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【西京漬】用、コース料理とお弁当の西京焼用のサーモン

『佳肴 季凛』店主兼

熱血料理人の志村弘信が、

生涯、一料理人を貫くためが想いを、

今日( Vol.3756)も認めますので、

お付き合いのほど、宜しくお願いします。

今日は、沼津魚市場に着いたら、

サーモン(ノルウェー産)の仕入れ先の

問屋の売場に、行きました。

ご存じの方も

いらっしゃるかもしれませんが、

サーモンは、

【西京漬】に、仕込みます。

積まれたサーモンの状態を

見ると、

右の列の真ん中のもの(5,6キロ)が、

良かったので、仕入れることにし、

『佳肴 季凛』に戻ると、

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: sRIMG2991.jpg

女将兼愛妻(!?)の真由美さんは、

真空パック用の袋の準備を

してくれていました。

一方の自分は、仕込みの前に、

昨日の夜以降、

オンラインショップや、

SNSのメッセージを通じて、

ご注文を頂いた

【西京漬】の箱詰をすることにし、

銀鱈、サーモンが各2枚入ったものや、

銀鱈と鯖が各3枚入ったものに、

【鰯の丸煮】が、

3パック入ったものを箱詰し、

もっとも豪華だったものは、

以前お話ししたことがある

オール4の【西京漬】と【鰯の丸煮】の詰め合わせです。

これらを包装したら、

冷凍庫にしまい、

仕込みを始めることにしました。

鱗が細かいサーモンは、

包丁を使うすき引きという方法で、

鱗を取り除き、

身に包丁が入らないように、

注意しながら、

包丁を使わなくてはなりません。

水洗いを終えたら、

三枚に卸し、

半身は、

そのまま切身にし、

もう半身は、

柵取(さくど)りしてから、

お弁当の焼物用に、

包丁しました。

すると、

ミニふぐ達がやって来て、

「おはようございます、親方♬」

「おはよう。」

「切身の向きが違うのは、

どうしてなの?」

「この6枚は、

コース料理用の西京焼で、

串を打った時、

身割れにしにくい部位なんだよ。」

「へぇ~。」

「身割れしたものを

出すわけにはいかないし、

コース料理だから、

同時に出さなくちゃならないしね。」

「確かに。

そこまで注意しているんだ~。」

「自分が気に入ったもので、

仕込んで、焼き上げるんだから、

愛着が湧くのは、

当然じゃん!」

「分かってはいたけど、

改めて聞くと、

いやはや・・・。」

休憩時間前までに、

全ての切身は、

有機JAS認証済の西京味噌を

ベースにしたお手製の西京味噌と共に、

真空パックし、

お弁当用のものには、

入り数を書き、冷蔵庫へ。

また、明日は、

定休日ですが、

法事のお返しの【鰯の丸煮】の

箱詰をするので、

化粧箱の準備をし、一日が終わったのでした。

さらに、明日も魚市場へ行くので、

5連荘(れんちゃん)となります。

「ハードだけど、

頑張ってね、親方!」

「はいよ~。」

ということで、今日は、

この辺で・・・。

ハーフコースの鱧(はも)料理

Vol.3755

“身体に優しい、美味しい日本料理”を

生業とする『佳肴 季凛』店主兼

熱血料理人の志村弘信です。

今日は、ランチタイムに、

鱧料理の御予約を頂いており、

こういう御席のことを、

“昼鱧(ひるはも)”と呼んでいます。

このセットを見た熱血君は、

「一人でも、いいの?」

「イエ~ス!」

「いいねぇ~。

活かしの鱧を仕入れて来たの?」

「そうだよ。」

「でも、土曜日だから、

魚市場は休みじゃないの?」

「そうだよ。

ほら、

ガラ~ン。」

「でも、どうやって仕入れて来たの?」

「まぁ、慌てなさんな。

料理の様子も、話してあげるから。」

「はぁ~い。」

薄暗い構内に入り、

活魚売場に、

向かうと、

昨日注文しておいた鱧(はも)が、

ありました。

中を確認すると、

無事に泳いでおり、ひと安心。

ブクブクをセットした

発泡スチロールに、

入れたら、

車に積み、

仕入れ終了。

昨日仕入れて、

『佳肴 季凛』の水槽に入れておくことも、

出来るのですが、

魚市場の水槽の方が、

設備が整っている以上、

死んでしまうリスクが減るので、

たとえ1本でも、

仕入れに来る方が、安心です。

鱧料理の中で、活かしのものでしか仕立てられないのが、

s-P5100636.jpg

鱧料理のマストアイテムの落としで、

落としは、湯引きとも呼ばれています。

この落としに仕立てたのが、

今朝の鱧です。

“昼ふぐ”の御席ですので、

水槽には入れずに、

そのままにしておき、

御来店時間を逆算してから、

締めたのですが、

締めたら、

噛み付かれないように、

口の先端を切り落としておくと、

獰猛さを想像させる顔付は、

跡形もありません。

卸す時に動かないようにするため、

神経を抜いたら、

卸し、骨切りをしたのち、

落とし用に包丁しておき、

御来店を待つばかりとなりました。

御来店されたら、

コースの始まりです。

先付に、

ふぐ皮をお出したら、

鱧しゃぶです。

野菜が入った小鍋に、

鱧のあらなどで取った出汁をはったら、

お客様の元へ。

出汁は、塩、薄口醤油、日本酒などで、

味を調えてあります。

ところで、タイトルにもあるように、

今日の鱧料理は、ハーフコースですので、

普段お出ししているコースとは異なり、

自分も戸惑いがありました。

鱧しゃぶが出来るまでの間に、

落としをお出しし、

落としには、

梅肉醤油を添えてあり、

鱧とは切っても切れない関係にあるのが、

梅肉で、梅肉醤油で食べてこそ、

鱧を堪能出来ると言っても、

過言ではありません。

その後、

天ぷら、

鱧しんじょう蒸し、

鱧茶漬と続き、

デザートは、

“ 水ようかんと最中(もなか)を

アレンジした小豆のアイス ”で、

ブログで予習をしていたこともあり、

お客様のご希望です。

通常の鱧料理のコースは、

全10品となっておりますが、

今日のように、御要望次第で

色々とアレンジが出来ます。

改めて、今日の献立を見てみると、

お昼に召し上がる場合、

このような感じでも、

十分なような気がしました。

鱧料理に限らず、

料理に関しては、

可能な限り、対応させて頂きますので、

お気軽にお申し付け下さい。

仕入れは皆無

Vol.3754 

『佳肴 季凛』店主兼熱血料理人の志村弘信が、

生涯、一料理人を貫くためが想いを、

今日も認めますので、お付き合いのほど、

宜しくお願いします。

今朝の沼津魚市場は、

昨日に比べ、

入荷量も多く、

それなりの賑わいでした。

とは言え、今朝の仕入れは、

全くもってのゼロ。

冷凍ものすらない、完全なる皆無。

【佳肴 季凛】に戻り、

発泡スチロールの片付をしていると、

熱血君がやって来て、

「おはようございます、親方。」

「おはよう。」

「市場に行って来たみたいだけど、

魚は・・・?」

「今日の仕入れは無し。」

「え゛っ!?」

「思うような魚も無かったし、

明日の鱧(はも)の注文っていうか、

確認をしてきただけかな。」

「でも、明日は土曜日だから、

休みじゃね。」

「休みだよ。明日の鱧は、

活かしのものだから、

このスチロールに入れて、

持って来るんだよ。」

「かなりデカいね。」

「海水も一緒に、

活かしたままだからね。」

「へぇ~。明日見るのが、楽しみ。」

「じゃあ、明日ね。」

「はぁ~い。」

その後、軽トラの整理が終わり、

他の仕込みを始めたのでした。

というわけで、

明日も魚市場に行って来ます。

もとい、鱧を仕入れに

行って来ます。

約一週間ぶりの沼津魚市場

Vol.3753

“身体に優しい、美味しい日本料理”を

生業とする『佳肴 季凛』店主兼

熱血料理人の志村弘信です。

今朝は、沼津魚市場に

仕入れに行って来ました。

しかしながら、

どこそこ、

売場は、

ガラ~ン。

こちらの売場に

並んでいたのは、

地物の太刀魚(たちうお)と、

汐子(しょっこ)が、僅か。

汐子とは、

勘八(かんぱち)の若魚の呼び名です。

それでも、

送りと呼ばれる

陸送便の魚は

いくらか並んでいました。

このような状況なのは、

天候によるものですが、

暦も影響しています。

沼津魚市場は、

土曜日(13日)から

月曜日(15日)まで三連休で、

豊洲などの中央市場は、

日曜日(14日)から

火曜日(16日)まで三連休だったからです。

また、これからの時季は、

台風の関係もあるので、

このような光景も珍しくありません。

とは言え、自分の仕入れには、

さほど影響がなく、

山口県産の鱧(はも)を、

3本仕入れることが出来ました。

『佳肴 季凛』に戻り、

鱧の下拵えをすると、

熱血君がやって来て、

「おはようございます、親方」

「おはよう。」

「夏が時季の鱧だけど、

いつまで食べられるの?」

「一応、9月くらいまでかな。

ただ、これからの時季は、

台風が来たりするから、

何とも言えないね。」

「そういう時は、どうしているの?」

「お客さんとの相談で、献立を決めているよ。」

「どんな感じに?」

鱧料理のコースと同じ金額で、

献立を立てることが多いかな。」

「へぇ~。」

「どうしても、『鱧!』って言われた場合、

入荷が無いと、

断らざるを得ない時もあるよ。」

「特殊な食材だけに、たいへんだね。」

「そんな感じだから、

魚市場に通う回数も増えるよ。」

「じゃあ、明日も?」

「そうだね。」

ということで、明日も

魚市場に行くだけでなく、

休市日の明後日も行く

可能性ありなので、この辺りで

失礼させて頂きます。

水ようかんと最中(もなか)をアレンジした小豆のアイス

生涯、一料理人を貫くためが想いを、

『佳肴 季凛』店主兼熱血料理人の志村弘信が、

今日(Vol.3752)も認めますので、

お付き合いのほど、宜しくお願いします。

お盆休みの関係で、

月曜日を営業し、

火曜日をお休みさせて頂いたので、

今日が一週間のスタートです。

今日は、

夜の営業をしながら、

小豆のアイスを仕込んでいました。

すると、ミニふぐ達がやって来て、

「親方、小豆のアイスなんて、

初めて見るような感じだけど・・・。」

「初めてじゃないけど、ほぼ初めて。

このアイス、

お中元に頂いた水ようかんを

再生していているんだよ。」

「え゛~っ、どうやって?」

「これから、それを話すからね。」

「もしかして、最後に試食ありとか・・・?」

「どうかなぁ」

水ようかんの封を開けたら、

フードプロセッサーにかけると、

固める前の羊かんって感じです。

たまたま、

最中(もなか)があったので、

使うことにしました。

ちなみに、この最中は、

当店のある静岡県富士市で、

もっとも有名なお菓子店のものです。

当初は、皮の食感が残るよう、

仕上げに入れるつもりでした。

しかしながら、

あんこ(白いのは餅)と、

皮を分けると、

ペーストにした水ようかんとの

バランスがいまいちのような・・・。

作戦変更し、

小分けにしたペーストともに、

最中をフードプロセッサーにかけ、

合わせることにしました。

この作業を繰り返すこと、

数回、

最中入りの

水ようかんのペーストが完成。

このままだと、

面白味に欠けるので、

さらなるアレンジレシピへ。

ボウルのペーストを

フードプロセッサーに戻し、

アーモンドプードル(アーモンドパウダー)と、

てん菜糖、

豆乳を合わせ、

ボウルにあけ、

味を見ると、

甘味が弱かったので、

蜂蜜を加え、

アイスの素が完成し、

第1ステージクリア。

冒頭の写真のように、

アイスクリームマシンにかけること

数回、

水ようかんをアレンジした

小豆のアイスが出来上がりました。

出来上がったので、

ミニふぐ達を呼ぶと、

10時近かったこともあり、

夢の中。

実は、出来上がった、

小豆のアイスは、お客様用ではなく、

自分用というか、自分達用です。

デザートに限らず、どんなものでも、

一から作らないと、

気が済みまないので、既製品を

アレンジした程度では、

お客様にお出しする気にならないのが、

自分達用の理由です。

自分達用とは言え、

お召し上がり頂くことは

可能ですので、

お試しになりたい方は、

是非是非。

今回の小豆のアイスで、

今夏、

自分用に作ったアイスは、

マンゴーのアイス、

西瓜のアイスに続いて、

3つ目となりました。

4つ目以降に

仕込む予定のアイスがあり、様子を見ながら、

作ってみるので、乞うご期待。

27日(土)、28日(日)、29日(月)

Vol.3751

“身体に優しい、美味しい日本料理”を

生業とする『佳肴 季凛』店主兼

熱血料理人の志村弘信です。

お盆休みの関係で、

今日は火曜日ですが、お休みさせて頂き、

明日から、通常通り営業致します。

そんな今日は、

陽が落ちた頃合いを見て、

女将兼愛妻(!?)の真由美さんと

次女と共に、

義父の畑に行って来ました。

かなり広いので、

草取りをするだけでも、

半泣き。

これを一人でやっていたかと思うと、

脱帽にして、降参。

次女は、時々手伝いをしているので、

かなり詳しく、

“門前の小僧”さながらで、

色々と教えてもらい、

助かりました。

義父の代わりに行った理由は、

長くなるので、

お話ししませんが、

今後行く機会が増え、

意外とはまったりして・・・!?

ところで、28日(日)の日曜日は、

お弁当のご注文を頂いており、

仕上がり時間などの都合で、

お休みとさせて頂きます。

また、前日の27日(土)は、

その準備のため、

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: s-RIMG2928.jpg

ランチの営業のみとさせて頂き、

御予約のみの予定です。

なお、ホームページのカレンダーは、

システムの都合上、

そのままにしておきますので、

お間違えのないよう、

お願い致します。

すると、ふぐネット達がやって来て、

「親方、29日のことは、

話さなくていいの?」

「休みだし、畑仕事で疲れたから、

この辺にしておくよ。」

「そうだね。

休みだけど、お疲れ様でした。」

「有難うね。」

そんなわけで、29日のことは、

日を改めることにし、

この辺で、失礼させて頂きます。

アイス用のらいでんメロンは、青肉のみ

生涯、一料理人を貫くためが想いを、『佳肴 季凛』店主兼熱血料理人の志村弘信が、3750回目の今日も認めますので、お付き合いのほど、宜しくお願いします。

一昨日、『らいでんメロン』というお話しをしましたが、

その時、

合計4個の青肉のメロンがあり、ようやく追熟したので、

アイスにするため、

フードプロセッサーにかけることにしました。

包丁したメロンを見た熱血君は、

「4個のメロンでアイスにすると、どれくらい出来るの?」

「はっきりしたことは分からないけど、1個のメロンで40個くらいは出来るはずだから、200個くらいになるんじゃないかなぁ。」

「かなり出来るね。あと、メロンの真ん中にある種の部分は、どうしているの?」

「種の周りの部分を、

ざるにあけ、

漉してから、

種だけ取り除いて、この部分も一緒にフードプロセッサーにかけるし、漉した時の果汁も使うよ。」

「種の部分のフニャフニャした部分って、名前があるの?」

「もちろん、あるよ。まさか、種のところのフニャフニャなんて言えないじゃんん。」

「そうだよねぇ。」

「胎座(たいざ)って名前だよ。」

「へぇ~。」

皮と、

果肉に分け、

包丁したら、

フードプロセッサーにかけると、

メロンのジュースが、

出来ました。

これを、

真空パックしたら、冷凍したのですが、今日になって、マスクメロンを頂いたので、

またアイス用に仕込む予定です。

ちなみに、赤肉のらいでんメロンは、

追熟したら、同じくアイス用の下拵えをし、結果として、今年の夏は、メロン豊作となったのでした。

おまけアイテムのフレーク

料理が好きで、料理人になって、3分の1世紀にして、誰が名付けたのか、熱血料理人。

そんな料理への想いや日々の様子を、 熱血料理人の店主・志村弘信が3749回目の今日も認(したた)めます。

『西京漬』などをギフト用として、

ご注文を頂くと、熨斗(のし)や帯紙(おびがみ)のお訊(たず)ねをしているのですが、8月ということもあり、

このところ多いのは、 残暑見舞いのものです。

この帯紙を見たふぐネット達は、

「親方、同じ残暑見舞いなのに、デザインが違うのは、何か意味があるの?」

「全くないよ。」

「じゃあ、何で違うの?」

「飽きっぽい性格だから、つい新しいものを探したくなるんだよ。」

「親方のそういうところ、分かる分かる!どこで、探すの?」

「ネットで、フリー素材を見つけて、試しに印刷して、色とかを確認しているよ。」

「便利だね。」

「色々あって、面白いよ。」

「肝心の中身は、どんなセットなの?」

銀鱈が2枚、サーモンが4枚、鯖が2枚の合計8枚入のだよ。

ほら。」

「豪華だね。」

「君たちも、どう?」

「・・・・・。」

ところで、『西京漬』用の銀鱈やサーモンを卸した時に出る中骨や腹骨は、焼いてから、

真空パックして、 冷凍しておきます。

量がまとまったら、

バットに移してから、蒸し上がったら、

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: s-RIMG2786.jpg

塩、ブラックペッパー、オニオンパウダーなどを加え、味を調えます。

そして、80グラム程度に小分けしたら、

真空パックしておきました。

そんな様子を眺めていたふぐネット達から、

「沢山、出来たね。これって、何にするの?」との声。

「おまけ!」

「おまけって、おまけ?」

「そうだよ。食事に見えたお客さんだけでなく、ネットで買い物をしてくれた方とかに、あげているんだよ。」

「へぇ~。封を切れば、食べられるから、いいよね。」

「そうだよ。ただ自家製だから、小骨が入っている場合もあるから、差し上げる時に、そのことだけは伝えているけどね。」

「オン・ザ・ライスも良さそうだね。」

「定番だね。あとは、パスタに混ぜたりとか、ツナ缶みたいな使い方も出来るけど、サーモンや銀鱈が入っているから、ワンランクっていうか、ツーランク上の美味しさだよ。」

「想像するだけで、美味しそう!食事に来たら、もらえるの?」

「イエ~ス!もちろん、一人ずつ、もとい、一匹ずつだよ。」

「すげぇ~!」

フレークは、おまけアイテムですので、在庫がなくなっても、追加で仕込むことは出来ません。

GETすることが出来た方はラッキーですので、お帰りの際に、宝くじなどをお買い求め頂けると、さらにラッキーになれるかも・・・!?

らいでんメロン 

生涯、一料理人を貫くためが想いを、『佳肴 季凛』店主兼熱血料理人の志村弘信が、3748回目の今日も認めますので、お付き合いのほど、宜しくお願いします。

先日、マスクメロンを頂き、

その明くる日にも、

マスクメロンを頂きました。

「二度あることは、三度ある」とは、よく言ったもので、一昨日も、

3個のメロンを頂きました。

3個とも、

北海道産の“らいでんメロン”という品種で、2個はクラウンという青肉種で、マスクメロンのような品種で、“らいでんメロン”については、こちらをお読み下さい。

また、らいでんの語源は、生産地の名前が関係しており、積丹(しゃこたん)半島の西側にある共和町にある雷電海岸のらいでんとされているようです。

もう1個も、“らいでんメロン”ですが、

赤肉種で、ティアラという名前で、北海道の赤肉のメロンと言えば、夕張メロンが思い浮かぶように、

従兄弟か姉妹のような品種で、味が良いのは、間違いないと思います。

結果的に、

同じタイミングで、5個のメロンを頂くことが出来、追熟させた後、アイス用にフードプロセッサーにかけ、ジュースにしてから、真空パックして、冷凍しておきます。

すると、熱血君がやって来て、

「ちょ~っと、待った!」

「どうしたの?」

「季凛ゆるキャラ軍団が登場しないと、今日のブログがしまらないから、出て来たんだよ。」

「台風が来ているから、お休みかと思ったよ。台風と言えば、

次女がおまじないをしてくれて、

その効果なのかは分からないけど、台風の影響もさほどなかく、良かったよ。」

「これって、彼女のアイデアなの?」

「今はそうだけど、娘が小さい頃、自分が冗談で言ったことが何度かあって、台風が近づくと、こんなことをやっているよ。」

「へぇ~。誰に似たのかね~。(笑)そんなことより、メロンのアイスは沢山出来そうだね。」

「正確な数は分からないけど、大台は軽くクリアだね。」

「大台、しかも軽く?」

「3桁(けた)。」

「ってことは、100?」

「イエ~ス!仕込む時に、説明してあげるから、その時に呼ぶからね。」

「はぁ~い♬」

一時期、アイス用に仕込んだフルーツのピューレの底が近くなったのですが、

6月に梅を頂いて以来、

桃を7月に頂き、在庫の不安がなくなり、今回のメロンで、選り取り見取りとなりました。

しばらくの間、

梅のアイスをお出しする予定で、その次のアイスについては、仕込んだ時にお話しさせて頂きます。

“しずまえ”こと、静岡県由比産の芭蕉梶木(バショウカジキ)

料理が好きで、料理人になって、3分の1世紀にして、誰が名付けたのか、熱血料理人。

そんな料理への想いや日々の様子を、 熱血料理人の店主・志村弘信が3747回目の今日も認(したた)めます。

今朝は、沼津魚市場で、

山口産の鱧(はも)と、

地物の目鯛(めだい)を仕入れました。

目鯛は、

昨日とは異なり、刺身用のものですので、目鯛としては、小さめのもので、昨日の目鯛については、こちらをお読み下さい。

同じなのは、

仕分けをしている最中に、

好みのものを選ったことで、“早起きは三文の得”とは、よく言ったものです。

先程お話ししたように、今日の目鯛は、

刺身に仕立てるため、脱水シートに挟み、冷蔵庫にしまおうとすると、ミニふぐ達がやって来て、

「親方、今日のブログのタイトルと目鯛の関係が分からないけど・・・。」

「でしょ♬」

「♬付のでしょって・・・。」

「まぁ、慌てなさんな。前置が長くなったけど、これからが話すからね。」

「はぁ~い。」

仕分けられた目鯛は、

このように売場に並んだのですが、

昨日、

この売場に並んでいたのは、

桜海老で有名な静岡県由比産の芭蕉梶木(バショウカジキ)で、最近では、

駿河湾に面している漁港で水揚げされている魚のことは、“しずまえ”と呼ばれています。

由比産の魚で、もっとも多く仕入れているのは、

さばふぐで、唐揚にして、お弁当の揚物に使っています。 

また、芭蕉梶木は、さばふぐと同じ問屋が持って来たもので、その場に居合わせたので、「梶木なんて、由比の定置網にかかるんだぁ。」と訊くと、

「かかることは少ないんだけど、昨日かかったんだよね。この5本以外にも水揚げがあって、11本あったよ。」という答。

5本の芭蕉梶木の目方は、

33,0、

31,0、

23,0が、

2本あり、最後の1本は、

28,0で、言うまでもなく、単位はキロです。

見ているだけで、素通りしたのは言うまでもありません。

すると、ミニふぐ達が、

「親方、カジキマグロなんて言うけど、カジキはマグロなの?」

「違うよ。マグロはサバ科で、カジキには、マカジキ科とメカジキ科があるように、完全な別物。」

「じゃあ、何で、そんな風に呼ぶの?」

「 カジキが大型魚で、身質など、多くの点でマグロと似ていて、マグロの延縄で水揚げされるから、そう呼ばれるようになったよ。」

「 マグロの代用品ってこと?」

「そうなるんだけど、冬場の真梶木(マカジキ)は、別格の美味しさで、これまでに何度も使っているよ。」

「へぇ~。今日の芭蕉梶木は、どうなの?」

「食べたことはないけど、魚に詳しい魚屋に訊いたら、十分美味しいって。」

「ふ~ん。魚に詳しい魚屋って、変じゃね?」

「呼び方としてはね。でも、名前、違い、特性とか、色んなことを知っている人は少ないし、自分が使わない魚は、知らないもんだよ。」

「そんなもんなんだ~。あと、何で、親方は魚なのに、漢字で書くの?」

「カタカナで書くと、魚そのものになっちゃうし、漢字で書くと、料理になるからだよ。」

「・・・?」

「和食で献立を書く時は、魚の名前は、基本的に漢字だし、野菜も同じだよ。」

「だから、これまでも、そうだったんだ~。納得♬」

「あと、芭蕉梶木を仕入れることが出来たら、また教えてあげるね。」

「はぁ~い。」

芭蕉梶木に限らず、知らないというか、食べたことがない魚となると、一度が食べたくなり、もっと言うと、全ての食材についても、然りです。

この道に転がり、3分の1世紀が過ぎましたが、まだまだ知らないことも多く、「料理は、生涯勉強」を忘れることなく、仕事に臨み続けます。

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