤の西京焼が焼き上がる頃には

バスの添乗員からの連絡が入り

「いざ鎌倉」状態。

日曜日ということもあり

今日のバイトは娘達で

写っているのは

次女です。

「バスが来るまでに仕上がって

良かったよね、親方。

この照りが、まぁ何とも・・・。」

「あと、西京味噌の甘い香りも

どうよ、どうよ?」

「うん、いい香り。

し~っかし🤤んまそう!」

「美味いんだな。

昨日のお昼に

しっかりクオリティチェック済だよ。」

「あ゛っ、ずるいよ。

Environmental Audit Committee gives the “greenest government ever” a ...

完全なレッドカード!」

「はいはい・・・♬」

タイミング良く 

蒸し物をお出し

程なくすると

バス到着となれば

スタート(カラー)/運動会・体育祭の無料イラスト/学校行事素材

よ~い、ドン!

冷蔵庫チームの料理をお出ししたら

サラダきしめん

揚物、蒸し物をお出ししたら

あとはデザートのみ。

そんなこともあり

熱血君にせがまれ、外へ。

「いやぁ、今日はハードだね。」

「人数はそれほどでもないけど

重ならなくて、良かったよ。」

「そうだね。見ている方が

ヒヤヒヤしていたよ。」

「そうだね。」

そうこうしていると

法事の御席の

デザート(マスクメロンのアイス)を

お出しするため、中へ。

しばらくすると

バスのお客様にも

デザートをお出ししました。

法事のお客様がお帰りになられると

バスの出発時間となり

👋👋👋お見送り👋👋👋

その後は

息つく間もなく

片付タイム。

日曜日ということもあり

娘達がバイトしてくれたこともあり

いつも以上に早く終わることが出来

ようやく、ひと息ついたのでした。

「明日は休みだね。

お疲れ様🐡」 By ミニふぐ


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